目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

鉢伏山&古銭を拾った二ツ山

2011-06-08 | 山行~八ヶ岳とその周辺

鉢伏(はちぶせ)山 標高 1928m 前鉢伏山 1836.1m 二ツ山 1826m 長野県

2007年6月17日(日) 晴れ

メンバー 山の神と私

コースタイム 8:48鉢伏山荘駐車場9:00--9:15前鉢伏山9:20--9:35鉢伏山荘9:45--10:05鉢伏山10:20--11:45頃 二ツ山(昼食)12:40--13:33ピーク13:40--14:00鉢伏山荘駐車場

01img_0806 いつものように5:00起きでバタバタと用意して出発。中央道の談合坂SAで朝食をとり、諏訪湖SAでカーナビに高ボッチをいれる。諏訪湖沿いを抜けて、高ボッチスカイラインに入ると舗装はされているが、狭いくねくね道が続く。

鉢伏山荘には8:48に到着した。駐車場代¥500。マイカーはこの時点では数台しか駐車しておらず少なかったが、すでにマイクロバスが2台停まっていて、カメラ片手のハイカーがそこここにスタンバイしていた。

9:00バスの団体とほぼ同時のスタートとなる。前鉢伏山には15分ほどで到着する。展望の山だ。予想していたとはいえ、見渡す限りの絶景に息をのむ。松本の街の向こうには冠雪した北アルプスの峰々が連なっている。乗鞍、御嶽、美ヶ原、八ヶ岳、南アルプス、中央アルプスと晴れていれば、もう思いのままの眺望を手に入れられる。

002img_0809 北アルプス

鉢伏山荘に戻って、有料(¥100)トイレによって休憩。今度は反対側に進んで、鉢伏山へ。ここも前鉢伏山同様、展望の山だ。こちらのほうが当然ながら人が多くて、三脚立てて撮影に余念のない人が大勢いる。

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左:前鉢伏山側から見た鉢伏山 右:鉢伏山山頂

遠くには富士山のお姿も見える。いつまでもこの景色を眺めていたい、それほどすばらしい鉢伏山からの景色だ。今回は歩くのも目的のひとつなので、次の二ツ山を目指して10:20山頂を後にする。

003img_0818 鉢伏山から富士山

6月とはいえ、太陽が天頂に向かうと、日差しはジリジリと照ってきて真夏なみだ。二ツ山を目指す人は少なく、登山道を歩く人はまばらだ。アップダウンと少しのヤブこぎを制して、二ツ山山頂には11:45頃に到着した。笹原の山頂にいたのは年配の夫婦のみだった。後から家族連れが1組来た。静かな山頂で、立ち枯れの林があったりで、何とも不思議な空間だった。

Img_0827 05img_0828

強い日差しを避け木陰で昼食をとる。時折涼しい風が駆け抜けていき、心地いい。居心地のよさに甘えて、しばらく休憩してからの出発となる。12:40下山開始。またやぶこぎして、ツツジがところどころで花を咲かせている脇を通り、カンカン照りの道へと入っていく。小さいモグラの死骸が行きと同じように強い日差しにさらされている。暑いなとつぶやきながら、ふと視線をまた下に落とすと、今度は欠けた古銭が目に入った。おもむろに拾い上げる。こんな登山道に昔は人の往来があったのか?

後日ネットで調べ、また会社の博識の人に聞いてみると、この古銭は「開元通寶」と判明。7世紀に中国で鋳造されたものだ。そんな昔かよと遠い目をしてしまう自分であったが、日本に持ち込まれたのは、日宋貿易らしく、鎌倉時代あたりで流通していたようだ。だいぶ磨耗していて、裏面は完全につるつるで鏡面状、表側の文字もだいぶつるつるしている。

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左:やぶこぎする山の神 右:開元通寶

山の神にその古銭を手渡すと、私もほしいと一言。その辺にもう一枚落ちてないかな。そうそう落ちてないだろ。でも、山の神だけあって、後日「寛永通宝」を拾うのだった。

駐車場には14:00に戻った。そこから車で高ボッチ高原まで下りると、そこは観光客でいっぱいだった。ちょっと寄り道して行こうと、車を置いて散策。ツツジがほぼ満開の高原を歩いていくと、眼下に諏訪湖が見えた。おお、と思わずうなってしまう眺めだ。

004img_0835 高ボッチ高原

005img_0838 眼下に諏訪湖

帰りの中央道はお決まりの渋滞で20Kmくらいだった。でもその程度の渋滞を耐えるだけの価値が今日はあったなと。


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