てつがくカフェ@あいづ

会津三島町で哲学カフェを始めました。
専門知識はいりません。
みんなで哲学的な問いを考えましょう!

第1回てつがくカフェ@あいづ 報告

2016-09-16 00:51:17 | てつカフェ 報告
9月10日(土)はてつがくカフェ@あいづの誕生日となりました。
てつがくカフェ@あいづの世話人たちは当日を迎えるまで3人で顔を合わせることができず、
準備など不安なこともたくさんありましたが、当日は川口高校の生徒さん4人を含む23人もの参加者に恵まれました。
そして、てつがくカフェ@ふくしまの参加者の方々にも応援に来ていただきました。
最初のてつカフェとしては十分すぎるほど多くの参加者だったと思います。
参加してくださったみなさん、本当にありがとうございました。

今回は最初のてつがくカフェとして「友だち、いる?」というテーマに設定しました。
とても身近なテーマであるにもかかわらず、なかなか明確な答えにいきつけないなかなかな難問だと思います。
てつがくかふぇ@ふくしまのような丁寧な解説やまとめはとても出せそうになりので、
カフェに参加した方の気になる一言(つぶやき?)だけ抽出してみようかと思います。
すぐに結論に行きつかなくても、折をみて考え続けて欲しいので、こういう形で残しておこうと思います。
それにしても、高校生の発言に「どきっ!」とさせられることも多く、考えさせられます。




〇友人=うっとおしい

〇「友達」…年齢が違うと呼びづらい ⇔ そんなことはない

〇友人は「作る」ものなのか? 「できる」ものなのか?

〇「友達」と「仲間」って違うはなんだろう? 目的があるかないか?それとも仲間意識という意識の問題なのだろうか?

〇仲間ができるとそれ以外の人に対する配慮がなくなる=排他性

〇「友達」とは一方的な関係で慣れるのか?

〇「私は○○(人の名前)と友達だよ」という相手に直接言うことはできるが「私たちって友達だよね?」とは聞けない。

〇学校での友人関係=その場に居合わせただけの集団=目的がない「仲間」。学校を卒業して関係が切れても残っていくもの=友達

〇学校内の友人関係には階級が存在する→「スクールカースト」。階級が違うと、この人とは友達になれないと思う

〇「友達」というくくりがなければ、いじめは起きない

〇大人は「友達とは仲良くしなければならない」というがはたしてそれは本当か?仲良くしましょうと言われても、何かすると必ず優劣が発生してもらう

〇友人<親友(気を遣うけど、気心が知れる人)<「安定」(気を遣わずにいれる、気心が知れる人)が存在する

〇関係性の呼び方=信頼関係の太さによって決まる

〇「信頼」と「信用」の使い方の違い。「信頼」しているじゃなくて「信用している」と言われて嬉しかった。

〇全面的に気を遣う⇔気を使わないの違い。好きだから気を遣うのではないか?嫌われたくないからこそ気配りをする。

〇今の教育=「友達と仲良くしろ」。それがそもそもの間違いでは?

次の第2回てつがくカフェ@あいづの日程はまだ決まっておりません。
2か月に一回くらいのペースでできれば理想的だと思います。
また、みなさんでお誘いあわせの上、三島町のioriカフェにお越しください
(カフェマスターの代わりに宣伝してしまいました)。