大人のバレエ~不思議な魔法 & Something Good

大人になってバレエを始める方、始められた方に。
なにか、参考になれば幸いです。

大人のためのバレエクラスの先生。

2012-02-19 16:28:37 | バレエ大人
今、とても怒っていて、悲しいacbeです。
大人のためのバレエクラスが存在して、そこに生徒がいて、先生がいる。生徒は、バレエを教えてもらうためにお金をお支払いし、先生は、そのお金をもらいます。
それが多かろうと少なかろうと、お金をもらったら、仕事をしなければならないのが社会の常識です。
そして、同じだけお金をいただいている以上、公平であることも、また、然りです。





詳しいお話はできませんが、これは、acbeの身に起きたことではありません。

人には、身体的にも、いろいろな個性があります。
背が高い人、低い人、太っている人、やせている人。
大人でも、体が柔らかく、バレエ向きの骨格を持っている人。
逆に、acbeのように、そうでない人。
それでも、バレエが好きで、やりたくて、お稽古するのです。
自分が認識している課題があれば、どうすればいいか、ああでもない、こうでもない、と悩みながら、先生の指導を頼りに、お稽古し、家でストレッチや弱い部分のトレーニングをしたりと、努力します。
そうして、acbeみたいな、バレエ向きでなくても、始めた頃と比べ、上達している自分に出会います。

バレエだけが、他の習い事と違うことなんか、ありません。
どんな習い事でも、小さい頃からやっていれば、プロの道も選択肢があるのも同じです。
むしろ、バレエは、やればやるほど、体を正しくし、それによって美しくしていく、とてもいいものだということに気づかされます。

先生というのは、小さい頃からバレエを続けられている方ですから、大人からバレエには違和感や戸惑いもあるでしょうし、そういう先生の目には、生徒さんに向き不向きが、すぐにわかるでしょう。
それでも、バレエがやりたくて、お金をお支払いしているのです。
そして、お稽古して、誰でも、上達していきます。
それは、先生の指導があってこそ、です。

お金を集めるだけの目的で大人向けのクラスを設けているなら、無駄なお金を払うことになるので、やめてください。

acbeは、もう少ししたら、バレエ教室探しをします。
acbeは、バレエではありませんが、10代からダンスを習い、先生の関係で、お客様がお金を払って見に来る舞台の余興やバックダンスを経験してきました。
アマチュアでしたが、先生にご使命いただいた以上、舞台に立つしかありませんでした。
そして、特に、お客様がお金を払って見に来ている舞台で、自分がアマチュアだという甘えは通用しませんでした。
代価が発生するということは、代価に見合ったことをするミッションが発生します。
その点にいい加減な先生、先生としての質は、すぐにわかります。
必要なら、然るべき方や団体に報告します。
あくまで、事実として。

一度受け入れた生徒さんなら、どうか、公平に指導してください。
公平に指導を受けることができれば、生徒さんは、先生に対して余計な気遣いをすることなく、真摯にお稽古に励むことができます。

心から、願いをこめて。
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8 コメント

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残念なことです。 (フェイ)
2012-02-20 10:23:36
acbeさんの身近な方に起こった出来事なのでしょうか?

とても残念なことですが、このような話を耳にすることは稀ではなくて、本当に哀しくて、憤りを感じます。

昨日、たまたま友人のバレエの発表会を観に行ったのですが、それは大きなカルチャー内のダンス・クラスの合同発表会でしたので、バレエだけでなく、ジャズやベリーダンス、私は拝見出来ませんでしたが、チアやフラメンコ、ヒップホップ、フラダンス、と様々なジャンルのダンスが、しかもそれぞれが複数の団体ごとに、賑やかに披露されていました。
どの団体も、それぞれ初級や入門クラスから高いレベルのクラスまで抱えていて、団体ごとの持ち時間の中で踊りを披露していくわけですから、明らかに初級者が初舞台で頑張っておられるのがわかる踊りもあれば、小さい頃からコツコツと続けてこられたのだなぁというのが分かる見応えのある踊りもありました。
けれど、どなたも輝くばかりの笑顔で舞台に立ち、踊ることの喜びが客席までダイレクトに伝わってきました。
踊りの持つ底力に改めて心を鷲掴みにされたと同時に、踊りを学ぶ意義をも強く実感しました。
そう、踊りは太古の昔から万国共通に、魂を震えさせ、生きる喜びを実感させるパワーを持っているのです。
だから、人は「踊りたい」と求めるのが当然と言ってもよいと思うのです。

プロを志すなら、身体的・精神的・芸術的な適・不適で指導のされ方が異なるのはうなずけます。ロシアのバレエ学校では、将来のプリンシパル候補の生徒は、在学中から明らかに他の生徒とは異なったカリキュラムが施されると聞きます。
バレエに限らず、高等な専門教育の場では、後継者を育てたいという思いからか、しばしば教える側が才能ありと認めた学生を、いわば特別扱いしてまで手を掛けて育てようとします。
決して自慢するわけではありませんが、私もそうやって自分の大学だけでなく他大学の研究室からも声がかかり、そこの院生達を差し置いて(しかもタダで)ことのほか手を掛けて育ててもらったことが何度もあります。それは、プロを育てるためだから許されたのです。
同じ事を、一般の啓蒙や生涯学習を目的とした公開講座やカルチャーのクラスでやったとしたら、それは不適切な教育指導です。

あるいは、一流の料理を出すレストランで、シェフの技や心意気を分かってくれる常連さんに特別なサービスをすることはあるにしても、同じ値段の料理を出す際に、客の味覚が敏感か鈍感かで、出さない料理があったり、あからさまに材料の質を落としたりしたとしたら、それはもうプロとは言えないはずです。そのお客さんなりに、料理を楽しんでもらえるよう努力すべきなのではないでしょうか。

バレエ教師に資格が要らない日本では、しばしばこの手の問題が出てきます。
幸い私は、直接教わった先生方からは、バレエ向きのスペックではないにも関わらず、とても熱心で惜しみない指導を頂いてきました。
けれど、体験で出たことのあるクラスの中には、「ホントにこの先生、バレエを教える気あるの」と疑ってしまうようなクラスがあったのも事実です。
あるいは、とあるSNSで「大人の生徒は向上心がなく、お喋りや交流を楽しみに来ている。でも、今やそれが私の息抜きでもある。だから、熱心で向上心のある生徒が入ってくるとクラスの雰囲気が乱れるから迷惑。何とか、この生徒を辞めさせる手立てはないか」という書き込みをしたバレエ教師がいて、物議をかもしたこともありました。

将来の可能性のない大人を教えることは、指導者としての喜びが少ないのかもしれませんが、ひとたび大人のクラスを受け持つと決めた以上、その中に教える喜びや教え甲斐を見つけるのは、生徒の仕事ではなく教師の務めです。
もちろん、大人の生徒の側にだって、「物を習う」「何かを身に着けるべく学ぶ」という心構えや姿勢、マナーの欠けた生徒がいないわけではないのも、残念な現実です。
けれど、熱心に惜しみなく教えてくださる先生に出会えば、生徒の側だって「教え甲斐のある生徒になろう」と、懸命に努力をするものです。

長々とまとまらないコメントになってしまいましたが、どうか、その方のバレエを愛する気持ちが踏みにじられませんように

そして、acbeさんが良い先生&お教室と出会えますように
Unknown (オーレリ)
2012-02-21 14:43:54
もしかしたらacbeさんやフェイさんが言われている先生とは違うタイプの先生の話しになるかもしれませんが、熱心なあまり生徒を傷つける先生っていらっしゃいませんか?
それも特定の生徒にだけ…
私のまわりにとても傷つき悩み、それでもバレエが好きで先生に教えてもらいたくてついていっている方がいます
先生は生徒が日常生活に影響があるほど落ち込んでいるとは気づいていないかもしれない
でも、先生にはバレエが好きなら好きなほど生活の全てがバレエ色になり、先生の言葉が重いことを理解して頂きたいのです

こういうことを先生に訴えたいのですが先生の指導法なら仕方ないと諦めるべきでしょうか
フェイさんへ (acbe)
2012-02-22 15:52:29
フェイさん、コメントありがとうございます。
共感いただけて、救われます。


>「大人の生徒は向上心がなく、お喋りや交流を楽しみに来ている。でも、今やそれが私の息抜きでもある。だから、熱心で向上心のある生徒が入ってくるとクラスの雰囲気が乱れるから迷惑。何とか、この生徒を辞めさせる手立てはないか」という書き込みをしたバレエ教師がいて、物議をかもしたこともありました。


先生の指導ポリシーって、教室の風土に反映されませんか?
先生がお稽古中におしゃべりやら交流やらしている生徒さんがいたら、普通は注意するべきでしょう。
別に怒ったり、反感を買う言い方をしなくても、
「今はお稽古中だから、お稽古に集中。」
の一言でいいと思うのです。
それを繰り返して、先生の指導ポリシーを風土にしていかなければ、そうなってしまうのも当然です。

いまだ、旧態依然とした意識が根強くあるのでしょうが、大人向けのクラスを作り、お金をもらっている以上、やるべきことをやり、人としての質を疑うような言動はしないでほしいです。
熊川哲也さんだって、大人の皆さんに、もっとバレエを身近に感じて、楽しんでほしい、そして、もっとバレエを観に来てほしい、と普及活動されています。
営業活動の一環だとしても、彼が運営するスクールは、いい加減じゃありません。
彼の名を汚すことになりますからね。
本当にありがとうございます。
オーレリさんへ (acbe)
2012-02-22 16:19:09
「言ったことできないなら、他の教室に行って。」とかでしょうか。
子供のクラスで、先生が言っているのを聞いたことがあります。
ただ、それは、子供の生徒さんが、ちょっと甘ったれていたのもあったんですが。。
もし、ずれていたら、ごめんなさい。
どちらにしても、次につながらない厳しさって、意味ないですよね。

以前習っていたダンスの先生は、
「お稽古しているのに、なんで、肥れるの!」とか、今で言うところのレギンスなんかはいていようものなら「うまくなりたくないの!?」(確かに、ひざの後ろがしっかり伸びているか、わかりにくかったりはしますよね。)と、なんというか、なかなか大変でした。
(念のため、上記は、私は言われたことないですっ)
私は、踊りに重みが出なくて、あえて、関係のないようなことまで指摘して私を怒らせる、なんて手法もとり、その後躍らせて「やれば、できるじゃない。」と。。
厳しさに愛情が伴わないと、傷だらけになってしまいますよね。バレエに限らず。

その生徒さんは、その先生じゃないと、だめなんでしょうか?
Unknown (サタネラ)
2012-02-22 22:54:40
はじめまして。

以前からacbeさんのブログのファンで、なるほどと勉強になったり、吹き出したり楽しく拝見させていただいてます。

今回のシチュエーションが具体的に分からないのですが、先生がバレエのできる人だけを指導をされてると、勝手に思って書いてますので違ってたらごめんなさい。

その先生のやり方は確かに指導をされない生徒さんにとっては悲しいし腹が立っちゃうのも仕方ないなと思います。

でも少し見方を変えてみませんか?
その先生は、大人から始めた生徒さんに慣れてないんだと思います。
だから、昔にバレエをやってた方やバレエのことをある程度分かってる方だと、その先生が具体的に言わなくても理解してくれるという気安さもあって、一部の生徒さんばかりに構ってしまうのかな?と思います。

多分、大人から始めた生徒さんにどう教えたらいいのか、どう表現したら分かってくれるのか、その方法を知らないのかなと思います。

だったら、みんなでその先生に教えてほしいこと、分からないこと、いっぱい質問したら、その先生も答えてくれるのでは?
だって、みんなが自分を頼ってくれるのって嬉しいじゃないですか(笑)
先生もどうしたらいいか分からなくて匙を投げてしまってるかもしれないし、教えたくない訳じゃないと思います。

この際、大人の生徒さんがその先生を指導しましょう(笑) 最初はなかなかうまくいかないかもしれないけど、絶対に環境は良くなると思います。
そうすれば払った月謝も無駄になりません(笑)

えらそうなこと言ってたらすみません。 全ては楽しく気持ち良くバレエをするためです。
お互いに頑張りましょう!
サタネラさんへ (acbe)
2012-02-23 09:26:24
はじめまして!
ブログをご笑覧いただいて、とてもうれしい限りです。
貴重なコメント、ありがとうございます。

つたないブログですが、たくさんの方にご訪問いただいているので、なにげない一言でわかってしまうかもしれない、ということもあり、不明瞭な内容で申し訳ありません。

残念なことに、その方だけ、お稽古中に、先生のおなおしの指導をいただけないのです。
そんなこともあって、ちょっと落ち込んだりされていたのですが、思い切って、先生に指導をあおぎにいかれたら、あなたにバレエは無理、と、他のダンスに行けば、と、指導いただけない状況なのです。

でも、見方をかえてみるのも大切ですね。
お金払っているんだから、無駄にしないぞって。
他人の注意は、自分の注意と思って聞き、そうやって、真摯にお稽古に取り組んで、少しずつでも上達していく様を見せれば、先生も接し方を見直してくださるかもしれませんね。

本当にありがとうございます。
私の悔しい体験 (NOB)
2012-02-29 23:08:34
はじめまして。いつも愛読させて頂いてます。バレエ初心者なので、いつもコメントできないのですが、今回は別。
昨年、初めて、大人のバレエ教室に体験に行った時の事です。受付で、私の名前、年齢、未経験で体験希望と書いた用紙をバレエの先生に渡してと言われ、教室に入りました。すでに、5~6人の方がいて、先生らしき人が奥でいたので、声をかけ用紙を渡したのですが、「あ~」だけ。始まるまでの5分間もずっとストレッチをされ、何も声をかけてくれず、レッスンスタート。ストレッチから、バーレッスンに入ったものの、私はどの場所に入ればいいか説明もなく、ずっと壁側に立って見ていたところ、2人ほどの生徒さんが声をかけてくれ、参加することができました。その間、どうして良いか分からない私は、不安とみじめな気持ちが湧き上がっていました。その後も、ずっとほったらかし状態で、やっと声を掛けられたのは、「体験はここまで。良かった来てください」でした。まるで、「あなたには、入会されたくないの」と言われてる気分になりました。 後で調べたところ、関西ではそこそこ有名な方のようですが、あんな失礼で気分を悪くさせる人は初めてです。生徒さんは親切にしてくれましたが、先生は最低。あんな姿勢では、生徒はあつまりませんよね。人に、何かを教える立場にあるのなら、配慮はできる人であって欲しい。私は、サックスと英会話、パソコンを習っていて、ハイキングサークルにも参加してますが、講師やリーダーは、その分野に長けているだけでなく、長年の努力と苦労の中から、沢山の事を学んできたはずで、他の講師の皆さんは、とてもできた方々です。 バレエで認められてるかもしれないけど可哀想な人です。 今は、別のバレエ教室で、とてもステキな先生に出会えましたよ。これからも、ブログ楽しみにしてます!
NOBさんへ (acbe)
2012-03-17 10:19:13
お返事、大変遅くなってしまい、本当に申し訳ありません!
つたないブログですが、ご訪問くださって、とてもうれしいです!
ありがとうございます!

そのバレエ教室の生徒さん、親切ですね!
私の経験では、先生に従うが基本でも、困っていたら助け舟を出せる生徒さんって、意外に少ないです。
まあ、お稽古に集中している。と言われてしまえば、それまでですが、まわりに気が回らないのは、踊りにも舞台にも出ますからね。

その先生の態度だったら、私なら、ちょっとクレーマーもどきになってしまうかもしれません。
体験では、教えの指導はしない方針の先生もいるので、それは、まあ仕方ないにしても、指導しないなら、どっちを向いても、生徒さんを見ながらお稽古できる場所を指定する、センターのグループ分けも然りだと、私は思います。
指導者じゃなくても、初めての方には誘導が必要だったりする訳で、どんなサービスでも、また仕事でも、どうしたらいいかわからない状態っていうことはないと思います。

舞台を間近に控えていたりすると、対応が悪くなることもありますが、初心者の方は、どうしたらいいのか、本当にわからないですよね。
お気持ち、よくわかります。

でも、いい教室に出会えたとのことで、よかったです!
私も、はやく、バレエを再開したいです。

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