沼ノ平から磐梯山を望む
磐梯山をきかっけに、夏山に行くときの確認事項に標高が加わった。2000メートル以上あるか?
とにかく暑くて、汗だくになって、のどがカラカラになりバテバテになった山行だった。汗だくになるということは、それだけ体から大量に水分が外に放出されているのだから、相当な負荷が体にかかっている。当然バテるのも早い。行程が長いとかなりつらい山行になる。
では、そんな暑さを避けるにはどうしたらいいのだろう。ここ数年来35℃の猛暑日が連日続くようになってしまったから、登山者には深刻な問題になりつつある。最近目にするようになったのは、前夜に登山口まで行って車中泊、早朝から登り始めるパターン。山慣れているベテランは、よくやるようで、山の神と私が山頂目指して登っているときに、もう涼しい顔で下ってくる人たちによく出くわすようになった。10年前にはあまり見受けられなかったけれど、最近とみに増えたような気がする。暑さ対策になるし、早く下山できるので時間を有効に使えるという利点がある。しかし、車中泊はあまりよく眠れないという欠点もある。
もうひとつ。それは、高い山に登ることだ。少なくとも山頂の標高が2000メートルくらいあれば、100メートルで0.6℃気温が下がるとして、下界が猛暑日の35℃としても、35-12=23℃の気温ということになる。でも23℃だと暑いか。ちょっとでも下山し始めると、たちまちヒーターのなかに突入することになってしまう。そのあたりは天気予報の気温と標高を考えて山選びということになるだろうか。
ああ、それにしてもこの五色沼と磐梯山山行は小憎らしいほど暑かった。キャンプ場も耐え難い暑さで寝苦しかったし。そうそう、キャンプ場も気温と標高をよくチェックしたほうがいいですよ!