忙中閑話

四季の移ろい、花鳥風月を楽しみつつ
趣味はミニチュア木工、電子工作、旅行など

モクレン満開

2016-03-25 | 歳時

 車庫の塀際に植わっているモクレンが満開を迎えた。

そこは当然隣との境界地付近。車庫は鉄筋コンクリート製なので車庫からは見えず、
また手前にある大きなカイヅカの影になってい自宅の方からはほとんど見えない。

従って車庫の前に白い大きな花びらが散り始めて初めて満開に気づくということになる。

今年はたまたま車庫の屋上に登る機会がありそこで写真に収めた。

モクレンといえばコブシ。開花の時期や花の形が似ている。ものの本によると
両者はごく近い親類同士で、モクレンは中国原産、コブシは日本原産ということらしい。

そしてコブシといえば、信州白馬の四十九院を思い出す。
田植え前の水を張った田圃の向こう側に2本のコブシがあり、水面に満開のコブシが
映ってそれは美しい。

確か「北国の春」という題名の歌謡曲に「…… コブシ咲くあの丘 北国のああ北国の春」
とあり、コブシ=北国の花 とばかり思いこんでいたのだが、白馬のコブシを見て以来
こちらでも山中にちらほらとあるのにはじめて気がついた。

モクレンが散ると次は桜。桜の開花が待ち遠しい。


サクラソウ芽吹く

2016-03-24 | 歳時

 小さなビニール製ポットに植えたサクラソウが40鉢ほどある。
昨年暮れに急死した義母の忘れ形見の一つである。

 義母は山野草をはじめ色々な植物を植えてはいたが、気が乗った
ときしか手入れをしない人だったので生命力のあるものだけが生き残り、
丹念に手入れする必要のあるものはみな枯れていった。
ただ枯れる数より植える方がまさっていたので鉢の数は増える一方で
狭い庭が植木鉢で埋め尽くされ、いったいどうするのだろうと心配して
いたのだが心配はなくなってしまった。

このサクラソウも例に洩れず毎年数を減らしていった。今年は数十年ぶりの
異常寒波によりゴムの木やアロエ、ランが枯れてしまったこともあり、義母の
急死で手入れもまったくしなかったので全滅したのではないかと思っていた。
ところが個々のポットから次々と芽が出て全体で20鉢あまりが生き残った。

もう1週間もたてばそれぞれが桜のような可憐な花をつけることだろう。

「……あるじなしとて 春な忘れそ」というのはかの有名な道真の和歌。
こちらは「あるじなくとも 春な忘れず」……である。

ことしはちゃんとした素焼の植木鉢に植え替えるとしますか…………。


サクランボ 5~6分咲き

2016-03-13 | 

 先週末の数日温かい日が続いたが、この2、3日寒の戻りで肌寒い。

数日前の温かい日に騙されたのか庭の植木鉢のサクランボが開花し始めた。
サクランボというからにはサクラの一種なのだろう。これからいよいよ桜の季節を
迎える。

今年の桜の開花は20日過ぎと例年より一週間以上早いとの開花予報が出ている。

 昨年は5月に角館と弘前城の桜を見た。3年前には福島三春の滝桜。

 さて、今年は……。