関東周辺の温泉入湯レポや御朱印情報をご紹介しています。対象エリアは、関東、甲信越、東海、南東北。
関東温泉紀行 / 関東御朱印紀行
■ 平山温泉 「龍泉荘」(御殿乳母の湯)
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住 所 :静岡県静岡市葵区平山136-6
電 話 :054-266-2461
時 間 :9:00~17:00(16:30受付止)
料 金 :500円/1h
■ 紹介ページ (@nifty温泉)
※ 営業状況・時間・料金・TELなどは、原則としてUP日時点の最新データに直してありますが、掲載内容を保証するものではありません。ご利用の際は必ず事前に各施設にご確認ください。
静岡市の山手、葵区にいくつかある自家源泉施設のひとつ。
本来は湯治宿のようですが、日帰り看板も出し、日帰り入浴にも応じています。
JR東海道本線「草薙」駅から北上する、県道201号平山草薙停車場線(竜爪街道)が新東名をくぐるすこし手前にあります。
「草薙」駅からだと8kmほどですが、静岡市は意外に北から山が迫っているので、このあたりはもう山あいの雰囲気です。
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【写真 上(左)】 石碑
【写真 下(右)】 Pのサイン
カーブを切ったすぐにいきなり「平山温泉 御殿乳母の湯」の石碑が目に入り、その手前に3台ほど停められるP。
P看板には「入浴料一回500円」とあります。
Pとなりがそれかと思いましたが、ここは単なる民家で、石碑のよこの坂道を下っていきます。
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【写真 上(左)】 ここを下っていきます
【写真 下(右)】 さらに下ります
途中から階段になりカーブしているうえ、途中にサインもないので、カーブの先までおりないとここがそうだかわかりません。
階段の下に湯治宿的佇まいの数棟。
この階段には単軌のレールが敷かれ、荷物運搬用らしきリフトも備えつけられています。
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【写真 上(左)】 建物がみえてきました
【写真 下(右)】 軌道つきの階段
玄関先には丁寧な案内看板。帳場にお宿の人。体勢からしてそれなりの日帰り客がいそうです。
帳場を抜けた暗い廊下に面して右が女湯、左が男湯。
左手に回り込むと休憩所(料金別途)。その手前の階段は客室へ向かうものでしょうか。
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【写真 上(左)】 表札
【写真 下(右)】 帳場
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【写真 上(左)】 料金表
【写真 下(右)】 渋い館内
昭和33年開館のこのお宿は古びてはいるもののよくメンテされています。
鄙びてはいるがB級ではないという、絶妙な年季の入り具合。
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【写真 上(左)】 休憩所
【写真 下(右)】 浴場入口
タイル貼りの脱衣所は狭くて暗めですが、窓ごしに浴場と外の風景がみえます。
浴場に入ったとたんにただようイオウ臭にびっくり。
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【写真 上(左)】 脱衣所
【写真 下(右)】 脱衣所から
つくりはさして手のこんだものではないですが、どこかいいしれぬ雰囲気があります。
となりの女湯との仕切の上部は抜けているので声がとおります。
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【写真 上(左)】 浴場
【写真 下(右)】 浴室からの景色
窓の外、すぐ手前に長尾川の沢。向かいの斜面は茶畑でその上方に新東名が走る立体的な景色。
手持ちの地図には、少し下流に「北沼上温泉」というのがあり(探索したがそれらしい施設なし)、長尾川沿いには湯脈があるのかも・・・。
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【写真 上(左)】 浴槽
【写真 下(右)】 源泉ライン
Rどりした正方形の青タイル浴槽は3つに仕切られ、手前が一番広くて3人ほど。窓側右手が2人、左手が1人ほどか。
川河のタイル壁越しに引き込んだ源泉ラインを浴槽中央の岩組みで受けてそこからの投入。
湯口はクリーム色のイオウの湯の花でおおわれています。
湯口のうえにはコップがおかれ、お湯の感じからしても加温源泉かと思います。
お湯はときおり止まるので、ある程度の量を加温して、それを流し込む方式かもしれません。
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【写真 上(左)】 窓側から
【写真 下(右)】 窓側、別の方向から
カラン1(水のみ)、シャワー・シャンプー・ドライヤーなし。
平日16時で2人~独占。
真っ黒に硫化した水カランですが、これは源泉ではないような気も・・・。
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【写真 上(左)】 硫化したカラン
【写真 下(右)】 湯口
湯口からは手前区画に注がれ、そこから窓側の2槽に流し込まれているので、手前は適温~ややぬる、窓側はぬるめ。槽内排湯はみあたらずオーバーフローは加温かけ流しかと思います。
お湯はうすく白懸濁し(手前槽の濁りがつよめ)、少量の灰白色の湯の花。
明瞭な苦味+弱たまご味+味のない味。しっかりとしたしぶ焦げイオウ臭によわいラムネ臭さえ感じられるすばらしい湯の香。浴後、肌にしっかり甘イオウ臭がのこります。
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【写真 上(左)】 湯口&湯色
【写真 下(右)】 湯色
静岡の山あいに多い、いかにもツルすべしそうなお湯ですが、意外にもぎしぎしとした湯ざわりで、これにイオウ泉系のするする感が加わります。
あたたまりはつよくなく、包みこまれるようなすこぶるやさしい浴感なので、出るに出られなくなります。一浴1時間制限としているのも、なるほどわかろうかというもの。
すばらしいイオウ泉で、イメージ的には「美肌湯」の名湯”カブラヲ温泉”をやさしくした感じかな?
それにしてもなんということもない立地に、こんなお湯を隠しもつとは静岡市おそるべし!
お宿のたたずまいも温泉好きの琴線にふれるものがあるので、ここはマストかと。
〔 源泉名:不明 〕 <分析年月日不詳>
単純硫黄泉(Ca・Na-HCO3型) 泉温・pH・湧出量不明、イオン総計(TIM)=127.93mg/kg*
Na^+=9.523mg/kg (20.77mval%*)、Mg^2+=2.301、Ca^2+=27.121 (67.85*)、Fe^2+=0.195
Cl^-=8.332 (14.27*)、HS^-=記載なし、チオ硫酸イオン=10.691 (11.56*)、SO_4^2-=8.953 (11.31*)、HCO_3^-=57.784 (57.49*)、CO_3^2-=2.651
陽イオン計=39.54* (1.99mval*)、陰イオン計=88.40* (1.64mval*)、メタけい酸=14.711、硫化水素=1.321
*)面白そうな泉質なので筆者にてmval%などを概算してみました。(*印値)
※ チオ硫酸イオン=10.691mg/kgというのは、ちょっと記憶にありません。
■ブランドグルメ
〔 静岡おでん 〕
大正時代から伝わるという静岡市のB級的ご当地グルメ。
真っ黒な出し汁に名物黒はんぺん、練りもの、大根、卵、じゃがいもなどが竹串にさされ煮込まれています。
青海苔、鰹節、味噌だれなどをつけて食べ、地元では「しぞ~かおでん」というそうです。
〔 2012/08/18UP (2012/08入湯) 〕
E138.25.42.670N35.3.1.240
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