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■ 塩壺温泉 「塩壺温泉ホテル」 〔 Pick Up温泉 〕



<塩壺温泉 「塩壺温泉ホテル」>
(長野県軽井沢町塩壺、11:00~21:00、原則無休、1,000円、0267-45-5441)
オフィシャルHP
紹介ページ (@nifty温泉)
紹介ページ (じゃらんnet)

軽井沢の数ある温泉のひとつ。
このところ「星野リゾート」のかげにかくれがちですが、鎌倉時代に源頼朝公により発見されたといわれる歴史ある古湯の一軒宿です。
このあたりでは初めての湯壺ということで「初壺」(しょつぼ)とよばれ、それが「塩壺」(しおつぼ)に転訛したようです。
森のなかにたたずむいかにも軽井沢らしいシックな大人向けのホテルで、バードウォッチングでも有名です。


【写真 上(左)】 エントランス
【写真 下(右)】 家族風呂

男女別の浴場と貸切家族風呂(11:00~14:00で日帰り客も利用可、料金別途2,000円/h)があります。
「憲政の神様」といわれた大政治家、尾崎行雄(咢堂)はこのお湯をこよなく愛し、「長命泉」と名づけたと伝わっています。


【写真 上(左)】 浴場入口
【写真 下(右)】 脱衣所

脱衣所はきれいにメンテされたつかいやすいもの。
石枠タイル貼15人くらいの大ぶりな内湯と石造5-6人の露天の2槽構成。
露天は軒下タイプながら、滝と池を配して和風に落ちついています。


【写真 上(左)】 露天-1
【写真 下(右)】 レトロな寝湯

内湯の一画には丸タイル貼のレトロな寝湯がふたつあります。
カラン11(内、ブース型1)、シャワー・シャンプー・ドライヤーあり。
平日14時で3人~独占。


【写真 上(左)】 内湯
【写真 下(右)】 露天-2

内湯は石の湯口から15L/minほどを投入+側面注入で数ケ所の排湯口へ上面排湯。
露天は石灰華のイガイガのでた岩の湯口から投入で、手前排湯口からの上面排湯。
露天は盛大な石灰華におおわれ、お湯の感じからしてもかけ流しかそれにちかい湯づかいかと思います。


【写真 上(左)】 内湯の湯口
【写真 下(右)】 露天の湯口

湯温は内湯で適温、露天はぬるめ。
翠がかってやや懸濁したお湯には白と茶色の浮遊物(内湯はほとんどなし)。露天にはこまかな気泡がただよっていますが、アワつきは確認できず。
磯の香+西上州系のセメント臭+微ミシン油臭+微焦げ臭+金気だし味+重曹味+微苦味の複雑な味臭。(内湯は若干の消毒臭があったかも。)
ツルすべと重炭酸土類系のひっかかるような湯ざわりにとろみをまじえた絶妙な浴感。
えらくあとを曳くお湯なので、なかなか脱出できません。
どちらかというと硬質なイメージのお湯で入りごたえがあります。


【写真 上(左)】 析出
【写真 下(右)】 露天の湯色

軽井沢では塩沢温泉(休業中)のつぎに重炭酸土類のつよいお湯かと思います。
イオウ重曹泉的な「トンボの湯」とは趣のちがうお湯なので、お金のある方は(^^)、はしごしてみるのも面白いかも・・・。

Na-炭酸水素塩・塩化物温泉 48.5℃、pH=7.4、湧出量不明、成分総計=2130.5mg/kg、Na^+=443.0mg/kg (72.88mval%)、Mg^2+=50.8 (15.81)、Ca^2+=41.1 (7.75)、Fe^2+=0.5、Cl^-=314.0 (33.00)、HS^-=0.3、SO_4^2-=170.0 (13.18)、HCO_3^-=876.0 (53.48)、陽イオン計=570.8 (26.44mval)、陰イオン計=1364.3 (26.85mval)、メタけい酸=179.4、メタほう酸=16.0、遊離炭酸=72.6、硫化水素=0.1 <H3.7.26分析> (源泉名:塩壺、星野共同井戸)

※ガイドなどではよく「炭酸泉」と紹介されていますが、遊離炭酸は72.6mg/kgにすぎず炭酸泉ではありません。たぶん「炭酸水素塩泉」を誤解して「炭酸泉」と紹介したのでしょう。(よくあるパターン (^^ )

<温泉利用掲示> 加水:なし 加温:記載なし 循環:あり 消毒:あり

■ブランドグルメ
〔 軽井沢のジャム 〕
外国人の避暑地、屈指の高級別荘地としてのながい歴史が育んだ軽井沢のジャム。
旧軽を中心に多くのお店がありますが、御三家といわれているのが、「沢屋」「中山」「こばやし」
それぞれ独自の製法をもち、バラエティあふれる品揃えと、洗練されたパッケージングはさすが本場の実力を感じさせます。

〔 2010/02/24 (2006/07入湯) 〕


E138.35.29.635N36.21.47.464
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