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こんな夜にはこんな読書「重力ピエロ」

2009-07-16 00:24:40 | こんな夜にはこんな読書
彼女が映画デートに行くために
本屋をはしごしてやっと見つけたという、

伊坂幸太郎の「重力ピエロ」を読んでみる。

「アヒルと鴨のコインロッカー」と同じ著書と聞いて
はじめて興味を持った次第。

本来は読者の味方であるはずの主人公にさえ
実は隠し事をされていて

主人公自身が精神病なのではないかと邪推するまで
あたしは追いつめられた上に

予想外の結末が浮き上がってきて号泣。

血にも肉にもならない娯楽本だけど
知識の奥深さを活かして練られた殺人。

久々に読者欲が悶々としてきて

今まで何度も牛氏に

「本は図書館で借りずに、買いなさい」と説教されても

絶対に図書館派で通してきたというのに

今日は仕事のあとにまっすぐ本屋に行き
伊坂幸太郎の文庫を躊躇いもなく2冊買った。

家に帰ってパソコンの前に座る。

パソコンの横にある、電話の近くにあるメモ帳に

「懺悔 諌 罵詈 讒謗」という漢字が練習してある。

Z、I、B、Z・・・

うちの近所で放火が起きないといいと思う。
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