☆高齢者と水分補給

こんにちは　なないろマルシェです


暑かった夏も過ぎ、

時折、

涼しい風が肌を撫でるようになりました。


朝晩なんかは窓を開けていると

「寒い」と感じることも…。

もうすぐキンモクセイの香りが漂ってくるこの時期が

私は大好きです 


さて、

夏に比べて汗をかきづらくなるこれからの時期。

どうしても喉の渇きが少なくなりますので、

水分を摂る回数、量は減りがちになります


特に高齢者は、

喉の渇きを感じる機能が衰えてきますので、

「熱中症予防」を忘れがちな、

寒い時期になっても、

ご家族様は、

こまめな水分補給を心掛けてくださいね


私が勤務していた福祉施設では、

ご利用者の方に「飲む(摂水)」を

徹底した取り組みを行ってきました。

出来るだけ気持ちよく

喉を潤してもらいたいという想いから、

手を変え味を変え…

なぜなら、

高齢者の方は、

体内の水分保持力が落ちるため、

脱水状態に陥りやすくなるからです。


ご利用者によくいらしたのは、

「あえて水分をとらない」という方がいました。

どうしてか尋ねると答えは決まって…

「おしっこが近くなるから」

加齢とともに

体の動きが鈍くなってトイレが間に合わなかったり、

尿もれしやすくなったりすると、

自分から水分をとることを控えてしまいます

特にデイサービスなどで

他人の目があるときは、

トイレに何度も行ったり、

排泄を失敗しないよう、

徹底して飲まない方も少なくありません。

(女性の方が特に多かったです)

若い世代の方でも体の水分が足りなくなると、

眠いようなダルいような、

ボーっとする状態になります。

つまり軽い脱水状態ですね


「朝、おばあちゃんに声をかけても何となく反応が悪い…」

「寝てるわけでもないのに目を閉じている時間が長い…」

「たまに意味がわからない返事をする…」


こんな様子が現れはじめたら、

まず、

たっぷりの水分を飲ませてみてください。

1日1.5～2リットル目安

(もちろん、水分制限をされている方はお医者さんに相談)

人によってはビックリするほど、

すぐに体調を取り戻す方もいました。


本人だけでは水分を摂らない方は、

家でもなかなか飲んでくれません。

だからこそ、

デイサービスでしっかり水分を補給して

お家で元気にいて欲しいんですね


思えば私も、

小さい頃はよくおねしょをして叱られたものでした


「おしっこが出るから水分をとらない」

という教えは、

いくら歳を重ねても

私たちの生活にしっかり根付いているんですねぇ。

その気持ちは大事に汲んであげて、

皆でゴクゴク飲んでいきましょう

なないろマルシェでした