バームクーヘンの中心でリンゴは愛を叫ばない

何やら結婚式に呼ばれましたので、そそくさと週末に行ってまいりました。しかも歌を歌えというので、もう一人歌の好きな男に歌わせることにし、私はギターを弾くだけという状況に逃げるのです。

さて、その歌ですが練習の甲斐（二回ほど家で合わせる）あって、拍手喝采を浴び、興奮した女人は着ているドレスを脱ぎ捨て素っ裸で求愛するとまでは行かないが、目の前にいたおばさんは『アンコール！』と言っていた。

歌というのは我々だけでなく、カラオケスタイルのものが主で、むしろわざわざギターを弾き、他の人間に歌わせるという状況に寒さは覚えるが、せっかくなのにカラオケはないやろという気持ちもグッと押さえ、硬い肉をほお張る。

しかし、引き出物はしっかりと頂き、本来一人暮らしの身分で必要ないであろう、ケーキと紅茶を頂いたので、セットで頂いてみた。

紅茶は非常に薄い色だったので、こんなものなのかしらん？と思いながらも飲んでみると、やはり味も薄かった。

こんな人を小ばかにした紅茶とは違い、アップルバームクーヘンはおいしくいただきました。