北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2018.1.20 『796m峰』(夕張・シューパロ湖) 純白のシューパロ湖を望む
昨日は『573m峰』から下山して、
そのまま夕張にとどまるつもりだった。
しかし登っている最中一貫して降り続けた雪は、
下山して夕張へ向かう途中も激しく降り、
とうとう嫌気がさしてそのまま帰宅した。
そして古女房と会話し、ゆっくり酒を飲んで過ごした。
今朝8時に家を出て再び夕張に向かった。
その時点ではどこに登るか決めておらず、
当てにはならぬ天気予報もチェックしていなかったので、
車を走らせながらどこに登ろうかと考えた。
そんな風に当てにしていないときは意外に晴れるもので・・・
眩しい陽の光を浴びていると、不意に『796m峰』を思い出した。
昨シーズン初めて登った山だが、(昨シーズンの記録)
あまり天気が良くなかったので、
晴天の中で純白のシューパロ湖を見てみたいという思いに駆られた。
直線の長いシューパロトンネルを抜けると、
湖際に狭い駐車スペースがある。
そこに着いてハッとした!
対岸奥にそびえる『滝ノ沢岳』や『前岳』の美しいこと!
『夕張岳』にはうっすらとガスがかかって、
その姿を見ることはできないが、
それがまた幻想的でいい。
しばし、うっとりと見入ってしまった。
9時40分、駐車地をスタート。
スタートしてすぐ国道を渡り、西側の斜面に取り付く。
この山は頂上までの奥行きが1kmもないのに、
標高差500m程を稼がなければならないので、
どこをとっても斜度がきつく急登の連続だ。
その上今日は雪が深い。
一歩一歩スノーシューが雪に深く飲み込まれる。
ところどころで現れる古い作業道を利用しながらどんどん高度を稼ぐ、
と言いたいが、深いラッセルでよちよち歩き状態だ。
更に斜度がきついと深い雪が崩れて一歩を出せない。
それでもじっと辛抱して一歩一歩歩を出せば、いつか着く。
そしてCO.760の小ピークに上がる直前の約100mの急登がこのルートの核心だ。
崩壊する雪に登っては戻され、
また一歩踏み出しては戻されることを繰り返し、
なんとかかんとかクリアして、
11時50分、「760mP」。
ここに登ると東側の風景がほとんど見られる。
期待した純白のシューパロ湖の南北に長いこと!
また、前述の『夕張岳』近辺だけではなく、
『夕張マッターホルン』、『鉢盛山』、『芦別岳』、『シューパロ岳』、『中岳』等が、
純白の迫力ある姿を見せてくれた。
「いやあ、今日ここに登ってよかった」と、
心から思える瞬間だ。
「760mP」を過ぎると間もなく『796m峰』がその姿を現す。
その頃になると雪の深さが浅くなった。
寒暖を繰り返して締まってきている。
辺りの風景も広々としていい。
そんな中を楽しく歩き、
12時15分、『796m峰』。
ここからの景色は北から東を回り、南にかけては遮るものがない。
そして南から西を回り、北にかけては樹木があり、
木の間越しの風景となる。
しかしそこには『冷水山』、『三角山』、『874m峰』といった、
夕張を象徴するような山々が連なっている。
また、南のシューパロダムの上に『真谷地岳』がそびえ、
その頂上と重なって『754m峰』が見て取れたのは感動的だった。
頂上でインスタントラーメンを作りながら、
そんな周辺の山々の景色を楽しんだ。
『796m峰』、これは素晴らしい山だ。
下山は自らのトレースを辿るので楽だ。
ただ、どこもここも急斜面なので、
どんどんショートカットして下る。
13時30分、駐車地。
いやあ、思いがけなくいい思いができた。
楽しかったわぁ~
素晴らしい思い出を胸に、
夕張でいつものようにアイス3個を買い、
ゆっくり食べながら帰途に着いた。
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劣らない美しい趣を放っています。
こんなに良いスポットがあるとは知りませんでした。
晴れの日にこの山域に迎える日があれば是非一度望んでみたい風景です。
素晴らしい!
身近でいて、コツコツ登り続けることに飽きが来ない。
今後もちまちま夕張の低山を登り続けるよ。
796峰からの眺望はほんと素晴らしいね。
Amigiならではの山選びに脱帽だわ。
明日、休みだからスキーとシューを持って行って見るべ!
796m峰が無くて797.2mのピークがあった。
ブログの文面からここが796m峰であり、点名は「本遠ほんえん」となっている。
登山口から正に急登で標高差は約500mだ。
手前の760コブも確認出来た。ルートも見えてきたがまぁどこを辿っても緩斜度の斜面は無く苦戦するかも知れないな?
新しい地形図では796.4mとなっているようだ。
登ったのは一昨日のことだから、スノーシューのトレースがしっかり残っており、固くなって登りやすいと思う
スキーは雪質が悪いので避けたほうがいい。
シューパロ湖を挟んで対岸の『夕張岳』を望むには、ぜひ晴れて欲しいものだな。
「796.4m峰」に「本遠」という点名があったとはなあ・・・
今の地理院地図からはそういう点名を全て排除したのかなあ?
私はインターネットで地理院地図を見ている。