小村俊美blog~心・街・釣り・そして日々~

臨床心理士の独り言(小村臨床心理士事務所所長)

ほとんど釣りを中心とした趣味の世界のブログです

子どもの貧困

2017年03月22日 | スクールソーシャルワーカー
最近のSSW(スクールソーシャルワーカー)の仕事で

急に増えてきたのが貧困をベースにした相談です

いわゆる絶対的な収入の少ない貧困というよりも

「お金の使い方貧困」

とでも定義しましょうか

ある程度の収入があても使い方の優先順位が明らかに違うために起こる子どもの貧困

児童扶養手当はもちろん、奨学金まで親の嗜癖に消費されるとか、税や学校等の公的な支払いはすべて滞納しながら高級車を乗り回すとか

色々な場面に遭遇します

深刻な状況になればネグレクトとして児童相談所が法的措置を取ることも可能だが、その一歩手前ではどうにもこうにも動きようがありません

何度支援のための会議しても結論と有効な対策が出てきません

上手くケースが動くこともあるが、その原動力はすべて支援者との関係性がかかわっているように感じています

政治ががきちんと足本を固めないといけないこと、まだまだたくさんある

先日の定員超過の幼保園の問題

その奥にあるものは待機児童問題・保育士の待遇問題

これも政治の貧困が原因でしょう