旅する小林亜星

小林亜星情報満載

こんな夜にはこんな映画「アバター」

2010-02-28 20:53:10 | こんな夜にはこんな映画
金曜日の21時半に
ベストタイミングで電話を寄越してきた牛氏と飯。

「Avatar」の話に再び。

「去年死んで『アバター』が見れなくなったりしなくてよかった」

みたいな言葉を牛氏が発したので
とうとう重い腰を振った。

その金曜夜に川崎のIMAXデジタルシアターのチケット残数を見たら
土日分がすでに完売。

見れないと見たくなる天の邪鬼で、あたしは

公開はそろそろ終わる模様なので
全国に4つしかないというIMAXデジタルシアターのひとつ、
109シネマズ菖蒲まで行ってみる。

座席に座って、黒縁のめがねをかけた途端
「アリス・イン・ワンダーランド」の予告が始まった。

予告だけで感動した。

というわけで本編はもっと感動した。

今まで音楽で鳥肌がたったことは何度もあるけれど
映像で鳥肌がたったのは生まれてはじめてだった。

彼らが目の前1メートルの空間に存在してた。

高いところから下を見下ろすシーンでは

高いところから下を見下ろしたときに感じる、
子宮が裏返る感じさえ視覚から復元された。

というわけであまりの圧倒的な映像に
最後は泣いてしまった。

中身はそんなにクソでもなかった。

お粗末なコピー画像で見る「アバター」と
IMAXデジタルシアターで見るのとでは

まったく違った映画だった。

映画泥棒はもってのほかだ、として

映画のネットへの流出は避けられなくても
映画館で見てこその映画を作り出してくということは

根本的な解決になるんじゃないだろうか。
No More 映画泥棒。
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好家

2010-02-27 23:54:13 | 青春生き残りゲーム
エ(ア)ロ日和の土曜日だというのに
拘束時間10時間の会社の研修を下心から自ら受講し

空腹を右手に、朦朧とした脳みそを左手に抱え

血を欲したのか
純レバ丼が食べたくなってわざわざ出向いた中華はまさかの休業日で

それではと最近発見したおいしそな麻婆豆腐屋まで歩いたのに
まさかの休業日V2で

目の前にぬっと現れた、小池栄子に落ち着いた。

すき家に入ったのなんか4年前に
お金がなくて鶯谷のラブホに通ってたころ

朝チェックアウトして駅前のすき家に行ったきりだったし、

セックスのあと
惰眠を貪って

さらにD級グルメで食欲を満たすのは格別だったけれど、

何よりすき家にひとりで入ったのは今回が生まれてはじめてだった。

今まで敬遠してきた、ひとり牛丼というハードルを
空腹と4年前のねぎ玉牛丼の味の記憶が軽々と跳躍した。

店内にはテーブル席もあって

客はあたしも含め3組しかいなくて
遠くにいた3人家族が団欒してた。

給料日だったので
豚汁+サラダセットを奮発した。

超えてはいけない一線を越えてしまった気。
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こんな夜にはこんな読書「獄門島」

2010-02-26 23:41:53 | こんな夜にはこんな読書
手元に読みたい本がなかったので

牛氏が

「今回は、正直目についたものをかたっぱしから・・・」

とNZにいるあたしに送ってくれた本、
横溝正史の「獄門島」を読んでみる。

うーん。

「もし諸君が『本陣殺人事件』を読んでいてくだされば」みたいな下りが
あまりにもしつこくてうんざりした。

牛氏は作品と作品のリンクを楽しむのが金田一の醍醐味と言ってたけれど

伊坂贔屓なあたしには
もっとそれとなくリンクしてて

わかるひとだけほくそ笑むみたいな
主張しないリンクのほうが好みだと思った。

こんなに最後の最後まで犯人がわからなかった推理小説は
読んだことがないけれど

金田一の描写が客観的過ぎて
というか横溝の視線が小説の中に出すぎていて

没頭してるところを現実に引き戻されて
そこも鼻についた。

牛氏に「殺人鬼」も読んで見て駄目だったら
もういいからと言われたので

もう一冊猶予を与えよう。
上から目線で。

ところであれほど漲ってた好奇心はもう枯れてしまったから
架空の島、獄門島がもし存在したとしても

あたしはもうそこに行きたいとは思わないと思うよ、
ちょっと数年前なら絶対行ってたと思うけど、と牛氏に言ったら

「あるよ、真鍋島がモデル」と言われ

即、行きたいと思った。
好奇心復活。
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慰撫

2010-02-24 23:59:12 | 青春生き残りゲーム
車の中でラジオを聴いていて
ふと耳にした、アダム・ランバート来日のニュース。

なんだか聞いたことある名前だと思ったら
昨年のアメリカン・アイドルでずっと応援してたひと。

残りの候補者20人を切ったあたりから
ずっと支持を表明してたけれど

青い眼をした、かわいいかわいいカレシと彼の家族は
「Show him the door!」と言っていつもアダムをけなしてた。

よりによってアメリカン・アイドル最終回4時間スペシャルの日は
罰金女王な仏蘭人Mと旅に出ていて

二人とも宿についたときはクタクタで
彼女がシャワーを浴びてる間に

あたしはアメリカン・アイドルを見るために
急いでマッシュポテトを共同キッチンで作っていたら

シャワーを浴びてすっきりした仏蘭人Mが
じゃがいもの大きさにまでも文句をつけてきたので

その場を放棄して
テレビを見に行ってあとで大げんかになった、
思い出という名の曰く付きの番組だった。

結局アダムは最後の二人まで残ったけれど
もうひとりのファンの一部が不正な投票をしたとかしなかったとかで

アダムは優勝できなかった。

そんなアダムが日本にやってくる。
・・・たぶんあたしに会いに。
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瑣末

2010-02-23 22:14:00 | 青春生き残りゲーム
データセンターに行くと、うんこを催すトリビア。

サーバの音がどうせうるさいので
すかしっぺする。

データセンターを出ると
便意はすっと消える。

本屋に行くと催すのと同じ仕組みか。
はたして。
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重属

2010-02-22 21:53:17 | 青春生き残りゲーム
hammerさんはヘビメタのバンドをやっているというので
ライブに行ってみる。

暗黒の世界へのいざない。

ひとつ前のバンドの最後から2曲目から
暗黒の世界への扉を開けたら

全然音に入れずに
自分の羞恥心ばかり目立った。

煙もうもう。

知らない曲でも音に入れれば
無心に音楽を楽しめるけれど

ヘビメタルはそれさえも難しい。

自意識を後ろに脱いで
やっとドリンクを手にする。

と、hammerさんのバンド登場。

オフィスで来てる服より、若干胸元がはだけてるhammer氏。

音が始まっても
オフィスで仕事してる顔と同じ顔をして頭を上下に振ってるので

なんだかそれが可笑しくて可笑しくて
hammerさんのほうは見ないようにして

音に入ろうと目を閉じる。

メロディックヘビメタルは音があって
聴きやすくも

教育テレビの「やっ!クラさんだよっ!」型の指をして
吠えるのに加わることはできなかった。

終始、自意識に囚われたまま。

あたしと同じくらいしかごはんを食べない彼が
あんなに細い身体で奏でる激しい音は

たしかに格好よかった。
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光後

2010-02-22 00:38:51 | 羽遊人
大学時代にそこそこ頭のいい大学が4つ集まってバドミントンするという
四校戦というのがあって

大学を卒業してから11年経つ今年、
その他の三校とはほとんど絡みもなかったくせに

しかもあたしが一女のときに三女だった先輩が
一女だったときの四女の先輩が幹事でやる四校戦OB会に出てみる、

気の迷い。

おずおずして体育館に入ると

大学一年のときの春合宿に遊びに来てた先輩に
何の気なしに使ったタメ語、

いやあれはたしか彼女に向けて発したものじゃなかったのだけど

「タメ語」と厳しく注意した先輩が来てて
早速フラッシュバック。

大学生のときにもインパクトあったけれど
今は1.5倍くらいの体積のインパクトでそこに存在してたので

作り笑いをして
尊敬語と謙譲語を巧みに使い分けて挨拶をした。

あたしが落ちた大学の、
いつも四校戦では勝てなかった子が来てて

彼女はもうバドミントンをしてなかったので
優越感を感じつつ、話しかけたら

彼女はあたしの大学に落ちてたらしく
もし同じ大学に受かってたら

今もいい友達になれてたかもしれないなと感慨深く。

知らないひとばかりだからと欠席連絡してた飲み会も
ノリと勢いで。

大学時代の打ち上げでは
頼んでいいのはビールか発泡酒だけで

サワーとか禁止になってた恐怖と

何かひと言でも発すれば
すぐに「一気」のカウントがやってくるトラウマで

カシスグレープフルーツを頼むのにも勇気が要った。

自意識で凝り固まって無駄にした4年間は
今では取り返しのつかないもので

雑踏の中で居場所がないと泣き叫んだ、あの日だって
もう帰ってこないもので。

今は仲良く酒を酌み交わしてる、3学年上の先輩と5学年上の先輩だって
大学時代には1打と恋愛と自意識と酒とゲロ、

に泣いたり笑ったりしたんだろうと思ったら
親近感がわいた。
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こんな夜にはこんな映画「ぐるりのこと。」

2010-02-21 23:04:52 | こんな夜にはこんな映画
森三中の黒沢からずっと借りてた、
DVDを片付ける第二弾「ぐるりのこと。」。

この、観たあとすぐに何も残らないけれど
心が軽くなる感じ、と思ったら

「ハッシュ!」と同じ監督だとわかってなんとなく納得。
タイトルの意味がわからないところも納得。

数年経って
この映画の中で起こる様々な出来事はすっかり忘れても
この映画の中のもっちり感は思い出す気がする。

エンディングは絶対「くるり」が歌うんだと思ってた。
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田村

2010-02-19 23:32:53 | 青春生き残りゲーム
チーム田村にはお馬鹿しか入れないと噂の、
田村本人ともんじゃでも。

売り言葉に買い言葉でサシ飲み。

自分で切ってるという髪と
自分でかけたというパーマがゆるふわでいい感じ。

あまり肩肘張らずに出たとこ勝負でいいやとは思っていたが

あまりにも話しやすすぎて
拍子抜け。

土日は健康ランドに8時間いたいから
彼女はほしくないとか

O型っぽくない面倒くささに好感。
田村張本人は全然お馬鹿じゃなく。
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春羽

2010-02-18 23:09:35 | 羽遊人
今年4回目のバドミントン。
勢いついてきた水曜日。

先週いっしょにゲームをして酸勝した、
33歳初心者男性にまた会えるのが楽しみでウキウキ。

彼は基礎打ちを誰に声かけていいのかわからない感じで佇んでいたので
今週もいっしょに軽め基礎打ちをしようかと思ったのだけれど

なんだかひとりウキウキしてるのを悟られたくなくて

すでにコートに入ってサーブ練習してた、
広島出身のイケメンと基礎打ちしてしまった。

練習の参加人数は13人で
ダブルスが3個入るとちょうどひとり余ってしまう日で

初心者ゆえに誰からも相手にされない彼は
コート脇でぽつねん。

ゲーム中にそのぽつねんを背中で感じて

このゲームが終わったら
彼を誘ってゲームをしなくちゃと焦燥感。

なんなんだ、33歳初心者男性。
なんでこんなに構いたくなるんだろう。

よくよく見ると軽く気持ち悪いし
左手の人差し指に大きい石がついた似合わない指輪をはめてるし

ラケットバッグは三角形でピンク色してるし。

そんなこんなで怪我ばかりで辛かった冬が終わりかけて
春の始まりに向かって練習モチベーション。
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