神はそれでも意地悪に僕らの魂をいつかは取り上げるのだろう

クズと思われても仕方がない赤裸々な日記。

括約筋をめぐる冒険/前編

2013年05月18日 23時10分43秒 | 日記
「発展場」という言葉をご存知だろうか。
男性にしか性的快感を見出だすことが出来ない男性(所謂ゲイ)が集まってその場限りのパートナーを探す場所のことで、主に成人映画館などが多いと言われている。
そういう場所は日本の各所に存在する。彼等はひっそりと(時には大胆に)自らの性的欲求を満たすべく、同性との出会いを求めて発展場を巡る。
K県のH町にも、有名な発展場がある。
そこはポルノを専門にした場末の映画館で、それを観ながら、彼等は自分のパートナーを探し、カップルが成立すれば別の場所で(もしくは、その場で)性的な交渉を行う。

そんなアウターゾーンに乗り込もうと言い出したのはTだった。

「新しい冒険がしたくないのかよ?」

もちろん、俺は二つ返事でオーケーした。例え、自らの括約筋が二度と使い物にならなくなってしまったとしても、俺はやらなければならない。それが俺とTとの固い友情だから。

我々がH町に降り立ったのは、確か2009年の冬だった。
夜8時。二人とも緊張していた。果たしてお尻の貞操を守れるだろうか、と。万が一、痛みが快感に変わってしまったら…。

そんな中、いざ突入。



…つづく

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