「シロ」はこんなにも身体を曲げて骨折した自分の足をなめて、なめて、なめて、なめて治した
のでしょう、初めてよく見ました。
だから身体がこんなにも曲がるのだと思うと哀れでなりませんでした。
動けなくなっている「シロ」は何をされるのだろうと逃げることも出来ないことが分かっているのか
恐怖と不安で人間の手がちょっとでも触れると咬む動作をします、
決して自分の身体に触らせなかった犬ですから、
こちらもビクビクしながら、まず水をボールに入れ口のところに持っていき飲ませました、
お腹が空いていると思い猫缶をボールにいれ食べさせました。
どちらも上手に食べてくれましたが、曲がったままの姿勢は変わりません。
そうこうしている間に噂を聞いた近所の方々が見に来られました。
「シロ」をどこに保護するか、今から一番に考えなければならないことでしたが、
もう日暮れがちかかったので今日は無理と思いとにかく一晩どうするか?
そういえば「シロ」がいつも冬に日向ぼっこをしていたお花畑の夏草が刈り取ってあったのを思い出し
貰いに行きました、皆で何とか気をそらしながら枯草を身体の下に敷きました
これでおしっこをしても枯草の下に流れるしウンチをしても枯草ごと処理できます。
10月でしたので夜はやはり冷えますので毛布をかけました。
夜にノラ猫たちにご飯をあげたあと見に来ますと熟睡していました。
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