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初めてのイギリス旅行だったのですが‥ 最終回

2011年03月02日 | 旅行
いつまでも続くように思えたイギリス旅行も、とうとう終わりの日が近づいてきました。

潮の引いたセント・マイケルズ・マウントを後にして、近くのペンザンスのクィーンズ・ホテルで昼食となりました。
↓引き潮のヨットハーバーです。ヨットが刺さっています(笑)


その後、コーンウォール半島の最先端、ランズエンドに向かいました。

そこはイギリスには珍しく、土産物屋など商業施設がたくさんある観光地でした。岬の先端部には景色の案内板などがあり、柱状節理の岩場が大西洋に突き出しています。
でもまあ、それだけのものですね。「時間があれば行って見たら」クラスの場所です。(笑)


余談ですが、似たような景観として、ポルトガルのロカ岬が有名ですね。あちらはヨーロッパ大陸の最西端で、スケールも大きかったです。機会があれば行ってみてください。

ランズエンドの近くに、「ミナックシアター」がありますが、こちらは「必見」クラスの超お勧めスポットです。後年訪問して、本当に感銘を受けました。また、紹介させていただきます。

そのあと、私たち一行はセントアイブスに向かいました。
ここは陽光の穏やかなリゾート地で、またサーフィンや、芸術家のコロニーとして、陶芸家バーナード・リーチと濱田庄司ゆかりの地として有名ですね。
しかし、観光を期待していたのですが、時間がなく、海岸を散策しただけで終わりました。残念でした。


断崖や湾に沿って曲がりくねった路線を走る景色のいい鉄道も、写真を取っただけです。(笑)


この日もまたグランドホテルに泊まりました。夕食後またトーキーの駅の周辺をうろうろしました。

翌日はエクゼターの駅までバスで行き、そこからロンドンのパディントン駅まで電車の旅でした。


とうとう、いろいろあったバス旅行も終わりです。10日あまり苦楽(笑)を共にした、運転手のシドニーさんともお別れです。バスの乗降口でお別れの握手をしたら、「マイクを直してくれてありがとう」といわれました。


列車は指定席でなかなか快適でしたが、もうこの旅行も終わりかと思うとさびしかったですね。
パディントン駅でバスが待っていたので、荷物を運んで、ロンドン観光に出発しました。
お定まりのコースで、バッキンガム宮殿やトラファルガー広場、ウェストミンスター寺院やビッグベン、ロンドン塔などを買物も含めて慌ただしく回りました。半分はバスの車窓からの観光で、ただ外観を見ただけでした。

↓バッキンガム宮殿の前で


ロンドン塔です。


ガイドのHさんともバスの中でお別れをしました。英国史の知識はたいしたもので、とうとうと王室の歴史を語ってくれました。


イギリス最後の宿舎はケンジントンのヒルトンホテルでした。

疲れもあって、夕食後、みなさんとホテル内のアンティークの売店などを冷やかした後、荷物を片づけてバタンキューでした。

ところが!
未明に突然けたたましくベルの音がなり、熟睡からたたき起こされました。
何事かと思ってドアの外に出たら、添乗員さんから、「火災警報が鳴ったので、手荷物だけ持ってロビーに降りてください」との指示がありました。

↓憮然として座っています(笑) 


半分眠気でぼんやりしながら、ロビーで待機することになりました。でも館内放送はありません。非常用照明だけの暗いロビーは、こんなにたくさん泊まっていたのかと思うくらいの人数の客がいましたが、いくら待っても館内放送はありません。


そのうち、館内の点検のため外に出てくれという従業員の指示で、ぞろぞろと外に出ました。
夏とはいえイギリスの朝は結構冷えます。
しばらく外で立ったまま待っていました。そしてようやく、警報は解除となり、部屋に戻りました。

やはり最後まで、トラブルは付きまといましたね。
一同すっかりぐったりとして、遅くなった朝食をとり、ホテルを後にしました。ヒースローについて、飛行機に乗り込むまでの間、待合ロビーで、みんな黙りこくったまま、うたたねしたりしていました。

この旅行が、私たち夫婦にとって初めてのイギリス、そしてヨーロッパの旅でした。

スコットランドからコーンウォールまで、長躯バスで移動したおかげで、イギリス各地の大体の距離感覚がつかめ、その後レンタカーで旅をするのに大いに役立ちました。なんとか私たちの拙い会話能力でも、最低限の意思疎通はできたのも、個人旅行に踏み切れた契機になりました。
なにより、旅行の途中で見かけた美しい自然景観、とくにスコットランドの湖や山岳の景観、そしてエジンバラに代表される歴史ある街並み、これらをゆっくり楽しみたいという思いが、その後のイギリスの旅の原点になっています。

ハプニングも含めて、いろんな意味でこの旅行は面白かったです。
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