今日は撮影日和

Raicho9の贈る、鉄道&ノラ猫のフォトページです。

昭和参年

2014-06-06 00:01:24 | 鉄道
昭和3年というと、1928年、今から86年前

張作霖爆殺事件、オリンピックは第9回のアムステルダム、蒋介石の国民政府主席就任など、日本史の教科書の個人的に一番面白い辺りです

Wikipediaさんによると、京都に陛下が滞在中に同志社大学で火災が起きたために総長が引責辞任という、なかなか興味深い出来事もあったそうで

時代ですね

そんな時代であろうともちろん、鉄道は発展の一途を辿っており、神戸川崎車両ではある車両が落成しています

そこまでは何ともない話ですが、そんな車両が2014年の現在も複数両が定期的に運用に入っているとなると話は違うわけで

阪堺161形の話です、存在は知っていたもののそんなに古いとは思っていなかったので、結構な衝撃でした



まあ、古い顔立ちですわ

こいつより年上の我らが名鉄のモ510なんていうギリギリ大正生まれが結構ハンサムな顔立ちだったので錯覚しますが



確かに、昭和3年



片側2扉に改造されているため、現代の路面電車ながら、中扉は両開きという変わったスタイル

それにしても、どこかの展示物かというくらいのレトロ感



大正・昭和初期のいわゆる職人芸、細かなところまでデザインされたパーツは見ていて飽きないですね

つり革は現代ものですが



こんなの、なくたってなんの支障もないにもかかわらずこの意匠

80年前の職人の魂が今でも触れることのできることの、このすごさ



鈍く光るマスコン

CONTROLLERとか、なんでもないのにかっこよく見えます



堺トラムが増えたようですが、まだまだ古豪同士すれちがうこともあり、たのしい阪堺電車です

少しでも長く、現役で頑張ってほしいと思いながら阪堺をあとに

2014.02.08/阪堺電気鉄道

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