べるぎぃ*さばく

兵庫→京都→兵庫→東京→ベルギーへお引越ししました。
日々のちょっとした出来事をつづってます*

モネ劇場のあとはベルギー王立美術館*

2010年06月02日 | * たび(ベルギー) *



モネ劇場でエリザベート王妃国際音楽コンクールサロンコンサートを聴いた後は
ベルギー王立美術館(ブリュッセル王立美術館)へ


なぜって?

それは入場料が無料だから(笑)

入場料が5€(約550円)なのですが毎月第1水曜日の
13時~美術館や博物館の入場料が無料になるんです*


ここでも関西人発揮(笑)




世界遺産のグランプラスから徒歩10分、ベルギー王立美術館は
ちょっと高い場所にあります。

ちなみに奥に見えるのがグランプラス*



ベルギー王立美術館
仏:Musées royaux des beaux-arts de Belgique
蘭:Koninklijke Musea voor Schone Kunsten van België


古典美術館と近代美術館の2部構成になっていて
古典美術は14世紀から19世紀までを展示されています。


中に入るとエントランスが吹き抜けのホールになっていました。



画像は2階から撮ってみました。

このエントランスに昆虫を隙間なく貼り付けた
巨大なボールがあるのですが(画像の手前にちょっと見えるものです)
これがどうも受け付けなくて脳裏に残り調べてみると
ベルギーを代表する現代作家のヤン・ファーブル(アントワープ出身)
作品だったそうです。。。



残念ながら美術も(音楽も)詳しくないので内部で撮った画像を・・・



ピーターフリューゲルの父
 『 ベツレヘムの戸籍調査 』
  



息子の模写
 『 ベツレヘムの戸籍調査 』



同じ構造の絵が近くに飾ってあったので
Yさんと一緒に「なぜ?」を連呼していたのですが
お父さんの描いたものを息子さんが模写していたのですね。

お父さんの方は青っぽく、息子さんの方は茶色がかっていました。


調べてみると、フランドルの村の冬景色と聖書の出来事を結びつけた
宗教画になるそうです。

宗教画というとどうしてもイエスキリストやマリア様が描かれているものを
想像してしまいますが違うんですね。



こちらもフリューゲル作の
反逆天使の墜落(The Fall of the Rebel Angels)



絵のとても近くから部分的に何枚も何枚も写真を取られている方が
いらっしゃったので「よぼど気に入った絵なのかな?」と思い
近くでじっくり見てみると妖怪のような生物がたくさん・・・びっくりしました。




ベルギー王立美術館のフリューゲルの作品は
ウィーン美術史美術館に次ぐ多さだそうです。


こちらはルーベンスの作品が集められている部屋





ルーベンスとブリューゲルは一部屋ずつ割り当てられていて
いるので、ゆっくりと満喫できます。



フランス フランケン(Frans Francken)作
『バベルの塔』 



バベルの塔(Tower of Babel)』 は旧約聖書のお話に出てきます。


*旧約聖書より日本語訳コピペ*

世界中は同じ言葉を使って、同じように話していた。
東の方から移動してきた人々は、シンアルの地に平野を見つけ、そこに住み着いた。
彼らは、「れんがを作り、それをよく焼こう」 と話し合った。
石の代わりにれんがを、しっくいの代わりにアスファルトを用いた。
彼らは、「さあ、天まで届く塔のある町を建て、有名になろう。
そして、全地に散らされることのないようにしよう」 と言った。

主は降って来て、人の子らが建てた、塔のあるこの町を見て、言われた。
『彼らは一つの民で、皆一つの言葉を話しているから、このようなことをし始めたのだ。
これでは、彼らが何を企てても、妨げることはできない。
我々は降って行って、直ちに彼らの言葉を混乱させ、互いの言葉が聞き分けられぬようにしてしまおう。』

主は彼らをそこから全地に散らされたので、彼らはこの町の建設をやめた。
こういうわけで、この町の名はバベルと呼ばれた。
主がそこで全地の言葉を混乱(バラル)させ、また、主がそこから彼らを全地に散らされたからである。



このことさえなければ世界中で共通の言葉が話され
意思疎通が簡単に出来ていたのに・・・

語学の苦手なtomiにはとてもとても大きなテーマの題材で
色々考えさせられますが、気になる箇所を見つけちゃったんです。



この絵の左下にいる大きな犬を散歩させている子供ちゃん
どう見ても・・・おじさん。ヒゲ生えてるし(笑)




とてもゆったりとした美術館で絵の前で学生たちが写生?!していたり
上の画像のように地面に直接座って見ている人も。


目線を変えると同じ絵でも違って見えるのでしょうね。







クリヴェッリ、クラナック、マサイス(Jan Massys)、ルーベンス、Wappers Gustaf 等
古典美術館が有名ですが、近代美術館もルネ・マグリットやアンソール、ダリなど
さらに、ダヴィッド、スーラー、ピカソ、ゴーギャン、、有名な絵がそろっていたそうですが
たくさんスルーしてしまっていたようです。


あまり後悔がないのは入場料が無料だったから?(笑)


次回は1日かけてゆっくり観たいと思います。





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