目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

十枚山・山伏Part1

2015-04-04 | 山行~南アルプスとその周辺

十枚山 標高1719m 静岡・山梨県

2006年5月4日(木・祝) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 8:50中の段9:00--9:40登山口9:45--10:00頃 直登分岐点--10:55涸れ沢過ぎた地点11:05--11:40十枚山山頂(昼食)12:25--十枚峠--13:40直登分岐点13:45--14:25中の段

前日の5月3日は国際フォーラムにて行われていた「ラフォルジュルネ」で、モーツアルトを聴くという文化的な1日を送り、開けて5月4日、1泊2日の山行に出発した。

4:38家を出発し、まずはコンビニで買出しをし、5時台早々に東名に上がった。交通量は比較的多いが、順調に流れていた。富士山の眺望抜群の富士川SAに入って朝食をとり、再び走り出す。その直後何をしゃべっていたのかは覚えていないが、山の神とのおしゃべりに夢中になり不覚をとってしまった。下りる予定だった静岡ICをはるかに越えていた。せっかく順調だったのにとがっくりと肩を落とし、次の焼津ICで下りて1号線を引き返した。その後予定の道、205号、29号を走って真富士の里に入り休憩をとった。駐車スペースのある中の段には8:50に到着した。モタモタしていたせいで、すでに7,8台停まっていて、もう車を停める余地はなかった。しかたなくUターンして少し下の路肩に車を停めた。

 
左:中の段下の駐車スペース 右:十枚山登山口

9:00身支度を整えて、山の神と出発する。思いのほか車道歩きが続く。そのうち茶畑のところで動くものを発見した。群れからはぐれたのか、あるいは逃げ出したのか、野生のニホンザルが一匹いた。われわれに気づいて、りんごを咥えて一目散に逃げていく。

9:40「熊出没注意」の看板がデカデカと出ている場所に出た(右上の写真)。一瞬最初の分岐に到着かと思ったのだが、登山口に着いただけだった。まだ登山口かよとショックを隠せない私を尻目に、山の神はザックをおもむろに下ろして何事もなかったかのようにお茶を飲んでいる。私もお茶をすすって気を取り直してザックを背負うと、おじさんが一人下ってきた。もう登ってきたのか!

 
左:杉林が続く 右:十枚山山頂。背中を向けているのは山の神

分岐を10:00頃通過し、10:55涸れた沢を過ぎてから、やれやれと休憩にした。その後は急登続き。やがて視界がパッと開け、冠雪した南アルプスの峰々が目に飛び込んでくる。

11:40十枚山山頂に到着した。山頂は、団体やグループがいて大賑わい。GWだから余計多いのだろう。鐘の下がおあつらえ向きに空いていたので、そこを陣取って山の神と昼食にした。


十枚山からは、下十枚山がおわんを伏せたようなきれいな形で見える

12:25山頂を後にし、まずは十枚峠へ下り始めた。真ん前には下十枚山の立派な姿が見えていたが、今回はパスした。しかし、山頂でいっしょだった団体さんは下十枚山に取りついている。中の段から登る人は、下十枚山もルートに組み込むことが多いようだ。

 
2点とも:直登分岐点

休まず十枚峠を通過し分岐まで下った。疲労困憊だ。ここで5分ほどの休憩を入れて、あとは一気。14:25無事愛車のジムニーに戻った。疲れのせいか最後の車道歩きが非常に長く感じた。

 梅ヶ島キャンプ場

15:00前、宿泊を予定していた静岡市営の梅ヶ島キャンプ場に到着した。このキャンプ場をよく調べずに行ったのだが、受付で予約がないと宿泊できませんといわれ、愕然とさせられた。予約なんてまったく念頭になかった。ただ今回は空きがあるので、特別にOKですとなった。ホッと胸をなでおろし、リヤカーにテント道具一式を積み込んでテントサイトに移動する。登山者は見た限り誰もいなくて、純粋なキャンパーばかり。居心地の悪さを感じつつも、住めば都と思えば何のその。日が傾き、晩飯の支度にとりかかる。メインディッシュは焼肉。ビール片手にジュージュー焼いて、山の神との晩餐を楽しんだ。

Part2山伏へつづく


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