地下鉄で5分。あまりに近すぎる距離に彼は来た!
彼を知る人はおそらくごくわずかで、
ほとんど伴奏の菅野潤氏のつながりで来ていたという感じ。
600以上入る会場で、まあ半分かなって客入りだった。しょうがないね。
宣伝らしい宣伝は無かったし、チケットもオンラインで買えなかったし、
仙台でのネマニャの知名度は無いに等しいしね~。。
「~・・・えーと、ユーゴスラヴィアだって。まだ・・22歳か。ふーん」
などとお話している人多数。
なんだかさびしいような悔しいような・・
「いや!彼は素晴らしいんですよ!期待してください!!」と、
ココロの中から叫ぶ私。 あくまでココロの中でね。
でも、「ふっふっふ。舐めてるがいいさ。聴いたらイチコロだぜ(ニヤリ」とも。笑
さてしょっぱなコケたのは、
ヴィターリの『シャコンヌ』がキャンセルになってたこと。
ええええぇぇぇ~~~~!!!!! がっくし。。。 orz
これが一番楽しみだったのに、、
ブラームスの『スケルツォ』に変更。
あと、
シューベルトの『ロンド』は同じく
シューベルトの『ソナチネ』に
曲目変更になっていました。
ま、シューベルトは詳しくないので変わったところでべつに‥ですが。w
【プログラム紹介】
クライスラー: プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ
シューベルト: ソナチネニ長調D.384
ヴィエニアフスキ: 伝説曲 作品17
タルティーニ: ヴァイオリンソナタト短調 『悪魔のトリル』
─休憩─
ブラームス: スケルツォハ短調(F.A.E ソナタ第3楽章)
チャイコフスキー: なつかしい土地の思い出 作品42
サラサーテ: 『カルメン幻想曲』作品25 シャコンヌは残念だったけど、全体を聴いてみるとたしかに
ブラームスのほうがバランスいいかもと思った。
それにネマニャのブラームスはばっちり素敵だったしね^ー‘)
1曲目はかのYouTubeで唯一見られる彼の演奏映像での曲!!
わーやっと曲名知ることができた~~うれし~~。
会場の温度はまだまだ低く、拍手も義務的だったオープニング。
しかし・・・ これが変わっていくんですよ!(≧▽≦)
1曲終わるごとに熱を帯びていくんです♪
かあぁ~~こういう瞬間がまた楽しいのよねー。ほーれほーれハマってゆけ~
もうね、1部の悪魔のトリルが終わるころには拍手の質が全然違いましたね♪
で、私がどこで見てたかといいますと、
一番前!ネマニャのまん前デス!!ふつう聴くのに一番いいのは奏者と同じくらいの高さで、
ヴァイオリンなら真ん中より少し向かって左に座るのがベストなんだと思うけど、
ラ・フォル・ジュルネで、至近距離で聴く見る面白さを覚えたことと、
特にネマニャは、相田みつを美術館でのイザイの興奮再び!って感じで、近くで見るのさ。
指遣いのすみずみまで、額に光る汗の一粒一粒まで、
1曲終わるごとに、「メルシーボクゥ」「センキュ」「アリガト」と、
言ってるのもしっかり見えたよ。^^
最後の『カルメン幻想曲』が終わったときの拍手は盛大でした。
五嶋龍くんのカルメンに比べると、セクシーだったし。w
ああいう情熱的な曲はほんとに彼にぴったりだ。
彼は技巧も素晴らしいかもしれないけど、やっぱりその音色が一番魅力。
その音のエネルギーは物理的に体感できるほど。
隣りの隣りにいた男の子も「すげー!」だって。
アンコールも2曲やってくれて、
マスネの『タイスの瞑想曲』はもー
とろけそうになっちまいました。( ̄∀ ̄゛
で、もう1曲がね。。どうしてか曲名が思い出せない!
超超メジャーな曲のはずなのに!帰りはこれがずっと引っかかって気になってもー!
たぶん・・ たぶん『愛の喜び』だったと。。
んで、その帰りは30分歩いて帰りました。
音楽の余韻に浸りながら、アンコール曲名に頭を捻りながらw、
街明かりがチラチラ光り、夜風に吹かれながら歩くのはなかなかいいもんでした。^^
いい音楽は体の調子まで変えてしまう。細胞の組成まで変えてしまう。
邪気を払い、しっかりと波動が整えられていくんだ。
この感覚はいいよ。体がかるぅ~くなってるのがわかるんだもん。
ネマニャは、彼自身が明るくて純粋だから、とくにそういう力が発揮されるみたい。
また仙台に来てくれるかどうかはわからないけれど、
来年3月にはオーケストラアンサンブル金沢との共演が決定したそう。
あそこの音楽監督は井上道義さんだから、これもラ・フォル・ジュルネが結んだ縁だね。
そのうちN響と共演してN響アワーに出てほしいものですわ。
(ちなみに同じくLFJで人気だったブラレイ氏は来年5月いきなりN響との共演が決定している。
N響メンバーもLFJに出演しているのでそれも縁なのでしょう)
さーてお風呂入って寝るか!!あー幸せな1日だった。(*^ー^*)
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