チェコ・フィル ファンの日記

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大阪フィルハーモニー交響楽団 第506回定期演奏会

2017-05-20 11:32:25 | Concert Reviews
大阪フィルハーモニー交響楽団第506回定期演奏会

指揮:尾高忠明
チェロ:宮田 大

尾高尚忠/チェロ協奏曲 作品20
ソリスト・アンコール曲・J.S.バッハ/無伴奏チェロ組曲より第1番 プレリュード
R.シュトラウス/交響詩「英雄の生涯」作品40

今回指揮する尾高さんは、今年の4月から大フィルのミュージックアドヴァイザーに、そして来年4月から音楽監督に就任することが決まっています。
現在首席指揮者の井上道義さんが3年で退任するのは正直寂しいですが、尾高さんはこれまで大フィルとの共演も多く、ラフマニノフやエルガーの作品で他のどの指揮者にもできないような優美な演奏を行い、幸せな気分にさせて頂いたことが多かったので、本格始動されるのが今から楽しみです。

チェロ協奏曲
指揮者の尾高さんの父親の作品。もちろん今世紀の作品ですが、聴きやすい優しいメロディラインで、若手チェロ奏者の中でいま最も勢いがある宮田さんの落ち着いたスマートな演奏で更にこの曲に引き込まれました。

英雄の生涯
フェスティバルホールの広いステージいっぱいに配置された奏者から、大フィルの代名詞とも言える重厚な響きが響き渡る演奏でした。
懐かしいとも言えるこの響きに、尾高さんの手による優しく幸せな響きが加わり、聴いた後までずっといい気分に浸ることができました。

(2017.3.18 大阪 フェスティバルホール)


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