東京砂漠脱出計画~Ut på tur, aldri sur~

2009東京砂漠を脱出して富士山麓へ
2012息子の進学で都内へ舞い戻り
2016縁あってノルウェー移住

心の声

2008-08-28 22:37:54 | 準備 preparation for moving
行ってきました~
山梨に!

思い起こせば山梨にはこれまでも何度か
遊びに行っていたんですよね
でも暮らす場所として見たことはなかったので
ただ道を走って目的地へ行って
そこで遊んで帰るだけでした

今回は全く違いました
通る場所のひとつひとつが丁寧に目に入ってきて
この町は気持ちがいいなあと思ったり
この辺りはイマイチだなと思ったり

広く見渡せる景色の中を走る車はみんなのんびりとしていて
噂に聞く「右折優先山梨ルール」とやらも
実際には手を上げてゆっくりと譲り合う感じでした

何よりも、どこへ行っても山が近くて
(山梨はその名に反して山だらけの県ですね)
遠くまで見渡せる感じがとても気持ちよく
やっぱり人間にとって自然に包まれているということは
本当に大切なんだなあとつくづく思いました

それから
今回の旅行で関わった方がみんな親切で
ただの一度も嫌な思いをしなかったことも
とても嬉しかったです

宿やワイン作りの体験施設やお店などは
もともと観光客相手の商売ですから
親切で当たり前かとも思いますが
それでもやっぱり田舎特有のほのぼのとした
温かさがありました

民間のリクルートや不動産屋さんでは
普段は地元の人相手だと思うのですが
そこでもやっぱり同じように
単純に親切にしていただきました

仕事や賃貸物件を探している事情を話すと
「お住まいは川崎?こちらにご親戚か知人でも?
 え?いないんですか?ハアそうですか」
と一瞬不思議そうにされることはあっても
半年以上先にお客になるかならないかわからない相手に
本当に親切にいろいろと教えてくれました

帰り際に
「あ、今日は祭りがあるんでよかったら見ていってください」
と案内してくれる人まで

わたしも東京で長く営業の仕事に就いていたときには
相手に感じの良い印象を与えるべく
いわゆる営業用スマイルや
いかにも相手に好意を持っていると思わせる態度が
すっかり身についてしまっていましたが
それらはもちろん「素」の自分とは程遠いもので
あくまで仕事用の顔

うまく言えませんが
田舎にいるとそんな使い分けは必要ないのでは
と感じました

とりあえずリクルートとハローワークで登録を済ませ
甲府、河口湖、富士吉田それぞれで不動産屋さんに寄って
事情を話して住宅事情について相談に乗っていただいた結果
本格的な仕事探しと家探しは年明けになりそうです
それまではインターネットでマメに情報をチェックですね

行くまでは
「まずは仕事!
 少しでも希望に合った仕事を探してそれから学校と住まい」
と思っていたのですが、帰る頃には
「仕事は生活できればなんでもいいかも
 とにかく河口湖町で暮らしたい」
と心がハッキリと大声で言っているのが聞こえました

下見

2008-08-21 23:16:51 | 準備 preparation for moving
お盆を過ぎてから一気に暑さがゆるんだ気がします
季節の移り変わりが本当に速いです…

さて、来週はいよいよ山梨へ下見に行きます!
(といっても1泊2日の小旅行)

ふだんの旅行だと子供と一緒に楽しめるように
何箇所か遊ぶスポットを調べてある程度計画を立てるのですが
今回はなんといっても下見です
まずは仕事に関する情報収集が第一の目的で
それからできたら不動産屋さんにも寄って
住宅事情について話を聞きけたらいいなあ

初日は石和~甲府周辺、2日目は河口湖~富士吉田を
回る予定です

でも、下見だけでは息子があまりにもつまらないと思うので
「山梨いいかも…」とポイントをアップしてもらうために
本人の希望であるところの「ワイン作り体験」に
行くことにしました

ぶどう狩りをして(もちろんぶどう食べ放題!)、
大きなタルに入って足踏み体験と絞りたてぶどうジュース試飲
それからワインボトルに貼るオリジナルラベルも手作りして
あとは冬にワインが届くのを待つ、というもので
わたしもけっこう楽しみです

うーん、なんかこういうのも気楽でいいかも

のんびり気持ちよくドライブをして
美味しいものを食べて
こういうところで暮らすのもいいかも、と
ちょっとでも息子が思ってくれたらいいなあと
期待しているんですけどね

改めて「仕事」

2008-08-18 22:54:16 | 仕事 work
思い起こせばかれこれ6年前
初めて転職を考えたとき
なんとなく漠然と希望する職場のイメージがありました
それは
「決まった時間だけ決まったことをキチンキチンと片付ける」
というイメージです

それまで十数年間働いていた職場は
よく言えばとても活気があって、毎日があっという間でした
その日の仕事を全部終えて帰る、ということはまずなくて
やってもやっても終わらない、あとからあとから仕事が増える、
という日々の連続

会社は好きだったし仕事もやりがいがあって
人間関係にも恵まれていたと思います
ただ、体力的にだんだんきつくなってきたのと
ちょうど子供の小学校入学が近づいてきたのとで
毎日夜遅く帰宅する仕事はもう限界かな?と思っての転職でした

この先無理なく長く続けられる仕事で
残業がなく、ノルマや対人ストレスからもこの際開放されたい
かといって変化がないのもつまらないし
少しずつ勉強や研究をつづけて向上してゆける職種

そんなイメージが常に頭の片隅にある状態で
通信教育で資格を取り転職したわけですが
これがほぼ思い描いていたとおりの職場でした

イメージを持つのって大事だなあ、と
その時しみじみ思いました


さて、このたびの転職
そうそう何度もある機会ではないので
改めてどんな仕事をしたいか
まだ時間があるのでゆっくり考えたいと思います

自分にできること
これから携わっていきたいこと
ゆずれない条件、妥協できる条件

とりあえず息子が中学高校を卒業するまでの
6ヶ年中期計画くらいを練りたいと思います

計画といえば…
全く無計画に毎日プールやサッカーに明け暮れて真っ黒な息子
小学校が数年前から2学期制になり夏休みは27日までです
もう10日もないけれど自由研究は?読書感想文は?
とてもやっているようには見えないのですが

しーらないっと

気分と体調

2008-08-14 23:33:09 | 準備 preparation for moving
ここ数日オリンピックに感動しています
ほかの事を忘れて目の前のことだけに集中する表情に惹きつけられます

やっぱりスポーツはいいですね

田舎で暮らそうと思い立ってからずっと
あれこれ調べてたり考えたりしていたのですが
オリンピックでちょっと中断です

おまけに今、今月末に封切られる映画の原作の
「20世紀少年」というコミックにはまっていて
そちらからも目が離せません

そろそろ来月の旅行の準備もしたいし
楽しみがたくさんあって嬉しい限りです

ところで、ふと気がついたんですけど
ここ1ヶ月くらいとても体調がいい気がします
特に、十数年来の慢性的な便秘がすっかり解消
これは驚くべきことです!

原因をあれこれ振り返ってみますが特に思い当たる節もなく
本当に不思議です

ひょっとしてひょっとしたら、気分的なもの、かなあ?

ストレスから身体に異変が起こることはありますが
逆に気分がとても良いせいで体調も良好な状態を保てている、
という考えは、ちょっぴり信じがたいです…

でも昔から「病は気から」と言い
「プラシーボ効果」や「笑いがNK細胞を活性化する」なんていうことが
実証されているらしいですし

実際この世の中
目に見えないものの力のほうが信じるに値すると思うこともしばしば

新しい土地で新しい仕事に就いて新しい暮らしをするとなると
今以上におちおち体調を崩してなんていられませんから
この「笑う門には福来たる(健康編)」
とりあえず手札に加えておこうと思います


アナログ推奨

2008-08-11 22:03:44 | 準備 preparation for moving
わたしはこのデジタル全盛期にあって「できればアナログ」推奨派です
というよりもわたしはともかく子供には
「できるだけアナログ」を推奨したいのです

たとえば都会の子供の多くは電車に乗る時には
改札の読み取り機にピッとカードを当てて通り抜けるのが
当たり前の光景ですが
息子には必ず自動販売機で切符を買うように言っています
路線図で料金を調べて財布から必要な小銭を出して
いくつかのボタンを押して切符とおつりを回収
何度かやってみれば子供でもすぐに覚えられる簡単な作業です

携帯電話も持たせていません
しょっちゅう「ケイタイほしいなあ~」と猫なで声ですり寄ってきますが
「アナログでなんでもできるようにならないうちはダメ」と取り合いません
「ぼくなんでもできるもん」
「ほー、市立図書館で自分のカード作って本借りたこともないくせに」
「作れるもん」
「作れるっていうのは作ってみてから言うの
 それに電話帳で知りたい場所の電話番号も調べられないし
 だいいちマンガ以外の本を最低200冊は読まないとダメ」と言ったら
その日から学校の図書館でせっせと本を借りてきて
読んではノートに記録するようになりました
でもタイトルのほとんどが怪盗ルパンシリーズって…
まあいいけど


そんなアナログ推奨派のわたしですが
インターネットで得られる情報の恩恵に浴する場面が多いのは事実です

今回の引越しの計画にあたっても
地域の詳細な地図を手に入れるところから始まり
下見のためのルート検索も宿泊の予約ももちろん全てインターネットです

市町村のホームページで地勢や人口分布を見たりできるのは序の口で
気象庁のホームページでは気になる地域の気温や降水量データなどを
さらに環境省のその名も「そらまめ君」ではなんと
全国の大気汚染物質の分布情報を見ることができます

それに加えて一番すごいと思うのは
インターネットのいろいろなQ&AサイトやSNSなどで
求めれば見ず知らずの人が多くの情報を与えてくれることです

しかもそういう個人からのメッセージの中には
情報誌やただの数値データからは読み取れない
リアルな情報や経験を踏まえた意見などが多く
その内容に驚くこともしばしばです

ついでに言うとこのブログを利用して
複数のいろんな状況にある知人友人にメッセージを送ることができるのも
決してアナログな手段ではないですね

でもついついインターネットの便利さから
気がつくと必要以上に情報に頼ってしまっているのではと
ふと不安になることがあります

手元に何もなくても、予想していなかったことが起きても
なんとかできる生きる基礎体力のようなものを失いたくないので
時々は「いきあたりばったり」がいいかも!

残念…

2008-08-09 10:51:28 | 仕事 work
昨夜は久しぶりに前の会社の友達と横浜で飲みました
外でお酒を飲むのが久しぶりだったのに加えて
集まった面子がとても楽しくて
かなり気持ちよく酔っ払って帰宅しました

いつものようにポストの中を除くと
なにやら大きくてきれいな封筒が
ん?なんかいやな予感…

部屋に入って開けてみると予想に違わず
先日送った履歴書が返送されたものでした
あ~あ、残念
今回はご縁がなかったようです
でも、印刷された文書にちゃんと直筆で担当者が署名してくれている
やっぱりいい会社だなあ

でもちょっとだけホッとした部分もありました

もしも今のうちからうまくいって仕事が決まってしまったら
もう今の会社でこの先一日たりとも働けないかもしれません
というのも、昨日は上司のやり方にほとほと愛想が尽きた事件があり
来週にも社長にはっきりと退社の意思を伝えよう、と決心したばかり

やっぱり時期が早すぎたかな、と思いました

もうちょっとゆっくり進めたほうがよさそうです
まずは今月末に予約を入れてあるリクルートジョブランドに行って
登録を済ませて聞きたいことなど聞いて
ついでに周囲のいろんなところを息子とドライブして
こんな場所で暮らすのはどう?と懐柔にも力を注がないと!
(なんといってもまだ8割以上反対気分だそうですから)

それから9月末には息子と
「これが最後の贅沢かも海外旅行」に行く予定なので
無事旅行から帰ったら本腰を入れて就職活動をしようと思います
できれば年内に決まればいいなあ

「あのとき最初の会社に決まっていなかったおかげで
こんないい仕事に就けて本当に良かった」
なーんていうふうになるといいんですけど
楽天的すぎ?

理由

2008-08-07 00:10:26 | 仕事 work
先日履歴書を送ってからというもの
もしも面接に呼ばれたら
川崎から山梨に移り住みたいという理由について聞かれると思い
気がつくとあれこれ考えをまとめています

今の応募の行方がどうなるにしろ
仕事が決まるまでには必ず面接がありますから

まさか面接官の方にこのブログを見てくださいとはいえないので
簡潔に答えられるように、と思うのですが…

一言ではとても言い表せず
なかなか難しいです


先日、周囲から「面接の達人」と呼ばれる友人がその理由について
「かっこつけないから、緊張しないから、かな」と聞いて
ナルホドと思いました

そうですね
とりあえずは自分の気持ちを自分でしっかりわかっていれば
大丈夫かも
ちょっと気が楽になりました
達人!ありがとうございます

はじめの一歩

2008-08-04 22:02:08 | 準備 preparation for moving
初めての職務経歴書を何とか作り
履歴書と一緒に駅前のポストに投函しました
どうなるかわかりませんがとりあえず始めの一歩です

一息ついてふと見ると
改札口から出てくる人に見覚えが…
ああっ!保育園で息子がお世話になった美人先生!
なんという偶然
ホントにびっくりしました

卒園以来5年以上ずっと年賀状だけのお付き合いで
ご結婚されて赤ちゃんが生まれたことは知っていましたが
お会いする機会はありませんでした

それが数週間前
たまたま初めて入ったスーパーでバッタリ会って
それはそれは驚いたのですが
続けてまたお会いするなんて

なんだか不思議な気がします
それというのも、前回スーパーで会ったその日は
履歴書を送った会社のことを初めて知った日でした
(知った経緯も偶然に偶然が重なったものだったのですが)
そして2回目は、求人に応募した直後です
なんだか「ご縁」を感じてちょっと嬉しくなりました

もしも面接に呼んでもらえることになったら
またまた嬉しいんですけどね


ところで、先日車で近所の幹線道路を、窓を開けて走っていたら
隣の車線を消防車が追い抜いていきました
灰色の排気ガスが吐き出され
こちらの車内にも入ってきて思わずむせました
すがさず息子が「…今ので1%減った」
え?
何のことかと思ったら「山梨に行くのに反対88%」が
今の排気ガスで87%に減ったとか
ちょっと可笑しかったです

そういえばこの前も雑誌の星占いを見ていて
「なんか変なことが書いてある」
「なに?」
「おうし座(←息子はおうし座)、空気の綺麗な所に行くと良いって」
なんだかんだ言って
少しずつ引っ越すことを現実のこととして考えているみたいです

そうだよ~ 新しいところへ行くのって楽しいよ


職務経歴書

2008-08-03 00:21:16 | 仕事 work
うーん…
煮詰まっています

実は先日、ちょっと気になる求人にHPからエントリーしてみました
仕事を始められるのが半年以上も先なので無理かなとも思ったのですが
時期を待っている間にその求人自体がなくなったら
きっと後悔するだろうと思いダメモトで

そうしたらすぐにメールが来て
書類審査のための履歴書と職務経歴書を送るようにとのこと

あわてて証明写真を取って履歴書を作り
さて次は職務経歴書

今まで転職したのは1回だけなのですが
そのときには履歴書だけでしたから書いたことがありません
そもそも職歴っていつから出現したの?
いつからそんなにポピュラーに?
転職がめずらしくなくなった頃からでしょうか

とりあえずいくつかの転職サイトなどで書き方を研究
ふむふむ、時系列タイプとプロジェクトタイプとかがあるのね
なんとなく分かった気がしてパソコンの画面に文字を打ち始めて
…ちょっと困りました

これって入社したい会社に自分のスキルをアピールするんですよね
これまでの仕事で何をしてどんなことができるようになったか、とか

うーん、むつかしい
今の仕事はちょっとマニアックな(?)専門職なので
(といってもメイド喫茶などではありません)
身に着けた実務的な技術はわたしが応募したい会社にとって
全く魅力がないと思われます

そうすると、そこから派生させて一般的な特技のように
書けばよいのでしょうか?

「顕微鏡を使った検査業務」
   ↓
「細かい作業」
   ↓
「緻密な作業に対して集中できる」

なんだか胡散臭い…
ああ、わたしは今の会社で一体何を学んだのか?
何もないのでは?
いやいやそんなことはないはず、何かあるでしょう!

今夜は眠れないかも

盆踊り

2008-08-01 23:46:15 | 準備 preparation for moving
今日は自治会の夏祭りでした
今年は持ち回りの役員をやっているので
仕事のあと急いで帰って会場の公園へ

先週の日曜日にすでにやぐらを組み、沢山の提灯が吊るされて
手際よく警察に周辺道路の通行止めの許可も取ってあります

開始時間前なのに盆踊りの音楽と太鼓の音が聞こえてきました

遅れて駆けつけたわたしに割り当てられた役割は、なぜか放送係り
進行表にしたがって
「続きまして、炭坑節」とか
「これより10分間の休憩です」とか
「ただいまの太鼓は○○さんです」とか
「本日はお隣の町内会事業団から踊りの応援に来ていただいています」とか
そんなことをマイクに向かってしゃべるだけという
大変ラクな係りでした

ヒマなので浴衣を着て踊る人たちや太鼓をたたいている人を
ぼんやりと眺めていたのですが
やっぱり日本のお祭りは情緒があっていいなあとしみじみ思いました

それに加えてなんとなくホンワカした気分にもなりました
うまくいえませんが「地域」というものの温かさ、のようなものでしょうか

わたしの両親くらいの年齢のかたやお年寄りがとても多いし
知らない人がほとんどで
別段楽しい集まりでもないのに不思議です
トシ、かしら?

でも思い返してみると
転勤族だったわたしの家族は新しい土地に移るたびに
近所付き合いをとても大切に、そして楽しんでいたように思います

そんな中でわたしも小学生の頃
近所の友達3人と手作りチケットを作って
「ピンクレディー対決ショー」をした記憶が…
楽しかったなあ

人づきあいはごく普通にあるもので
避けるものでも嫌がるものでもなかったと思います
家に人がいるときは玄関の鍵なんて閉めたことがなかったし
雨が降ってきたら洗濯物を干しているお隣に大声で教えてあげたり

年配のかたやお年寄りの多い地域の催し物には
そんな雰囲気が漂っていてホッとするのかも

たぶん今でもみんな
「そういうのがいいよねえ」とか「昔はよかったなあ」とか
思っているのではないかと思うのですが
逆の方向に進んで止まらないのはどうしてなんでしょう???

注意書

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