人生黄昏時

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沖縄の仏教 【16】

2017年10月05日 00時02分11秒 | 日記

 袋中良定上人 <5>

袋中に厚く帰依した、馬幸明が琉球は神国であるのに

未だその伝記がない、是非とも書いて欲しいと袋中に懇願した

 

袋中は旅行中の身であることを理由に断ったが

あまりに懇願するので

琉球神道記五巻・琉球往来記一巻を著わした

 

檀王法林袋中上人―琉球と京都の架け橋・飯岡西方寺関山記

寤寐集(ごびしゅう)などに、その経緯がしるされている

 

また、馬幸明という人物についても詳しく記述されている

馬幸明は那覇港に勤める士族、国土黄冠の中で

最高位となる位階三位で王府の高官であるとしている

 

しかし、沖縄では、王、その一族、上級士族には

すべて家譜(系図)を作ることが決められていた

馬幸明に関する、家譜がない

 

袋中の著書には、詳しく、多く記されている

そのため実在の人物であると推測されている

 

袋中の著書、琉球神道記から

沖縄の正史である、中山世鑑・地誌・琉球国由来記などは

参照、資料とされていることが多々あると

歴史学者の東恩納寛惇は述べている

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