目指せ! 標高1122メートル

山の神にお供して歩きつづける、ある山のぼら~の記録。ネイチャー、冒険の本もとりあげるよ。

飯豊連峰登ったり下りたりPart2~門内岳・胎内山つづき

2011-06-01 | 山行~東北

コースタイム 5月30日 門内小屋5:55--6:08胎内山--6:25扇ノ地紙6:30--7:09梶川峰7:20--8:00五郎清水近辺8:25--9:03滝見台9:15--9:55ピーク10:10--11:05飯豊山荘駐車場

門内小屋を5:50出発。写真をパチリパチリと撮りながら移動する。振り返ると赤い屋根の門内小屋が見え、視線を右へとまわしていくと、二王子岳が見える。稜線からの眺めは格別だ。

002p5300563 門内小屋

003p5300566 二王子岳

ほどなくして胎内山に着く。山頂には立派な石碑が建てられていた。この先の扇ノ地紙でアイゼンを着け、梶川尾根に入る。梶川尾根では雪が着いているところと、雪がまったくなく、草土がむき出しになっているところが交互に出てきて、アイゼンを着けるかはずすか、悩ましい選択を迫られることになる。

004p5300569 胎内山山頂の碑

夏山だと迷うことなのないような道も、冬場はふとしたことで、迷いを生む。赤テープが右手のだいぶ下の方に見えた。コースから外れるような気がしたものの、その赤テープのあるほうに下りてみた。やっぱり違う。地図を見ると、こんなに下るはずはない。やはり雪で赤テープの付いた樹木ごと押し流されたのだ。

005p5300571 石転び沢

梶川尾根からは昨日行くはずだった、石転び沢と梅花皮小屋が見えた。烏帽子と北股岳の間にポチッと細長いものが見えているが、それが梅花皮小屋だ。しかしホント門内小屋と建っている場所といい姿といいそっくりだ。

07p5300572 08p5300574

梶川尾根からの眺めを楽しみながら歩く。雪がまだらに残っているさまは、一幅の絵のようでもあり、見ていて飽きない。まさに自然が織り成したアートだ。

樹林帯に入れば、景色はなくなるが、雪深い急斜面をグリセードで気分よく下る楽しみがある。連続グリセードで気分は爽快だ。そのうち滝見場に着いた。木の間から滝が顔を覗かせていた。

006p5300575 滝見場からの眺め

9:55少し登り返したピークで、アイゼンをはずす。今日はアイゼンを着けたり、はずしたりで忙しかった。もうだいじょうぶだろうとはずすと、また雪が出てくるのだ。滑ると一直線で下山してしまいそうなすごい場所だから、また着けるわけだ。

11:05飯豊山荘の駐車場に着いた。グリセードしまくったおかげか、予定より早い下山だ。昨日バテまくったから慎重な計画にしたけど、こんなに早く着くのなら、北股岳に登っていてもよかったのかもしれない。あくまで結果論だけど。下界の気温は27℃もあった。雪がないから暑さも倍加する。

明日は天気が悪そうだし、疲れをいやしてゆっくりしたい。今宵は温泉宿に泊まることにし、国民宿舎飯豊梅花皮荘にチェックインした。平日だというのに大層なお客さんたちがいた。もちろん年配の方々ばかりだが。

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Part3(飯豊本山)へつづく

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