南九州採集記

えびの市を中心に昆虫採集、きのこ採集、野鳥撮影な日記
その他日本中への遠征も記録

スギドクガ

2018-07-21 22:24:38 | 鱗翅目
ようやく会えた・・・・




スギドクガ

イモムシハンドブックを手に入れてから以来、ずっと出会いたかった毛虫。
スギなんてどこにでもある植物だからどこでも大発生しても良さそうなものだが、全く出会いがなかった。

このモヒカンな毛束。
緑色の体色。
角を思わすお尻のあたりから生える黄色い毛束。
ドクガ科なのに毒が無いというツッコミどころ満載なところ。

なんてアートでパンクな毛虫なんだろうか。


実はうちの王子が地面を這っているのを発見。
でかしたーーーっ!!!息子よ!

ニセショウロ

2018-07-19 22:17:12 | きのこ
先日行った海岸で出会ったこのきのこ。


おおおぉぉ・・・・


こ、これは・・・

ショウロというやつ???


だとすれば

これはいわゆる食菌か???



海岸の砂地、アカマツ林の中に点在していた。
探し初めて、一つ見つけると、

「あ、ここにも。おおっ、あそこにも!」


みたいな感じでどんどん見つかった。


10個ほど採集し、帰宅しドキドキしながら半分にカットしてみた。


・・・





???????








あれ・・・????????





中、

黒いやん




これはおかしい。

ショウロといえば内部は白~小麦色的なはず。
腐れたにしろ全てが真っ黒になっているのはやはりおかしい。


改めて調べてみたところ。
どうやら

「ニセショウロ」

の仲間らしい。


かなり分類がややこしいらしく、「の仲間」。



あああぁぁぁ・・・・・

なんてこった。
地下生菌の自己採集に一種追加できたかと思っていたのに。
というか、あまりに出会いたいばかりに勝手に「ショウロ」だと決めつけていた自分のアホさ加減がまずいなと。
先入観は捨てなくてはな~。


しかし、
前向きに考えれば、きのこの自己採集種に一種加えられたのは間違いないわけで、
特殊な環境に発生するきのことしてはやはり魅力的なのも間違いない。



ショウロはショウロでまた頑張って探すわけで、
やはりきのこの世界は面白い!!!

ミツギリゾウムシ

2018-07-02 22:18:37 | 甲虫
通勤路にある土場にて


ミツギリゾウムシ

オスはクワガタのようなアゴをもっているが、
メスは硬質なストロー状の口になっている。
生殖器以外で、ここまで雌雄で形質が異なる昆虫も珍しいのではないだろうか。 (あ、カブトム・・・)
メスのこのストローにはきちんと理由がある。
枯れ木に産卵するための穴を作るべく、このストローを突き刺してグリグリと穴をあけていくのだ。

この生態についてはちょうど10年ほど前にもブログに詳しく書いていたのでリンク→こちら

ミツギリゾウムシの仲間の雌雄の明らかな違い「口器」。
メスに関してはこの産卵行動で理解できるけど、
オスのアゴはいったいどのような活用がされるのだろうか。
本種の主食となる菌を食べるのに有効なのか、それとも・・・・

ヨダンハエトリ

2018-07-01 21:06:50 | クモ綱
こうしてみると・・・・




ハエトリグモ

かわいいな・・・



ヨダンハエトリ
普通種らしいが地域変異がかなりあるようで、
他の地域のものも観てみたくなった。


それよりもなによりも、
ピョンピョン、キョロキョロしている姿がとても愛らしい。

クモ
いいね。

もっと魅力的に撮れるように腕を磨こう。