セカンドライフ 

歳を重ねるのも悪くはない

友を送る・・・

2017-03-26 | セカンドライフ
 朝から冷たい雨が降っている。室内でのんびり生活を過ごそう。三月なのに真冬の様な寒さ。
昨日は船橋市に生活していた、15歳からの友達を見送った。高校時代は15歳でバレーボール部入部の際からのお付き合いが始まった。
三つ編みで小柄な女学生だった。2008年春に、乳がんを発病し「何で私が・・・」と無念、悔しさで泣いていたっけ。立派な主婦で、お食事だって手抜きをせず、家事も全て手をかけてこなして来たのにと口惜しがっていた。しかしその後のリハビリもジムに通い「大丈夫」と言われる丸5年間をお見事!と言う程頑張り尽した。本当にお見事な頑張りだった。食事会も、旅行も明るい笑いで参加をしていた。他人の企画でも一切文句も言わず堪能して呉れた。敵はそんな彼女を無視するかの様に、あちらこちらと蝕ばんだ。
半世紀越えの年月を、穏やかに共に過ごした。優しい性格でメンバー6人組の潤滑油にもなって呉れた。長い間遊んで呉れて本当に感謝している。
お棺の中にはカラフルな春のお花を沢山入れ、深紅のバラの花びらをこれでもかと散りばめた。天女の様な細面ホソオモテの表情が美しかった。此れまで苦しみの中見せていた表情も消え去り、頬は冷たかったけど、「楽になったね」と思った。残されたご長男君も長い闘病生活を見守って来たせいか、悲しみよりも安堵感(痛みから解放され)が顔に出ていた。私達の高校の後輩でもある妹さんは献身的に船橋の病院で看護をして来たので、送った後の寂しさはいかばかりかと・・・。9年間長かったね。安らかに・・・。