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コート横の「黒フワちゃん」別名「モフモフ」

2025-07-24 22:14:47 | 日記



コート横の「黒フワちゃん」は真っ黒で長毛の見た目が誰もが『可愛い』と思わず言ってしまう程の可愛いい仔でした。
南家で生まれたのでしたが、南家は食べるものが何もなく木の枝や葉っぱを食べて空腹をしのぐような状態の所でしたので
仔猫のうちにほとんどの仔が餓死をしていました。
「黒フワちゃん」は考えたのでしょうか移動をしてコート横へ来たのです。
コート横はご飯を下さる方がいたので命をつないだのだと二年前に知りました。

人にとても慣れていてとても良い仔でした。
長毛なので一年に一度毛玉を切ってあげるのが私の楽しみで、
毛玉はお腹や首の下に出来ますので『じっとしていて』と声掛けをして気をそらせながら、
ケガをさせないように一度か二度で切っていました、長い毛玉や2ヶ所の毛玉や探すのが楽しかったです。
持って帰った毛玉が我が家にはまだあります。
見ると涙が出ますがまだ処分する気になれません。

四年前に目の上と鼻に怪我をして鼻の方は直ぐによくなったのですが、目の上の怪我がなかなか治らなくて
行くたびに細菌が入らないようにと抗生剤を飲ませ、目の上の傷には目薬を塗っていました。
目薬なので目に入っても痛くないし抗生剤も入っているので正解でした。
けれどもなかなか良くならず見るたびに私は焦っていました、二か月以上たった頃傷の色が赤からオレンジ色に
変わっていました、次に行ったときには傷はふさがり黒く毛が生えてきていました。
嬉しかったです。



去年の冬の頃から痩せはじめて、長毛なので見た目ではふんわりふっくら見えますので気づきませんでした。
毛玉を探すのもいつも春になってからですので安心していたのです。

そう云えば一年前に公園の工事の材料にブルーシートが掛けてあった時ご飯の後に潜り込んでいたのをみました。
この仔たちには暖かい寝床はありません、風よけもありません今まで何処で寝ていたのかと思うと
胸が締め付けられました。

けれども私は助けてやることが出来ません、『ごめんね。ごめんね。ご飯だけは運ぶから。』
それしか出来ません。この仔だけではないからです、あの仔もこの仔も同じく可愛い仔です、
『助けてあげられなくてごめんなさい。』。

春が来た頃やがてご飯を食べなくなりそれでも顔だけは見せに来てくれていました。
最初の写真は具合が悪くなってから撮影したものです、元気がなく目に力が無くなっていました。

2025年4月11日 

その日姿を見せないので呼び続けました、諦めて帰ろうとしていた時いつもと違う方向から来ました、
私があまりにも呼ぶので無理して辛い体で来てくれたのだと思います。
優しい仔です、挨拶に来てくれたのでしょう、それが最後の姿でした。
6歳6ヶ月位の人生だったと思います。  覚悟はしていても泣けてきます寂しいです・・・・。


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「天ちゃん」

2025-07-17 15:17:59 | 日記



公園の南家の「天ちゃん」は、三年前の冬の初めの頃にご飯の後に寒そうに溝の中にうずくまっていて、
その前には顔に真菌でところどころぶつぶつと血がついていた仔でした。
年齢が10歳でこのままではこの冬は越せないかと思い保護した仔です。

我が家は出入り自由だし他にも猫ちゃんがいますので保護猫や仔猫用の猫小屋に入ってもらいました。
ところが食欲旺盛で気が付いた時には身体の大きさが倍くらいになっていました。

一年前の3月猫小屋をある事情により貸すことになり「天ちゃん」を私の部屋に移動することになりました。
「天ちゃん」はすぐに馴染み、利口な仔ですし性格がとても良い仔ですから、すぐに一緒に寝るようになりました。
ところが「天ちゃん」の気に入らないことがあり布団の上に粗相をするようになりました、
その気に入らないこととはマッサージ機で私が気持ちよさそうにしているのとマッサージ機の動きが何かの生き物と思ったようで
理解できなかったようでした。
それで「天ちゃん」を抱っこしてマッサージ機に乗りました、そうすると納得できたのか粗相はやみました。

「天ちゃん」は退屈すると部屋の中で遊べそうなものを探しているのか
突然部屋の電気が点いたり消えたり目覚まし時計がなったりしていました。
おもちゃもお気に入りの物を置いてあるので遊んでくれていると思っていましたが、
出窓から外を見て鳴いている姿を見た時保護しない方が良かったのかなと辛くなった事もありました。

夏も過ぎ、昼間は暑いけど夜は寒い時期になったころ、掛ふとんを出そうかどうしようか迷っていたある日
とても寒い夜がありました、夏用の上掛けでは寒いと思ったけど面倒で明日にしようと考えた時
「天ちゃん」が私の横に潜り込んできました『寒いね寒いね』とくっついて寝ました。
とても懐かしく涙が出そうな思い出です。

また寝ている私の右側から左側に移動をするとき、私の枕の上を歩いて私の顔をまたぎます
「天ちゃん」は太っているのでお腹が私の顔をこすり渡り終えるまで息を止め目をとじて待っていました。
これも懐かしい思い出です。

冬用の掛ふとんに変えたら潜り込んで来て、持ち上げてやると奥の方に行こうとしますが私の足に
爪をかけ横向きですべっていくので私の足は傷だらけになります、とても痛いので布団の中を通り過ぎるように
うんと布団を持ち上げて、布団の中は溝でも土管の中でも違うと教えたら理解したようでそれからは私の腕にあごを
乗せて寝るようになりました。
ただ私は寝返りができなくなり寝落ちするまで辛かったです。

冬の近いある日ご飯の量が減っていないことに気づきました、同じカリカリなので飽きたのかなと思いカリカリを変えたり
パウチを変えたりしましたが食べません、病院に連れて行き口の中を調べたところ
牙はないし残ってる牙や歯を抜かなければいけないけど、腎機能の数値が余りにも悪くて麻酔をかけられない
とのことでした、私が悪いのですあまりの忙しさに手のかからない「天ちゃん」に気を回すことを怠っていたのです、
「天ちゃん」に謝ってもどんなに謝っても取り返しのつかない事をしてしまいました。
何とか抜歯はしましたが、腎臓の方が持ちませんでした。

2025年1月25日
昼過ぎあの世へ旅立って行きました。13歳6か月位でした。

後悔することが多すぎて言葉になりません。
今でも毎晩寝るときに「天ちゃん」寝ようかねと声をかけながら『ごめんなさい』と謝っています。








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「チャさん」 旧名「チャチャチャ」

2025-05-18 14:17:42 | 日記


旧名「チャチャチャ」は性格が良く私をとても信頼してくれていて、
私が外出から帰って来ると必ず夏は門の所で、冬は玄関の中でまっていてくれました。
そんな「チャチャチャ」をいつからか「チャさん」と尊敬と愛情を込めて呼ぶようになりました。

我が家に初めて現れたのが確か2019年7月5日だったと思います、
後ろ足が大きくはれ上がり病院に連れて行き治療をしてベランダに段ボールで寝床を作りました。
その時からここが自分の家だと決めたのでしょう、
やがて徐々に家の中に入って来て、我が家の猫のベッドで寝るようになり
外に知らない野良ネコちゃんが来ると喧嘩をして「チャさん」は見るのも辛くなるようなケガを
していましたが、我が家の猫たちと「三角ちゃん」や「長方ちゃん」を守ってくれていました。

あれから5年と5か月と20日あんなに抱き上げると重くて私の方がよろけて転びそうになるほど
太っていたのに猫エイズと猫白血病の発症のせいでみるみる痩せていきました。
いつからか私の足元でご飯を食べるようになり、それが一番安心できる場所なのだろうと思い好きにさせていました。

食欲も落ちカリカリもパウチも食べにくそうなのでお刺身を買ってきて
細かく切ってやると食べました、脂分の少ないカツオやマグロが好きでした。
カップ麵も大好きで半分こして食べていました。
やがてそれも食べなくなり好きなカリカリを5粒くらい、私の手前申し訳なさそうに食べました。
私が心配するので気を使っていたのでしょう。

どの子にも痩せ始めると「ここがお家なのよ、何処にも行ったらだめよ。」と
言い聞かせるのですが聞いてくれる仔とそうでない仔がいます。
我が家を死に場所として来てくれる仔もいるのに、それなのに私が泣くからでしょうか最期は出ていく仔がいます。
「チャさん」もそうでした。

2024年12月25日
ここ数日ひょっとしてと思い見守っていました。
「チャさん」は朝の4時まで猫ベッドで寝ていたのですが私が寝落ちした時に出て行ったようです。
クリスマスの日でした。

随分と探しましたが見つかりませんでした。

思い出すと私が公園の猫ちゃんたちに行く準備を始めると、自分の好きなカリカリをもらおうと
必ず寄って来て匂いを嗅ぎこれとねだっていました、
今も準備をしながら「チャさん」どうして来ないの?寂しいよ・・・・。
私の足元に今は「チャさん」がいません、「チャさん」の好きだったカップ麵を一人で食べながら
こんなに多かったんだと涙がこぼれます。

そんな仔でしたから私は号泣しました。「チャさん」「チャさん」間違いなく我が家の猫でした。

年齢は分かりませんがこの5年の間に見ていて気が付きました、
「チャさん」はお兄ちゃんで「三角ちゃん」は妹で「長方ちゃん」が母親だと、
だから「チャさん」は他の野良ネコちゃん達から自分は怪我をしても守っていたのでしょう。

「キイーちゃん」や「デモリン」にブラッシングをすると、自分にもしてと側に来て背中を向けた利口な仔でした、
いろいろと思い出しては涙が出、又思い出しては泣いてしまいます・・・・・。

「チャさん」そちらの世界はどうですか?
「三角ちゃん」も「長方ちゃん」も元気ですよ。



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南家の「まがりちゃん」別名「ミーちゃん」 ②

2025-03-21 14:18:39 | 日記


2024年11月20日
「まがりちゃん」はいつものようにご飯を食べに来ました、何の変化もありませんでした。

11月22日
「まがりちゃん」は来ませんでした。どなたかからご飯をもらったのかなくらいの感じでした、どの仔も必ず来るわけではありませんので。

11月23日
「まがりちゃん」が来ないので当番の方が探しに行くと歩いて来たので抱っこしてご飯の場所に連れてきたのですが
何も食べずに水だけ飲んでとぼとぼと振り返りながら帰ったそうです。

11月24日
「まがりちゃん」が来なかったので探したけど見つからなかったそうで,
当番の方がとても心配して電話をしてきました。

11月25日
「まがりちゃん」は来ませんでした、心配で前々日に来たという方向をずーと名前を呼びながら探しましたが
見つかりません。

この時期は日が落ちるのが早く夕方の五時半には真っ暗になり街灯も無いので見えなくなり、この後【コート横】の仔達の
所に行かなければならないので諦めました。【コート横】は暗くなると狸が来るので【コート横】の仔達は狸が怖くて少しでも
日が落ちる前に到着しなければ帰ってしまいます。

11月26日
「まがりちゃん」が来ないので別の当番の方が探したら、先日来た方向と反対の竹林の所にいたそうです、
ほんの少しだけ食べてうずくまってしまったそうです。

11月27日
「まがりちゃん」は来ませんでした、竹林の方にいたと知らない私は反対の方を又かなりの時間と距離を
名前を呼びながら探しましたが見つかりませんでした。ただ竹林の近くを通った時『ミヤー』と聞こえた気が
したのですが「チビクロちゃん」がついて回っていたので「チビクロちゃん」の声だと思っていました。

けれども帰宅して写真を見ると「くろちゃん」の身体の横腹にオーブが写っていました。
すぐに「まがりちゃん」だと思いました、私に逢いに来てくれたのだと律義に挨拶に来てくれたのだと、
写真を撮ったあとに探しにいったのでオーブに気づいてない私に
『ミヤー』と聞こえたのはやっぱり私にだけ聞こえた「まがりちゃん」の声だったのでしょうか。

11月28日
「まがりちゃん」の遺体が見つかりました、当番の方が先日いた竹林の裏を見ると亡くなっていたそうです。
多分26日の夜中に亡くなったのでしょう、当番の方はほかの仔達みんなとお別れをさせて自宅に連れて帰り
焼却後収骨し今も保管されておられます。

28日に連絡がきて知りました、遺体が見つかったのは初めての事でした。
当番の方と私は電話で話しながら涙があふれて何を話したかよく覚えていません。

とても性格の良い仔でした。
好き嫌いもなく、いつも一番に待っていてくれる仔でした。
だけど最後のお別れをしていない私は今でもどこかにいるのではないかと目で探してしまいます。
いるはずないのに。

「まがりちゃん」何があったのピコピコ揺れるあの後ろ姿をもう一度みたいです。
寂しくて涙が溢れます。

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南家の「まがりちゃん」別名「ミーちゃん」 ①

2025-03-03 14:23:23 | 日記


「まがりちゃん」は南家にいた性格の良い仔でした。
尻尾が真ん中辺りから曲がっているので「まがりちゃん」と名付けました。
私が通い始めた頃は「まがりちゃん」と「赤キジちゃん」はとても仲良しで見るからに姉妹だと分かりました。
いつも二匹でくっついていたのですが成長するにつれて別々に行動するようになっていきました。

「まがりちゃん」は性格が良く手のかからない仔でしたので誰からも愛されていました、
散歩に見える方からも「ミーちゃん」「ミーちゃん」と可愛がられていました。

一年半位前だったでしょうか、いつもの通りご飯をもっていくと「まがりちゃん」の尻尾がだらりと垂れています、
シッポが脱臼していると直ぐに思いました。
その日はたまたま犬猫の愛護活動をしているkさんと一緒だったのでどうしたものかと話し合い悩みました、
今日はキャリーバッグはないし保護は出来ない明日まで様子を見るしかないと思っていました。
ところが次の日kさんが保護して下さり、獣医さんに診てもらうとシッポの真ん中あたりが腐っているので
手術で切った方が良いとのことで、手術をして下さいました。
ひと月くらいは放さない方が良いとのことでkさんが預かって下さったのですが「まがりちゃん」は
全くご飯を食べずkさん宅の猫たちともなじめず外に出よう出ようとするので、kさんも困っていました。

傷口が開いてなければ大丈夫だからここへ放して下さいと言いました、ご飯を食べない姿をみていることが
どんなに辛いかよくわかっているのでお願いしました。
帰ってきた「まがりちゃん」はシッポが四センチ位になっていました、「まがりちゃん」と言う名前に由来した
曲がったシッポは無くなっていました。
だらりと垂れたシッポはそのままで脱臼してから時間がたっているので無理に入れると内臓に影響が出るとのことで諦めました。
「まがりちゃん」はとても元気でよくご飯も食べ安心しましたが
お尻とシッポに毛がなく『あら~早く毛が生えると良いね』寒そうに見えるので皆で話したことでした。

やがて毛も生えてきたのですが、今度は毛が生えてきたところがかゆいらしく自分で舐めて毛を抜きます。
よく見ると所どころ赤くなっています、何かのアレルギーのようなので薬を飲ませました、するとよくなり毛も生えました。
そしてだらりと垂れていたシッポがピンと上がるようになったのです。

不思議な事ですがシッポがピンと上がったのです私はとても嬉しかったです。

「まがりちゃん」が歩く姿は後ろから見るとピンと上がった短いシッポとお尻がピコピコと動き
それはそれは可愛い姿で、今思い出しても思わず微笑んでしまうほどの可愛さでした。



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