Akatsuki庵

日々と向き合って

南部の茶釜

2009年03月20日 00時01分00秒 | 美術画廊・ギャラリー
『十五代 鈴木盛久展』
銀座一穂堂サロン
※3月29日(日)まで

江戸初期(1625年)から続く工房を受け継ぐ日本初の女性釜師による個展。
南部鉄器の茶釜は物産展でチラッと観ただけ。
一瞬、「女性が作ったの?」と意外な印象。
でも、じっくり観ると繊細な細工と優しい形(デザイン)に癒される。
なるほど、女性らしい感性だなと思う。

上から見ると花の形の釣釜、細かくはないんだけど均等な間隔が心地好い霰釜。
環(カン)とか蓋の摘みがとてもお洒落。
少し赤みがかった茶色の肌合いが形を引き立てていた。

ちょっと驚いたのは、内側の鳴り板。
五百円硬貨より一回りほど大きい丸いのが一枚。
これでお湯を沸かしたら、どんな松風の音なんだろう?
聴いてみたい。
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