懐かしい山里の風景を見ながら帰る途中で、今回も
古い木造校舎が目に入りました。
一度、通り過ぎてしまいましたが、Uターンして見学させて
もらうことにします。
旧黒羽町立須賀川小学校です。
現在の住所は、栃木県大田原市須賀川1740-1
帰ってから少し調べて見ると、閉校になったのは、平成18年でした。
創立が、思っていたより新しく、昭和30年です。
地域で産出した木材を使い、職人が丹精込めて完成させたのでしょうか。
校庭へ入るにはクサリがありましたが、見学しても大丈夫そうですので
ちょっと、お邪魔して見学させていただきます。
二階建ての堂々とした立派な校舎ですね。
窓も木枠で造られています。
これは、二階からのダストボックスですね。
窓から、ちょっと中を覗いてみると、とてもノスタルジックな
感動がこみ上げて来ました。
懐かしくて、出来の悪い頭の中から、中也の詩の一節を
思い出しました。
・・・・・・
それは日曜日の渡り廊下、
――みんなは野原へ行つちやつた。
板は冷たい光沢《つや》をもち、
小鳥は庭に啼《な》いてゐる。
締めの足りない水道の、
蛇口の滴《しづく》は、つと光り!
土は薔薇色《ばらいろ》、空には雲雀《ひばり》
空はきれいな四月です。
・・・・・
前回立ち寄った、旧上岡小学校にも行って見ました。
今NHKで放送されている朝ドラ、花子とアン では
花が通った山梨県の尋常小学校のロケに使われていました。
休日には、咲き始めたサクラと一緒に撮影に訪れる人もいるそうです.
遊具も、まだ残っているので、子供が遊びにきても良さそうにも
思えますが、子供の姿はありません。
鉄棒があったので、逆上がりをしながら、咲き始めた桜を見て
帰路につきました。
4月 8日
冷たい光沢の板、木枠のガラス窓
大掃除した(させられた)ときのことなど、思い出しました。
木造校舎には、桜の花が合いますね。
逆上がりなんて、私はもうできないでしょうね。(^^;
山里の風景に、この校舎があると
タイムスリップしたような感覚になりました。
とても綺麗に保存してあり、経費は掛かるでしょうが
このまま保存してほしいですね。
校舎は天井が高く、下駄箱など、そのままで
懐かしい匂いまで感じてしまいそうでした。
懸垂一回できれば、逆上がりもすぐできますよ~