サルフェーションってご存知でしょうか。
サル顔のことではありません。(笑)
車やバイクの電装用のバッテリーの「持病」のことです。
電極板の機械的な強度などから言えば、バッテリーは本来10年ぐらいは使用できる設計になっているそうです。ところが実際は長くて4年ぐらいでエンジンスタートが出来なくなるのではないでしょうか。
これは、バッテリーが放電する際に出来る硫酸鉛の結晶が電極板に付着して電気抵抗となり、また、電解液の比重も下がって、結果的には徐々にバッテリーの容量が小さくなってしまう現象です。
実際、昔のバイク用の6Vバッテリーのような半透明のケースだと、黒い極板に白く硫酸塩が付着している様子が見えました。これがサルフェーションです。
私が以前所有していたバイク、ホンダ・イーハトーブやダックス、モトコンポなど6V電装のバイクのバッテリーは、すぐダメになったものです。
MFバッテリーでも、毎日乗っていても通勤のように充電より放電している時間が多いパターンでは、4年ももたない感じでした。
今、我が家のガレージにはスパーダとアドレス110、Dioと3台のバイクがいます。一番酷使されているのが、娘からのお下がりのDio(もう10年選手です)で、これには平日ほぼ毎日のっています。
天気が良くて雨の心配が全くない日は(笑)、快速アドレス(2005年納車です)の出番です。
左がDio、右はアドレスです↓
しかし、スパーダ(納車から20年以上たっています)には年数回しか乗りません。というのは、通勤経路に一部狭い通学路があり、そこは通学時間帯は車は通行禁止、バイクもエンジンを切って押していかなければならないのです。その間にはけっこうなアップダウンがあるので、非力な私にはスパーダの手押しは無理です。
夏と春、正月の休みは通れますが、普段乗っていないとバッテリーは上がってしまい、なんとか出かけても、帰りは押し掛けということが多々ありました。
こういう状態なので、バイクのバッテリー管理は頭痛の種でした。なんとかサルフェーションが防止できないかと考えていました。
↓ 21歳の高齢バイク、スパーダです。乗っている私も高齢です(笑)
でも、走行距離はご覧のとおり ↓
ところが、世の中には賢い人がいるものです。簡単に頑固な硫酸鉛を電極板から引きはがす方法を考えてくれました。
原理は簡単で、微弱な高圧パルス電流をサルフェーションを起こしたバッテリーに流すと、びっしり付着した硫酸塩も剥がれて電解液中に戻り、その状態で充電したら硫酸鉛が硫酸と鉛に分解され、バッテリーが復活するというのです。
回路もシンプルで、大阪なら日本橋などで部品を調達すれば、簡単に自作できます。
しかし、インターネットで検索したら、自作とそれほど変わらない値段で、コンパクトに製品化された商品が多数売られていました。まずは試しにと、早速ポチっとして、その有り難い装置(以下「バッテリーパルサー」といいます)を手に入れました。
まずテストしたのは一番弱っていたアドレス110のバッテリーです。このバイク、実によく走り良く曲がってくれる傑作バイクですが、購入4年を経過した2009年秋には、すでにセルモーターの回転が覚束なくなっていました。ボタンを押してもグッグッというだけで回らないのです。
出勤のため補充電しても、サルフェーションが進行しているため、すぐ満充電のランプが付きますが、実際は出来ていないのです。このため往路は始動できても、帰りにはセルが回らないのです。仕方なくキックで始動して乗っていました。
注文した商品が届いたので、休日に外したバッテリーにパルサーと充電器を並列でつないで実験開始。4日間そのまま放置して、再びバイクに戻しました。ドキドキしながらセルボタンを押しました。
結果は見事に回復、勢いよくセルモーターが回り、始動しました。快調そのもので、充電のための負荷が減ったせいか、エンジンの吹け上がりもよくなっています。
はっきり効果が確認できたので、車体内にパルサーを固定してバッテリーの両端子に接続し、フロート充電機能のついた充電器でパルサー自体の消費電流を常時補うようにして、バッテリーを管理することにしました。
充電器との接続は、鰐口の変わりにシガーライターのプラグを充電器のコードに付け、同ソケットを車体に設置して、ワンタッチで接続できるようにしました。
このソケットは、バイクナビの電源としても役に立っています。充電器側コードにはパルスの逆流を止めるためトライダルコアを付けています。
キーの上に充電用シガーソケットを付けました ↓
Dioにも同様に取り付けました。もちろんスパーダにも付けています。おかげでアドレスは6年目になる今もバッテリーは好調、スパーダでも何度か出勤しましたが、いつでもセル一発で始動しました。もう安心です。
Dioは一番小さいバッテリーですが、フロート充電を忘れて2、3日たっていてもパルサーのパイロットランプは点灯しています。過放電防止のためにある電圧以下になると作動が止まるのですが、バッテリーの容量が確保されているためかずっと作動し続けていました。
メットインに設置しています。フロート充電中です↓
充電器です ↓ フロート充電の表示になっています
カー用品にはオカルトまがいのものも多いのですが、このバッテリーパルサーは原理も明快で、どれを選んでも劇的に効果を発揮します。
週末にしか乗らないプリウスにも四輪用のものを買い求めて、納車直後に装着しました。
これがちゃんと動作しているかどうかは、AMラジオを近づけたらノイズが聞こえるので簡単に確認できます。
サル顔のことではありません。(笑)
車やバイクの電装用のバッテリーの「持病」のことです。
電極板の機械的な強度などから言えば、バッテリーは本来10年ぐらいは使用できる設計になっているそうです。ところが実際は長くて4年ぐらいでエンジンスタートが出来なくなるのではないでしょうか。
これは、バッテリーが放電する際に出来る硫酸鉛の結晶が電極板に付着して電気抵抗となり、また、電解液の比重も下がって、結果的には徐々にバッテリーの容量が小さくなってしまう現象です。
実際、昔のバイク用の6Vバッテリーのような半透明のケースだと、黒い極板に白く硫酸塩が付着している様子が見えました。これがサルフェーションです。
私が以前所有していたバイク、ホンダ・イーハトーブやダックス、モトコンポなど6V電装のバイクのバッテリーは、すぐダメになったものです。
MFバッテリーでも、毎日乗っていても通勤のように充電より放電している時間が多いパターンでは、4年ももたない感じでした。
今、我が家のガレージにはスパーダとアドレス110、Dioと3台のバイクがいます。一番酷使されているのが、娘からのお下がりのDio(もう10年選手です)で、これには平日ほぼ毎日のっています。
天気が良くて雨の心配が全くない日は(笑)、快速アドレス(2005年納車です)の出番です。
左がDio、右はアドレスです↓
しかし、スパーダ(納車から20年以上たっています)には年数回しか乗りません。というのは、通勤経路に一部狭い通学路があり、そこは通学時間帯は車は通行禁止、バイクもエンジンを切って押していかなければならないのです。その間にはけっこうなアップダウンがあるので、非力な私にはスパーダの手押しは無理です。
夏と春、正月の休みは通れますが、普段乗っていないとバッテリーは上がってしまい、なんとか出かけても、帰りは押し掛けということが多々ありました。
こういう状態なので、バイクのバッテリー管理は頭痛の種でした。なんとかサルフェーションが防止できないかと考えていました。
↓ 21歳の高齢バイク、スパーダです。乗っている私も高齢です(笑)
でも、走行距離はご覧のとおり ↓
ところが、世の中には賢い人がいるものです。簡単に頑固な硫酸鉛を電極板から引きはがす方法を考えてくれました。
原理は簡単で、微弱な高圧パルス電流をサルフェーションを起こしたバッテリーに流すと、びっしり付着した硫酸塩も剥がれて電解液中に戻り、その状態で充電したら硫酸鉛が硫酸と鉛に分解され、バッテリーが復活するというのです。
回路もシンプルで、大阪なら日本橋などで部品を調達すれば、簡単に自作できます。
しかし、インターネットで検索したら、自作とそれほど変わらない値段で、コンパクトに製品化された商品が多数売られていました。まずは試しにと、早速ポチっとして、その有り難い装置(以下「バッテリーパルサー」といいます)を手に入れました。
まずテストしたのは一番弱っていたアドレス110のバッテリーです。このバイク、実によく走り良く曲がってくれる傑作バイクですが、購入4年を経過した2009年秋には、すでにセルモーターの回転が覚束なくなっていました。ボタンを押してもグッグッというだけで回らないのです。
出勤のため補充電しても、サルフェーションが進行しているため、すぐ満充電のランプが付きますが、実際は出来ていないのです。このため往路は始動できても、帰りにはセルが回らないのです。仕方なくキックで始動して乗っていました。
注文した商品が届いたので、休日に外したバッテリーにパルサーと充電器を並列でつないで実験開始。4日間そのまま放置して、再びバイクに戻しました。ドキドキしながらセルボタンを押しました。
結果は見事に回復、勢いよくセルモーターが回り、始動しました。快調そのもので、充電のための負荷が減ったせいか、エンジンの吹け上がりもよくなっています。
はっきり効果が確認できたので、車体内にパルサーを固定してバッテリーの両端子に接続し、フロート充電機能のついた充電器でパルサー自体の消費電流を常時補うようにして、バッテリーを管理することにしました。
充電器との接続は、鰐口の変わりにシガーライターのプラグを充電器のコードに付け、同ソケットを車体に設置して、ワンタッチで接続できるようにしました。
このソケットは、バイクナビの電源としても役に立っています。充電器側コードにはパルスの逆流を止めるためトライダルコアを付けています。
キーの上に充電用シガーソケットを付けました ↓
Dioにも同様に取り付けました。もちろんスパーダにも付けています。おかげでアドレスは6年目になる今もバッテリーは好調、スパーダでも何度か出勤しましたが、いつでもセル一発で始動しました。もう安心です。
Dioは一番小さいバッテリーですが、フロート充電を忘れて2、3日たっていてもパルサーのパイロットランプは点灯しています。過放電防止のためにある電圧以下になると作動が止まるのですが、バッテリーの容量が確保されているためかずっと作動し続けていました。
メットインに設置しています。フロート充電中です↓
充電器です ↓ フロート充電の表示になっています
カー用品にはオカルトまがいのものも多いのですが、このバッテリーパルサーは原理も明快で、どれを選んでも劇的に効果を発揮します。
週末にしか乗らないプリウスにも四輪用のものを買い求めて、納車直後に装着しました。
これがちゃんと動作しているかどうかは、AMラジオを近づけたらノイズが聞こえるので簡単に確認できます。
メーカーは大橋産業株式会社で、
充電器は↓の1734というタイプです。
http://www.bal-ohashi.com/charger_battery/1734.html
併用するパルサーは↓のエコピュアです。
http://www.ecosave-p.com/syouhin.html
パルサーと並列に接続します。
充電器はワニ口クリップですが、Dioとアドレスにはシガープラグのほうが便利なので、付け替えました。
これでよろしいでしょうか?