孫が国立の大学を卒業してもう10年になる。
勤め先は、結構大きなレジャー産業、
でも正月とか夏休みに、お休みは取れないそうなのだ。
孫いわく!「游園地と同じだもの休めないよ・・・」
これまで考えてみたら、 一度も夏休みとかお正月に遊びに来た事がない、
「それじゃ、ボーナスとかがいいんでしょ!」と聞いてみた。
「ボーナスなんてないよ!」
私は孫の生活の事を,一度も聞いたことが無かったのだ。
今, 彼女は仕事を変えようとしている。 そのために,
学校に入ろうと、勉強しているのだ。
4年の大学を出て、まともに職業に就けずに、30才近くになって、転職を考える。
私たち, 終戦後の女の子でも、もう少し豊かな夢と希望があった。
なぜいつまでも、豊かな人間らしい暮らしが出来ないのか?
私が思うに、豊からしい振りをして労働者を使い、
GDP何パーセントとか言っていたのは、
ほんの一部の人間だけ、だったのではないか、インフレが来ても、
私達国民の生活はもっと物価が上がり、惨めになるだけではないのか?
孫が、今生きていることが可愛そうに思えた。
私は40年間、一人でプロとして写真館を経営し、
子供を2人育てて来た。
安倍総理は、女性の力を、日本の活動源として望まれているようだが、
主人が弱くて働けず、子供を育てながら、家事をやり、
仕事も掛け持ちしながら、切り抜けてきた。
議員さんのように、高給取りでなければ、お手伝いさんを頼むことなど出来ず、
毎日それは大変なことでした。
男の人から考えたら家事なんて、問題にならないことかも知れませんが、
食事一つでも、家族の体のことを考え、人が居なくても家はごみになるし、
安倍さんのような家庭では、
お手伝いさんが居て、買出しもお掃除も、お任せだとそんな事は、
当然誰かがやってくれると、お思いでしょうが、
外に出て女が働くということは、並大抵では出来ないのです。
今考えたら、私もぞっとします。
それでなくても、大学卒の就職率が悪い上に、
女の人のお給料がどのくらいかご存知ですか?
細かい気使いのできる女性を、安く雇える雇用主は、
嬉しいでしょうが、安直に言って頂きたくないです。
もっといろんな意味で女性が働き易く、男の方が、理解しなければ、
女が外に出ることは大変なのですから・・・・・