八戸市森林組合のブログ

森林・林業、森林組合の活動紹介、林業用の作業着の開発について等、課長の気まぐれブログです。

馬搬の1歩

2013年09月24日 | インポート

 私が進めている事業で馬搬があります。馬搬を本格的に進める為に、愛馬のハヤを遠野の岩間君に預けておりました。先週から八戸に戻ってきましたので、組合で購入したポニー用の馬具をつけて練習しております。ここで重要な人物がおります。最近組合に就職した方が、学生時代に馬術部だったことから、将来的には大きな馬を彼にしてもらう予定です。これは練習ですから。でも手始めはここから行えれば楽ですね。いきなり1tの馬相手じゃ大変だし。

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 さて、ポニーの馬搬は1本4mの杉を200mぐらい引かせております。

 まだ力の入れ方が体が覚えていない事や平坦地ですので、まだこの程度ですが、2本は十分引くことが出来ると思います。また、斜面であればかなり楽に引くと想像します。かなり良い感じですが、細かい作業が出来ないので、そのようなやり方も今後覚えていかなくてはなりません。

 馬搬の文化の復活になるのでしょうか?ちなみに26日は衆議院会館で日英馬搬シンポジウムが行われます。もはや廃れた文化では無くなりつつあります。


国産わりばし

2013年09月24日 | インポート

 ようやく時間を見つけて郡上わりばしをショップの方へ載せました。私の兄貴的存在の大原林産小森社長が関わっている郡上わりばしプロジェクト実行委員会で作られたものです。

 

 高級な割り箸は時々目にすることはありませんが、なかなか国産の割り箸を使う機会がありません。国産の割り箸を使うことは本当に良い事なんです。

 

 1香りが良い。

 2持続可能な森作りに役立てる。

 3化学薬品による消毒や防腐処理が行われていないので、体に良い。

 4袋詰め作業は障害福祉サービス事業所で行われる。

 5何回洗って使ってもカビが生えにくい。

 6地域の産業になる。

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 等々、本当に使ってもらいたいです。家庭だけでなく、お店等においても話題になりますし、袋に広告を刷ることも可能です。またもらって損は無い物なので、イベントでプレゼントするに良いです。

ご購入はこちらで出来ます。小物のカテゴリーを覗いてみてください。

http://8-mori.shop-pro.jp/

 


会社のコンセプト

2013年09月21日 | インポート

 森林組合なので、コンセプトは組合員の利益の確保です。森林組合に14年ほど勤めて感じる事を通じて私は

 1「地域の雇用の確保の事業」2「地域の環境の保持しながらの経済との共存の事業」3「森林所有者の森林に関するコーディネートの事業」だと思います。最近では林業作業者の安全に関する情報の提供と道具の開発と販売」でしょうか。

 

 当組合が日本の林業の中で優れている物、自慢出来る事は広葉樹林業の実績、林業の安全に関する指導、道具の普及と情報の発信です。

 

 また、次の機会にメモとして使います。

 

 

 

 

 


祝!森林組合 ブログで1番に。

2013年09月12日 | インポート

 ついにYAHOO!で、森林組合 ブログで検索すると1番最初の1番上に当組合のブログが表示されました!!!日本の林業の安全に関する事が多く、地元ネタが少ないですがね。何はともあれ、日本で1番見られている若しくは何かしらって事でしょうね。

 

 青森県として、八戸として全国の森林組合のてっぺんに少しでも立てた事が何より嬉しいです。

 

 すべてに感謝です。文章が荒いとか情けない所はいろいろありますが、有難うございます。

 ええ、まだまだ色々ネタありますので、今後も頑張って書きますぜ。

 

 


チェーンソー保護ズボンの切断

2013年09月11日 | インポート

 少し前にチェーンソー保護ズボンを東京農業大学の林業工学研究室で実験してみました。

 チェーンソー保護ズボンとはチェーンソーが布に当たった時に布がほどけて絡みつき、止まる仕組みになっております。

 1番最初にもっとも強いと言われている布で試そうと思いましたが、カッターで10回ほど当てると切れてしまします。これだから布を絡ませるようにしたんだと分かりました。

 次に農大で実験出来ることが分かり、実験してみました。ちなみに森林総合研究所でも行えます。

 さて、20m/秒ってどんなスピードなのかまず調べました。私が持っていったチェーンソーのハスク346ニューエディション50ccでは、大体半分のスロットルで回す程度です。フルスロットルでは約23秒/秒だったような。基本、20m/秒とはフルスロットルから手を放した時の惰性の数字と聞いた事があります。

 

 当初16m/秒の布でズボンを作った方が、軽いし、暑くないないと思って、まず4枚で挑戦。いろいろあって結局分かったのは、その回転数だと皮膚1枚で止まること。だから何かの拍子で当たると、切れちゃうってことですね。ちなみに5枚にすると1枚残って止まります。どちらにしても紙一重なのです。いろいろ失敗して分かったのは、止まらない時には布の下の素材をボロボロに切断してしまう事。作る側としては、もしものことがあって切れることがありますとは歌えない。だから16m/秒は採用できない事になりました。ヨーロッパの基準に無いしね。自分の足を切ることを想像すると、絶対布の枚数を少なくはできませんね。

 

 またズボンの前だけでなく、左足の後ろ側にも補強していることについて。これはチェーンソーの刃が直接当たるからではなく、布の端っこは布の効果が薄くなると共に、布がチェーンソーに引っ張られ、その先の部分を切ってしまう。だから余白がないと切ってしまうことになり 

ます。結局15回以上実験しましたので、私のチェーンソーは無理が掛かって近いうち壊れることでしょう・・・。

 これを読んだあなたはとてもラッキーですね。このブログを有料にしたいぐらいです。一般の人にこれだけの実験は確実に行えませんので。

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