RURUのひとりごっち

「博多にわか」な「独り言」と「ごちそうさま」を鍋に放り込んでなんだか煮てみたら・・・ひとりごっちが生まれました。

真理は荒野でなく胸膜とあばら骨に教わる

2008-10-13 02:15:32 | 超おすすめ

(木曜日のお堀端~主に会いに)



(泉鏡花的みどりという色に侵された掘割に魅入る)

朝起きると左の肋骨の辺りが痛い
肋間神経痛?いや違うか?
結局夕方になっても痛い
たまには
痛みのないさわやかな朝が欲しいよ
ふん
日曜日
溜まりに溜まった経理の仕事はほっといて
溜まったアイロンをとりあえずかたした

パソコンを開く
何日かぶりでブログ編集画面を開く
前回のブログはアクセスが
なんといつもの3倍!
タイトルのせいだろうか?
人は美味い米が食べたいんだな
と、納得。


(そりゃ暴れることもある)

10日の新聞に
経済が崩壊状態のジンバブエの記事
前年比2億3100万%のインフレ率
2億3100万%って
いったい何?
一年間で物価水準が200万倍以上に増えた計算らしい
戦争状態にない国では世界最高水準のインフレ率更新
とある
そのような場合の国の民はどうなるの?
数字だけ載せるのはやめてほしい
気になるのは人の生活
新聞屋め・・・取材しろ。


(止まれと言われても・・・。)

それにしても日本国の借金時計の額も
ジンバブエどころじゃない
データーによってばらつきはあるが8~900兆円
すぐにも1千兆円に届く勢いで増え続けている
日本の行く末はドロ舟だ


(やっぱりそういうことだったのね)

その上の記事
NATO国防相理事会アフガン情勢を協議
ブタペスト九日
NATO(北大西洋条約機構)を主体とする
約5万人のアフガン国際治安支援部隊(ISAF)
をめぐり米政府は「約1万人の増派が必要」と主張
日本などISAFに派兵していない各国には
総額百七十億ドル(一兆七千億円)の財政拠出を要求
などとある
命か・・・さもなくば金をよこせ!
とは
近代化、国際化とはまっこと野蛮極まりない
原始時代のほうがもっと人と人
部族と部族などの関係は
穏やかだったんじゃないのか?
敵が人ではなかったし
恐竜や猛獣、天変地異を敵に戦うってほうが
人間同士戦うよりも野蛮じゃないって
思う
高度な文明は人を幸福に出来るはず
と思いたいが
思えないのが哀しい

いつまでたっても
高度な文明人になれない私です
国際化にもついていけず
とにかく食う為に働くのみの我が家
で反省と共に隣人愛と
動植物の命によって成り立つ命
について
少しだけ考える
肋骨がひりひりする


(ススキスキスキって言ってみた)

週末の話
小倉に仕事に行っていた自転車君から
帰るコール(メール)が携帯に入る
いつもは
これから蛙(絵文字)とか
今からバス(絵文字)に乗る
とかなのだけれど
何故かその日のメールの文は

「帰り道 香りで辿る キンモクセイ
なんちゃって、帰って食べる十時前。」

ときた・・・。
なんちゃって(死語やね所謂) 
てな五・七・五かい!
ほんならお返しせにゃ

「帰り道 空を見上げりゃ 金木土星」

と 返信
まあそんな
なんちゃって夫婦です


(キンモク星って星の王子はいる?)

がてん系娘はたまに帰って来て
「まじ、疲れたよ おかあ~背中踏んで~」
とか
「お金がないよ~5千円貸して~」
とか
「明日お弁当作ってよ~」
とかお願い三昧
かと思えば
「見て見て~この力こぶ」
とポパイのポーズ
「・・・・・。」
しかも今夜は夜中に友達を連れて帰り
「布団と毛布出して~」
とおっしゃる

高度な文明とは程遠い一家だな
たまには文明と
人間の歴史や真理について
考えてみな
力こぶも大事だけどね


(煙突にまた明日って言いたい帰り道)

だから
今読んでいる本は
文明を捨てた若者の話
ジョン・クラカワー
「荒野へ」佐宗鈴夫訳(集英社文庫)
ショーン・ペンが先頃監督し映画化した
「イントゥ・ザ・ワイルド」の原作でもアル
アラスカの荒野に魅せられた青年
打ち捨てられたバスの中で
数ヶ月もの間
原始的狩猟生活を過ごし
息絶えた一人の青年の実話
綿密な取材を元に書かれたノンフィクションである



裕福な家庭に育ち
優秀な成績で大学を卒業した青年
ハーバードのロースクールへの進学も決まっていた
しかし卒業と同時に家を出て
預金をすべて慈善団体に寄附し
財布の現金も燃やし、途中車も捨てて
北アメリカを放浪の旅に出る
アラスカの荒野に行く夢を果たすため
2年に渡る放浪生活を送る

人生において必要なのは
実際の強さより強いと感じる心だ
一度は自分を試すこと
一度は太古の人間のような環境に身をおくこと
と語る
クリス・マッカンドレス
無謀な冒険の果てに死んだ若者

言って
簡単にお仕舞いにすることが出来ない
何かが
このお話には詰まっている

彼の遺品の中の書物の1冊で強調されていた一文
ページの上には「真理」の文字

愛よりも、金銭よりも、名声よりも、むしろ真理をあたえてほしい。
(ヘンリー・デヴィット・ソロー「ウォールデン、森の生活」)


真理は
肉体にあるのかも知れない
命の犠牲の上に成り立ち育成される肉体
(胸膜とあばら骨が教えてくれる真理)



(溜め池が水墨画に変わる夕間暮れなんちゃって)