私は我が子を愛せるのか ~産後うつ~

本当に鬱のせいなのか、育児不適合者なのか。

「見て欲しかった」【備忘録】

2016-04-18 17:13:21 | 2ヶ月~。
タイトルはオットに2ヶ月健診後に言われた言葉だった。
うつぶせに寝かせた時に、顔を真っ赤にさせて
一生懸命顔をあげようとするムスメの姿や
初めての予防注射に火がついたように泣く姿を、
「フユ(ムスメ仮名)が一生懸命生きてるって分かる姿だから」
だから見て欲しかった、と言われた。

そうなんだ。
私もどこかで「今のムスメの姿は今しか見られない」って分かってる。
それを遠い私の実家に預けてしまっていて
病気でもないオットは見れて1週間に1度会いに行くだけになってる。
私も後から「あの時鬱になってなかったら」と後悔する日がくるのだろうか。

今でも私の中のムスメの姿は。
あのぐにゃぐにゃした体の得体の知れない宇宙人のようで
ギャーギャー叫ぶだけの私を困らせるだけの存在だった生き物のままなのだ。
それがたまらなく怖くて、一緒にいるだけで息が詰まりそうになるんだ。


たぶんうちのコだけ。【備忘録】

2016-04-15 20:25:13 | 2ヶ月~。
2ヶ月健診は、まだ私が病院にかかる前に
保健師さんに言われるままに近所の小児科へ私が予約をしていた。
が、それを実家の方でするとなると、
諸手続きが非常に面倒なのに加え、
かなりの額が自腹になってしまうことがわかったので
とりあえず地元から父母がムスメを連れてきて
その予約した小児科に連れて行くことになった。
同行したのはもちろん私ではなく、オットと私の母。
私の父はその間、私のマンションにきて他愛のない話しをしていた。

気を使ってくれている。
そんなの私にも分かってる。
でも、そんな父の気持ちすら面倒だった。
早く帰って欲しい、とだけ思ってた。
ヒドい娘だと自分でも思った。

健診が終わったから、とメールがきて
やっと父が帰って行ったと思ったら、
入れ違いで今度は母がマンションを訪れてきた。
父の時とは違って、母とは少し素直に話しが出来た。
母の友人の娘さんも、理由は全然違うけれど鬱になってしまい
その話しを聞いてたからか「絶対治るからね」と
帰り際に強く涙目になりながら私の手を握った母を見て
ああ、私ってこの年になっても全然親不孝しか出来てないなと思った。
と同時に、帰ってからこらえてた涙が止まらなくなった。

何やってんだろう私・・・!
何やってんだろう私・・・!
そんな思いが止まらなくて、その気持ちが全てが涙になった感じだった。



2ヶ月健診に、オットと私の母が付き添いだったムスメ。
付き添いはきっと皆ママだったろうなぁ。
ママがいなくて、パパと祖母ってうちのコだけだったんじゃないかな。


ちょっと時間ですら。【備忘録】

2016-04-14 17:28:52 | 2ヶ月~。
1ヶ月健診後からムスメと離れて過ごすようにしたものの、
次の週末には搾乳して冷凍したおっぱいを届けに行く、という名目で
そしてその次の週には半年以上前から計画してた母の旅行があるということで
なんだかんだと毎週実家に行き、ムスメに会うことになってしまっていた。

その時の気持ちと言えば。
皆と一緒の時(特にオットと弟、母が一緒にいる時)は
本当に穏やかな気持ちでいられたように思う。
ああ、ムスメって愛される為に生まれて来たんだなぁと
感じられる瞬間があったと思い出せる。

が、母が旅行に行ってしまう事で
ムスメを見る人がいなくなる為に(弟は仕事、父は病院)
その時間だけなんとか見ててくれ、と自分のムスメの事だもの、
頑張らなきゃと数時間を乗り切ろうと心を決めたハズの私、
結果からいうと、たった1時間も一緒にいるだけで
どうにも出来ない動悸等で半泣きになってしまう自分。
途中心配した父からのメールに、正直に「頑張れない。無理」と送ったところ
ちょっとしてから父から電話が来て
(近所に住んでる)叔母さんに来てもらうよう手配したから待ってて」
ということになってしまった。
私は「大丈夫、呼ばなくていいから!」と抵抗したものの
もう話しがついてしまってたようで、数十分後叔母が来て
ミルクを飲み終えて無表情でユラユラしてた私を見て
「抱っこさせて~」と言ってくれ、あやしてくれた。

・・・後から聞いたら、叔母は高齢だから腕も腰もボロボロで
本当なら抱っこなんてほとんど出来ないぐらいの体みたいなのに
私に気を使ってくれて、そう言ってくれたんだな、なんて思ったら
自分自身が本当に情けなくて情けなくて。

そう。
たった3時間程もムスメと二人きりになれなかった。
母が旅行からまっすぐ家に帰って来てくれて、
その後に父が病院から帰ってきてくれて、
少し落ち着いたところで、私を自宅へ帰る為の高速バス停まで送ってくれた。

前日、寝る場所が無くリビングのホットカーペットで
ウトウトするぐらいしか眠ってないのに、バスの中でも眠れず
それどころか何とも言えない虚無感に苛まれ、
私は一生このままダメな人間になるのかなぁ、とぼんやり車窓を見ていた。


母親になんてなりたくない。
母親になんてきっとなれない。
それどころか、まともな人間にすらなれないような気になっていた。