でも樹海って、セダンの車で走ると、ただの平坦な森の間の道路でしかない。夜走ると違うのかもしれないけど、木の葉も新緑で明るいし。暗さのかけらもないな。
氷穴がいくつかあるが一番大きい鳴沢氷穴に行ってみた。車の誘導員が何名もいるが、そもそも車が少ないから入口近くまで行けて、道路の整備具合といい、過剰な気がする。それだけ観光客が多いのかもしれないけど。
さっきの食事と同じくDaiquili君がわしの分まで入場料を払ってくれて、だからどこで仕付けられたんだ? 階段を下りるともう空気は寒くて、さらに奥底へ急な梯子階段を下りると水も冷たい。天井もどんどん低くなって、腰を曲げないと通り抜けられない。横溝正史の『八つ墓村』を思い出して「走り回れるもんか!」と思う。
江ノ島まで抜けるという穴は、ゴミや土砂で半ば埋まっているから、猫も通れそうにない。氷がびっしり積んであるが、この規則的な直方体のブロック、あとから入れたものだろう。大雨のときなんか排水どうするんだか。
檻の向こうに氷柱があった。
氷穴がいくつかあるが一番大きい鳴沢氷穴に行ってみた。車の誘導員が何名もいるが、そもそも車が少ないから入口近くまで行けて、道路の整備具合といい、過剰な気がする。それだけ観光客が多いのかもしれないけど。
さっきの食事と同じくDaiquili君がわしの分まで入場料を払ってくれて、だからどこで仕付けられたんだ? 階段を下りるともう空気は寒くて、さらに奥底へ急な梯子階段を下りると水も冷たい。天井もどんどん低くなって、腰を曲げないと通り抜けられない。横溝正史の『八つ墓村』を思い出して「走り回れるもんか!」と思う。
江ノ島まで抜けるという穴は、ゴミや土砂で半ば埋まっているから、猫も通れそうにない。氷がびっしり積んであるが、この規則的な直方体のブロック、あとから入れたものだろう。大雨のときなんか排水どうするんだか。
檻の向こうに氷柱があった。