新・エンゲル係数

肥満と痛風に悩まされながらも新鮮な食ネタを捜し求めて・・・

ラマダンは避けて通れない★

2013年06月01日 | 気になるネタ

日本相撲協会は29日、名古屋場所(7月7日初日、愛知県体育館)の番付編成会議を開き、エジプト出身で大嶽部屋の大砂嵐(21)=本名アブデルラフマン・シャーラン=ら4人の新十両昇進を発表した。

 稀勢の里に7年ぶりとなる日本人力士優勝の期待がかかった夏場所も、終わってみれば白鵬の圧勝で幕。いまやモンゴル勢が席巻する大相撲界だが、ほかにもブルガリアや米国などの出身力士がおり、初のアフリカ大陸出身の大砂嵐が加わり14カ国目となる。

 「1人だけというのはうれしい」とまだ日本語はたどたどしいが、初土俵から8場所での十両昇進は元大関小錦、関脇把瑠都と並ぶ外国人のスピード記録。実力は折り紙付きだ。

 ただし、今までの外国人力士との最大の違いは信仰。敬虔(けいけん)なイスラム教徒である以上、ラマダンは避けて通れないのだ。戒律の厳しさは国によって多少の差はあるが、基本的にイスラム歴の9月は、日の出から日没まで食事はもちろん水を飲むことも禁じられる。力士は「食べるのも仕事のうち」といわれ、体を大きくするのは必須だけにどんな苦労が待ち受けるのか。

 昨年7月の名古屋場所終盤も重なり、深夜にハンバーガーなどを大量に詰め込んで乗り切った。初昇進となることしも、3日目の7月9日からラマダン。しかも、未経験の15日間という長丁場だ。

 力水さえ「1滴もダメね」。場所中の体にかかる負担は想像がつかないが、大砂嵐は「苦しくなるまでやってみる」とほかの力士にはない苦労も背負う。

 化粧まわしにはピラミッドなど母国を象徴する柄も検討しているというから、それなりに注目は集めそう。ただ、人気と実力を兼ね備えた日本人が登場しないことには、ホンモノの相撲人気復活は無理だ。



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