のんきに趣味悠々

バセットハウンドと野山を駆け回り自然観察。
釣りや植物・カエルやトカゲもお楽しみに

夏休み

2010年08月16日 19時21分58秒 | バセットハウンド
世間一般的にお盆休みでどこもかしこも渋滞混雑。
我が家にはこの手の夏休みは当てはまらないのだが、
やはり人が遊んでるのをみるとちょっと遊びたくなる。
しかし、外は猛烈な暑さでとても日中は外出する気も起らない。
そこで朝早く散歩ついでに海へ遊びに行く事に。

やはり朝の海は涼しい。
犬たちもはしゃいで砂浜をダッシュ!
そのうちアストンは海へ突入!
もうかなり気持ち良いらしく、そう簡単には上がって来ない。
2日連続水泳大会に。

でもエランは大の水嫌いなので足が濡れても嫌なのです。
そこで上がってきたアストンに「どう?冷たくなかった?怖いでしょ?」
なんてひそひそ聞いてる。全く憶病。

朝一散歩終わったら帰宅してみんなで朝食。
それからは各自仕事を3時頃までこなし、
今度は夕方散歩へ出動!
今度は海風涼しい千本松林の中を野鳥観察しながらまったり散歩。

何?松がやけに曲がってるって?
レンズがFISH EYE180°でした。

歩き疲れたら浜へ出て海風あたって気持ち良いね~!
浜ではライフセーバーのお兄さん達頑張ってました。
すごく日焼けしてて男らしかった!


そんな時エランはお腹がすいちゃって!
おやつのジャーキー要求!
もうこんな可愛い顔しちゃって!
ついついこの顔に負けてあげちゃうんですよね。あああ・・・
また丸くなっちゃうよ。
アストンは全く食べ物に興味なし!
他の犬の行動だけが気になります。変なカップルだわ。

浜辺ではBBQの美味しい香りが風に乗ってやってきます。
ああ本当にお腹すいてきちゃって、
もう我慢できません。緊急帰宅で夕飯食べよう。
ってな具合でこの数日間は、
やはり世間一般的な夏休みには全くならず、
のんきにだらだら犬には若干豪華版散歩となりました。

私1人は機材満載し真昼間暑い中、静岡方面で昆虫撮影。
広大な遊水地が埋め立て工事で全て無くなってしまうこともあり、
ここに生息する貴重な昆虫類が見納めになってしまうからです。
どこを見ても虫ムシムシ・・・!最高のフィールドともお別れなのです。
そんな大変な事態なのでどんどん行ってどんどん撮ります。
絶滅せずに他で産卵してくれたらね。あああ虚しい。

そんな事も知らない水辺の緑の中でひときわ綺麗なコフキトンボや

まだまだ赤くなりきっていないショウジョウトンボ。近隣の川に卵産めよ!

ガマの群生する湿地で強風の中必死でしがみついてるチョウトンボ。
このトンボが以前はぶんぶんすごい数が乱舞していたのに、
工事車両のせいでかなり数が減ってしまった。
今日は留ってくれたのはこの1匹。でも遠すぎるわ。600mm

そんな中一番嬉しかったのはハネナシアメンボのカップル。
水際で腹ばいになって水面に喰らい付き撮影してると!
一体なにしてるのかと人が寄ってくる。変な人に見えるんだろうな。笑

まだまだ山ほどある昆虫写真ですが、
この時期は撮りまくってて編集も間に合わないわ。
暑い夏しかできない楽しい撮影はまだまだ当分続きそうです。

この麻機遊水地は市のごみ処理から出たダイオキシンが沈殿してるとのことで
この池をコンクリートで埋め尽くすそうです。
一体生き物のことどう思っているのか聞いてみたい。
世の中もっと自然守ろうという方向へ行ってるのに困ったものだ。


Echeveriaなどの交配

2010年08月10日 14時17分09秒 | 植物
入院している時にいろいろ企んでいたことがある。
それはEcheveria類の交配だ。
温室も広くなり作業もしやすくなったので
もし無事に退院し、そして同時開花したら思いっきりやりたいと思っていた。
そしてその思いはどちらもかない、いろいろな物が同時に開花し始めた。
まずはEcheveria agavoides と
Echeveria elegans
そしてEcheveria tolimanensisが揃って開花した。
また他にもTacitus bellus(Graptopetalum bellum)や
GraptopetalumとEcheveriaの交配種の
Graptoveria Titubansも咲いてくれた。
これだけ役者が揃うといろいろやってみたくなる。
そしてこの全てのパターンを交配することにした。

毎日花の蕾状態を見ながら開花する前に
受粉側の花弁を切り落とし雄蕊も切断。
これで自家受粉はなくなる。
その花の雌蕊が充実してきたら相手側の花粉を受粉する。
その花に交配片親を書き込みこれで作業は終わり。
こうやって毎日何種類も受粉させて行く。
そして結実するとこんな感じ。

受粉する時には閉じていた物が膨らんで広がってくる。
ちなみにこれはE.agavoides x E.elegans


そしてこちらは交配種のGraptoveria Titubans x E.agavoidesの結実。


これも交配種Graptoveria Titubans x E.elegansの結実したところ。

こうやって受粉し結実すると交配種の出来る可能性は一気に高まる。
あとはこの実が弾けて種子が出来ることだ。
しかし悲しい事に全パターンが結実するとは限らない。
今回もTacitusにはいろいろやったが結構壁は高かった。
結実したのはTacitus bellus x E.agavoidesたった1つ。
それでも出来ただけ嬉しい。

しかしここからもう1つハードルがある。
種子を蒔いて発芽しなければそれは失敗。
また種子が実った時期が思いっきり暑く超高温だったのだ。
秋まで待つか?それとも種子が新鮮なうちに蒔いてしまうか。
以前E.agavoides x E.lauiiを蒔いた時
1000個以上が発芽したのに暑さでバタバタと溶けはじめ
たった1つになった経験があるからです。
でも・・・・・早く見たい。
すごく悩んだ結果蒔いてしまう事にした。

今回できた6種全ての種子を7月13日に蒔いた。
これらの種子は0.05mm位の粉。
風のないところで慎重に作業する。
殺菌処理した赤玉土に蒔き、バットに腰水にして管理。

すると15日程すると緑の点が見え始める。
これが発芽です。
とても小さく肉眼ではキツイ大きさ。
ルーペでも良く見えないくらい。
なんと6種すべて発芽してきた。やった!
そして今日現在の画像を撮った。

まずはE.agavoides x E.elegans
やく1ヶ月経過して3mm程になってる個体や、
まだ発芽したばかりのものまで沢山でている。
パッと見すでにE.elegansの血をひく白っぽい奴がいるのが嬉しい。


次はE.tolimanensis x E.elegans
これはまだ現在発芽中の物が多い。
白っぽい親同士なので期待大だ。


これは問題の多かった属間交配
Tacitus bellus x E.agavoides
もう見るからに違う。
1つ茶色く枯れているのが気になるが、
まあ何とかなるでしょ。


そしてこれからはEcheveriaとGraptopetarumとの交配種
Graptoveria Titubansが片親の交配。
xGraptoveria x E.agavoides
発芽は早かったが、今になってどんどん新しい物が発芽している。
何となく強そうな気配。


こちらはxGraptoveria x E.elegans
すごい発芽率でボンボン大きくなってるし、
色が白いのも嬉しい。
これはちょっと期待しちゃうぞ。


そして最後がxGraptoveria x E.tolimanensis
なかなか発芽率が芳しくない。
しかし確実に大きく成長している株もあるので残ってくれればいいな。

こうやって交配種作りに燃えているのは何故か?
それは!
人の命は短く、この先どれくらい生きれるのかもわからない。
ならばせめて自分の作った植物が残ってくれたらいいな~!
そんな気持ちで毎日2つの温室にある植物観てはいろいろ企んでます。

でも長生きするのが1番なんですけどね。