日々草

「つれづれなるままに・・」日々の事を記す。

わたし、靴を買うわ!

2014-04-26 | ドレステリア
「わたし、やっぱり靴を買うわ!」



と春物を通り越して夏物が並ぶ店内で声をあげた。




いつもと違う格好をしたいのなら
洋服を買うのではなく、靴をかうべきだと思うのだ。
ハイヒールを良くはく人ならデッキシューズ
スニーカーを履いてるのなら華奢なバレーシューズといった具合に。
スニーカーで取引先に行くという無理難題を抱えて飛び込んだセレクトショップ。
12時間後に着ていく服を選ぶ非常事態。
ああじゃない、こうでもないと店員さんの知恵とセンスを借りるもしっくりくるものがなく
音をあげるがごとく口をついてでてきたのは



「わたし、やっぱり靴を買うわ!」



好きな靴を一足、買うのは簡単。
何も考えずに自分の足元のみ、靴だけを考える。
今度は靴を選ぶプロにアドバイスをもらいながら選んだのはこちら。

アディダスのランニングジュース








買っちゃった靴を小脇に抱えなんとかなるでショ的に再度、駆け込んだあのお店。
店員さんが選んでくれていたのはコットンの爽やかな膝下丈のスカートであった。
グレーのランニングシューズならばと同じくグレーのアンティパストの靴下。
スカートは選りすぐって真っ白のラップスカート
じゃあ上はグレーのカシミア Vネックセーター。
これならこれなら。


何を着ていくか困ったら、買うべきは靴である。
イメチェンを望むなら、買うべきは靴である。




「わたし、やっぱり靴を買うわ!」
















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Traces of Disappearance(消失の痕跡)のグミキャンディ

2014-04-23 | ギャラリー
ずいぶんと昔のことになるが猫を一匹、飼っていた。

捨て猫であったのを、子猫のいたいけのないあのふるふるとした可愛さにやられた家族の誰かが連れてきたのである。
はて、それはあたしだったか、兄弟であったか。
雑巾色して、決してキレイとはいえない見てくれであったが、野良には持ち合わせていない愛嬌の良さで
我が家で飼われることになったのだ。

みゃ~、みゃ~とか細い声で鳴いてつきまとったあれから一年、
気分がのらないとシャーとすぐ怒る凶暴なネコに育った。すくすくと元気に。
おかげであたしの手は傷だらけ。
すぐ、シャーと爪を出す方にも問題があるが、懲りずに手を出す方にも問題があるんだと思う。
そんなステキな関係を築いたネコの名は「グミ」。



姓は明治
名はグミキャンディー
その字名をグミとする!

あの色、あの形、あのぷにぷにの手触り
彼女の肉球はまさしく明治 果汁グミ ぶどう味と家族の誰もが思って
パンパカパーンとグミと命名されたわけ。
思い浮かべるのは明治の果汁グミ ぶどう味。


と大量のグミを目の前にして、ネコのグミちゃんを思い出し、
心の奥がぶどうの果汁の甘酸っぱさでみたされた場所。

エスパス ルイ・ヴィトン東京
Traces of Disappearance(消失の痕跡)

そこにはプロのお世話係りにかしずかれた鳩がおり、



 
大量のグミキャンディーのモザイク画があり、
ひたひたとした静謐さを漂わせる写真。
全てが全てが消失の痕跡なのである・・・・・ってさっぱり理解できないけど。


夜の空中ギャラリーでライトに照らし出された鳩とグミキャンディーをみたら
ひたすらネコを思いだす。
あたしにとってのTraces of Disappearance(消失の痕跡)。
ネコのグミは消失の痕跡すら残さず、ある日忽然と消えた。





今も昔もやっぱり、消失の痕跡はわからない事だけがわかった。








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※ 注釈・補注 

2014-04-19 | Weblog
※ ※ ※  3つの米印
コメ展でコメについて思うところがもうすこしあったので注釈・補注・備忘録


※1 出会った名文
宮沢賢治の『春と修羅・第三集』 「和風は河谷いっぱいに吹く」
初めて出会うこの文章、かの有名な「アメニモマケズ」勝らぬとも劣らぬ名文なのであった。






お米、コメ作りというのはこういうことなのだと胸に刻む。





※2 九重雑賀 柚子寿司召し酢
胸に刻んだのなら舌にも刻め 有難く一粒をいただくために。

柚子の皮がたっぷり入ったすし酢
大葉とみょうがの千切りとあさりの佃煮と切りごま
炒り玉子と鶏の醤油煮、固めに茹でた菜の花と 
春と柚子のちらし寿司
こういうメシ友も存在するんだとDEAN&DELUCAで妄想ゴハンをお櫃ごと頂きました。
いつも、いつも、当たり前に食べているお米だけど
目先が変わるとなんとも奇跡的な食べ物であることを胸と舌へ刻んだのなら



※3 米を極めろ
いろいろな品種も出てきてお米は現在進行形で進化中。

こしひかり
あきたこまち
ひとめぼれ
ななつぼし
ゆめぴりか


美味しいゴハンを土鍋で炊いて一汁一菜を楽しみたい。
そんな時に行きたいのはこんな店AKOMEYA TOKYO
飯を食べることは遊びであり、学習であり、命である。
なら、とことんこだわるのもまた一興。

 






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期待をコメてコメ展

2014-04-19 | ギャラリー
3が3000
毎年 1000倍に増える魔法。


水との出会いで酒になり
粒は寄り添い、飯となり
価値観、尺度で社会は作られ。

人生に「迷」って
「謎」を解くキーワード。

「苗代(なわしろ)」で育まれ
日本という国を育んだ「よりしろ」となり

もっちりとした甘みは食べ応え
一粒、一粒の硬さはさっぱり感。

宮沢賢治はこれを
「まったくのいきもの
   まったくの精巧な機械」と評す。


さて、これは何であろ?








答えを「米」という。
そーいえばタイトルにしちゃってたね。期待をコメて米!コメ展!
粋な展示であたしの糧となる。



  

酒も米と水の出会いで
餅だってコメがなければはじまらない。
今時、パンだって米粉からつくられるもの。
迷いも謎も「米」入りで
苗代で育てられた苗は、稲となり、米となり、日本人の憑代となった。

そんな日本の主食「コメ」
産地や生産者が違えば、味が異なるのも当たり前すぎることだけど
甘み、硬さ、粘り気の具合で朝向き、夜向きの違いがあるなんて考えもしなかった。
朝ごはん用のお米、夜ご飯用のお米  ああなんという贅沢。

  


自ら百姓であった宮沢賢治の「春と修羅」の一文がコメ展の冒頭を相応しく飾ったと思ったら

籾(もみ)     1粒
粽(ちまき)    1978粒
イカ飯       2373粒
ちろり       17750粒
飯盒(はんごう)  26086粒
米俵        2608695粒

これを数えたのだろうか・・・・体を張った展示もあり
コメみくじで自分を知ることもできて人生なめすぎであることが判明した。

  

コメの世界にどっぷりつかかることが出来たコメ展@21_21 DESIGN SIGHT

  


もちろん美味しいゴハンが食べたくなることうけあい
だからエントランスのところで糶(うりよね)してて
糴(かいよね)を持って帰る。

  


六本木から米を持って帰る羽目になるとは糞(クソッ!)
ミッドタウンにある福光屋でお酒も買っちゃって荷物が重いこと、重いこと。
コメの重みと自分の計画性のなさに悪態をつく 
しかし口から取り入れた米が外に出るときまで米がくっついているとはね
コメの世界の奥深き。








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ねえ、ねえ 、フチ子さん?

2014-04-15 | ギャラリー
ねえ、ねえ、どう思う?

あたしは、ウンがいいんだろうかねえ、そうでもないのか。

ねえ、どっちだと思う ・・・・?







日本中、特にコップのフチ周りに生息している小さな彼女。
最近、あっちこっちのフチでお見かけしてます。



ひっかかったり、乗り越えようとしたり、ぶら下がってみたり。
ささえてみたり大忙しのフチ子さん。
会社のパソコン周辺にも繁殖していて疲れたあの人達を癒し中。


ひょっこりとフチ周辺と戯れている小さな彼女と目があったりしてー。

ぽっ


コワイわ、しっかり癒されている自分がいたりしてー。
まんまとフィギュア会社の策略にはまって無駄遣いをした1080円。
1000円の買物をして消費税が50円ではなく80円になったことがフトコロに染み渡る無駄遣い。
温泉バージョンのフチ子さんが発売されていることを見つけて
しどけない酔っ払いフチ子の色香に目の色が変わり
勘を頼りに、気合で選び出した箱2つ。

出てきたのはシークレットのフチコさん(色違い)と同じやつの通常品。






ねえ、ねえ、どう思う?

あたしは、ウンがいいんだろうかねえ、そうでもないのか。

ねえ、どっちだと思う フチ子さん。



思わずフチ子さんに声をかけたくなるような事態が展開したのだった。
慣れないこと、及び、欲をだすとロクな結果になるということを肝に命じたある日の出来事。
あたしの良識のフチの方が痛むのは、ああ、なぜ。なぜ。
それはフチ子のジャパンツアーに行ってみようか、行くほどでもないか逡巡してしまっているからかも。



 
  心のフチにフチ子、禁断を乗り越えてコイ。



気になってます!







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どうしてこうも、ああ、無常の泥酔日記

2014-04-12 | リブレリア
すげえ二日酔いで死にそうだった出勤日。
目の前の数字は合わないし、目はしょぼしょぼだし
気を抜くと気持ち悪いし、寝そうになるし・・・・逃げるように帰る金曜日。
新しいスーツに身を包んだ新社会人の輝く初々しさに
このダークパワーの片鱗を見せてはボロ社会人の威厳にかかわるから
死ぬ気で頑張った一日であった。
だから、今日は二日酔休みの土曜日。


ホントに死ぬところであった、いや、死んでいたね。 すでに。



酒を嗜む、多くの物書きが二日酔いのつらさに悶絶する様をひたすらに
同意しながら他人の苦しみは蜜の味、面白さだと思いながら読むのだけど、
いざその事態が自分のこととなると・・・



大騒ぎ。





大いなる後悔と反省をもってして、なぜ同じ過ちを犯すのか。
学習の能力が「0値」であることに頭を痛ませるだけなのである。
それでも開高健はじめ伊丹十三や一家言ある人ですらそのザマなんだから
あたしごときが二日酔いの落とし穴を避けて通れるわけはなくきっちり諦めがついたところで諭吉さん集団脱走をしていたことも発覚。


ご機嫌でうっすらとした記憶の中で帰宅したあたし。
次の日、金を払っていなかったんじゃないかと心配になって出勤したところ、
いきなりお金を渡された。



?????



慌てて財布をのぞくと、うん、いないね。
諭吉が集団脱走した模様。
逃げ出した諭吉を捕獲してくれたのはしっかり者の幹事さん。
エライ、あたしちゃんとお金払ってたんだねと感心したが
どこでどう逃げ出したのか、さっぱり記憶がない。
うっすらほどの記憶もないことが判明して二日酔いの理由を知る。
二日酔いの日は自分の行いを深く後悔をして、落ち込むから、その慰めにはこれ。








酔っぱらいは抱腹絶倒、愛すべき生き物でることを再確認して
酒飲みの自信を取り戻し、二日酔いに立ち向かう勇気を得て




さあ、の・む・ぞ! 今夜も。









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花見らしきもの。

2014-04-09 | Weblog
花、闌(たけなわ)。







盛りがすぎた桜が残したものは倦怠感のみであった。
連絡すべき人にもメールひとひら、すら。
あたしの今年の桜は一本のTELで散らされて、風に舞っていった。



義祖母の大往生の報



かくや長き人生はお祝い事の域ですらあり、
その祝い事に相応しく、散りゆく桜は見事で無常であったなあ。
それでもやはり、お花見どころではなかったからチューリップ。

今年の花見 らしき。


コメント (2)
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妄想ワイングラス

2014-04-06 | ホーム
爽やかさをより感じるために中央に甘みを
こくを際立たせるにより酸味を感じたい。
舌に滑り込むように
香りがひろがるように。


これはワインの話、そして。


濡れた子犬のような香りと
しっかりとひろがる重厚なタンニン
果実の印象は強く、ブーケはバニラの華やかさ。



こんなワインのがあるかどうかは不明だが、
濡れた子犬っていう表現も実際に使われているというワインの世界
奥深いわ、美味しくなさそうだわーと思うのはあたしだけ・・・。


極めつけ →禁断のワインのの世界


いつか、あたしも故郷に帰って幼なじみと結婚するような感じのワインに出会いたいものです。
いや、出会うなら、すごくいい男になった幼なじみに驚愕して、ドキドキを感じてしまった自分にも、ドキドキしちゃうようなワインに出会いたい。






そんな、妄想を繰りひろげられるお助けアイテムが存在することを知って、そそくさと出かける。
しかもそのアイテムをおみやげにGETでき、基礎知識及び使用方法を懇切丁寧に教えてくれるセミナーが存在したのだ。


お値段、4200円



なんともまあ、お値打ちの価格設定、おみやげ付き、ワイン 4杯付き。
しかも、簡単に微笑んでくれない高嶺の花が微笑んで・・・・大妄想大会のチケットももれなくついてくるかもしれない4200円。


そのアイテムとはズバリ、ワインの下僕 ワイングラス。
エスコートする人によっていろいろと変わるのですよ、マダム という体験セミナー。
リーデル テイスティングセミナー





赤と白、それぞれ個性の違う4種のワインそれぞれの特性に合ったグラスと合わないグラスで飲んでみようという企画。
結婚前に性格の一致、不一致というのはこういうことですよと、ワインとグラスを使って目に見える形で教えてくれる有難いセミナーでもあるわけ。
故郷に帰って幼なじみと結婚するようなワインでもグラス選びを間違えれば離婚です! 離婚!!





そんな人生のつまづきを、避けて通りたいあなたの為のテイスティングセミナー
美味しいワインも味わえて、グラス選びの正しい知識と人生の道標も知ることができるリーデル テイスティングセミナー。




いつの間にかワインが、ワイングラスの話になって、人生訓。
ワインの世界の奥深さを知って、乾杯。






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散歩とごはん

2014-04-04 | Weblog
ブルガリアのお祭り、クケリを見にいく。




マレーシアはマラッカまで足を伸ばして美味しいものを。




イランの街並みを歩き。




トルコで猫が見つめるサバサンド。



歩く、それを撮る。
食べる、それを撮る。
出会う、それを撮る。


そんな旅をする人 松本智秋の写真展。








あー、旅は良い。
いつだって、旅は良い。
どんな時だって旅することを考えるとウキウキする。
旅を愛する以上に旅をこよなく愛する人があたしは好きだ。
だって旅は人間力が試されるからねー。
楽しい旅ができる人は人間的魅力が多いと思うのだ
そんな、旅する人が切り取った向こう側のなんと魅力的なこと。
あたしも旅する写真の向こう。
さあ、向こうへ 世界のどこか。

喧騒と美味しいものがまっているところ。
あたしの写真の向こうは日本のどこか。
あえてのもったいぶり。


どこだ、あそこだと探すのも旅の面白さですよー。














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