図書館などで借りた本の一部を、資料として残しておきたいと思う事がありますよね。
一般的にはその部分をコピーして残すと思うのですが、
他にテキストデータで残す方法もあります。
嵩張らなくて便利ですが、いちいち本の内容を文字入力するのは面倒・・・。
そういう場合、「OCRソフト」を使えば、本の内容をプリンターのスキャナで読み取り、
その画像から文字を認識して、テキストに変換してくれます。
早いしラクですよ。
うちの場合、プリンターを買った時、OCRソフトとして、「 読んde!! ココ」がついていました。
今度の新しい機種にはついていませんでしたが、ひとつ前の機種についていた
ソフトで新しいプリンターでも使えました。
そういえば、OCRは、点字データを作る時にも利用していました。
紙の資料をテキストデータ化するのに、手で文字入力するより早いです。
テキストデータは自動点訳ソフトにかけて、点字データに変換されるという手順でした。
「読んde!! ココ」を立ち上げた時の画面がこちら
詳しくは、ソフトの操作方法をみてもらうと、わかると思いますが、
簡単に言うと、
最初に本をプリンターの原稿台にセットし、「読んde!! ココ」のスキャナボタンを押します。
すると、スキャナ画像が左に表示されます。
今度は、認識ボタンを押すと、それを文字に認識したものが右に表示されます。
ただし、文字認識は完璧ではないので、内容をテキストデータとして
保管した後、文字の認識間違いがあった所は手直しします。
ちなみに、上の画像の赤枠で囲った部分のテキストデータがこちらです。
食事の量を減らす、という食べ方の方が、健康・長寿にとってよい、ということを、こう
したエピソードは示してくれている。
「少食」「断食」により、空腹の時間を作ることは、脳の働きもよくしてくれる。
アメリカ・エール大学のトーマス・ホーバス博士は、「 “腹が減っている” 時は、胃から
“グレリン” とよばれる “飢餓ホルモン” が分泌されて、海馬の領域の血行をよくし、脳
の働きをよくして、ボケを防ぐ」と発表している。
人類300万年の歴史は、飢餓の歴史でもあった。 旱魃、地震、火事、洪水・・・などの
天変地異により、常に食料が不足し、空腹であった故に、グレリンにより脳を働かせ、狩
りや農業を工夫し、種々の道具を発明して、今日の人類の繁栄をもたらした、と言っても
よい。
コピーの方が簡単ですが、コピーの場合は必要でない部分も含まれてしまいます。
一冊の本の中でも、自分にとってのエッセンスは、アチコチ散らばっていて、
合わせてひとつに集めたいという思いもあります。
テキストデータを資料として、パソコンのDドライブに保管・・・と
決めておけば、迷子にもなりません。