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■ 千古温泉 「千古温泉」 〔 Pick Up温泉 〕



<千古温泉 「千古温泉」> 
(長野県上田市(旧 真田町)横尾6395、10:00~20:00、500円、毎月20日休、0268-72-2253)
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (温泉みしゅらん)

信州、小県にある根強いファンをもつ名湯。
旅館ですが日帰り入浴も広く受け付けています(現況、日帰りのみという情報もあり)。

千曲川支流、洗馬川の渓流に面した好ましげな佇まい。
かなりわかりにくい場所にありますが、いくつか看板があります。
近くには真田十勇士のひとり霧隠才蔵(猿飛佐助とも)が修行したとされる千古滝があります。
また、このお湯じたいも古く、真田十勇士の入湯伝説があるようです。

玄関先にはたくさんの剥製たちがお出迎え。
美人の噂高い若女将に料金を払って入場。
脱衣所・浴室ともにかなり狭いのが残念ですが、すでに脱衣所の鏡のフチからして真っ黒に硫化していて期待が高まります。


【写真 上(左)】 玄関
【写真 下(右)】 浴槽

洗馬川に面した男女別の浴室は、石造2-3人のこぢんまりとした浴槽のみで浴室内はイオウ臭プンプン。
岩の湯口から源泉を投入で側溝に排湯するかけ流し。
カラン3、シャワー・シャンプーあり、ドライヤーなし。
カランは見事なまでに真っ黒に変色しています。

日曜15時で2~3人と混雑 ^^;)
ちなみに、ここはかなりの人気湯でいつ行ってもたいてい浴客がいます。
おまけに冬場は湯気がもうもうとこもっています。
なので、いい浴室写真がありません(と、言い訳をする・・・(^^;))

かなり熱めのお湯は、薄い緑黄色に黒い湯の花をうかべ、イオウたまご味にかなり強烈なしぶ焦げイオウ臭が香る堂々たるイオウ泉です。
細かなアワつきに、よわいヌルすべもありますが、これはアワつきのせいかもしれません。
イオウ泉特有のスルスルとした湯ざわりもしっかり感じられます。
湯底には黒い沈殿物があり、足の裏やお尻が真っ黒になります。(たぶん硫化鉄のシワザ)
皮膚の油分が抜けたようなパサパサ感が出る面白い浴後感のお湯です。

しかし、火山地帯でもないのにこのイオウ泉は立派。
千曲川を挟んだ丸子温泉郷にもイオウ含みのお湯はありますが、それよりもはるかにイオウがきいています。
イオウ泉の浴感十分なお湯は、マニアにはマストのお湯かと思います。

単純硫黄冷鉱泉 24.4℃、pH=8.6、湧出量不明、蒸発残留物=528mg/kg、Na^+=139.4mg/kg、Ca^2+=38.7、Fe^2+=0.7、Cl^-=193.6、HS^-=12.8、SO_4^2-=54.0、HCO_3^-=60.4、メタほう酸=15.3、硫化水素=0.3 <H11.3.18分析> (源泉名:千古温泉)

<温泉利用掲示> 加水:なし 加温:あり 放流式(かけ流し) 殺菌剤:なし

■ブランドグルメ
〔 真田のふじりんご 〕
上田市のなかでも標高が高く昼夜の寒暖差が大きい南傾地の真田地区で採れるリンゴの味には定評があり、品種”ふじ”が有名です。
とくに限られた生産者によりつくられる「クラウンふじ」は逸品で、「真田十勇士」にちなんだオリジナル箱入りで出荷されます。(「上田市真田の郷振興公社HP」などを参考)

〔 2010/02/13UP (2002/11/24レポに加筆 (2002/11から数回入湯)) 〕


E138.17.54.748N36.26.12.622
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