日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

謹んで。

2017-06-24 | Weblog
昨日、衝撃のニュースが飛び込んで来て意気消沈。

小林麻央さん 死去

ステージ4という報道から楽観的な状況ではないと推察していたけど、いざ死去ニュースを目にして戸惑いしかない。あたしのような赤の他人ですら無念と寂しさを感じるくらいなのだから、ご本人や身近な人の辛さは察して余りある。海老蔵の大きな眼から生まれるあの睨みは縁起物であるが、その眼からこぼれ落ちる大きな涙粒にさらに心が潰れるのです。


歴代の團十郎は短命で、海老蔵の父である12代 團十郎はもちろん、祖父である先代の團十郎も然り。
しかも業(ごう)が深くって、さらには宗家 成田屋の重責が團十郎の命を奪うこともあるのだろう。




TVのドキュメンタリーの中で海老蔵自身が成田屋の家系は短命であるから、自分もそのつもりで全力で生き急がねばならぬというようなことを語っていて、もしかして次期 團十郎を妻が命を賭して護ったのかもと思うわけです。
本来なら父から子へ受け継ぐべき伝統と技を、自身の力で会得している父や夫の苦労を知っている梨園の妻であり、幼い歌舞伎役者の母だからこそ、息子にその苦労を継がせまいとしたのかとも考えられて、涙、涙。


夫である海老蔵の言葉に何度と使われた「愛」は崇高なアガペーだったからこそ、ここまで哀しみがひろがるのでしょうね。
心から哀悼の意を表します。祈り。
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