RURUのひとりごっち

「博多にわか」な「独り言」と「ごちそうさま」を鍋に放り込んでなんだか煮てみたら・・・ひとりごっちが生まれました。

孤独楽(こどくらく)に浸る更年期中毒者

2008-02-20 17:44:33 | もうよういわんわ

(地球のストーカーの月だって枝にとまって休みたいのよ)

コ・パ・カ・バ~ナァと
ヘッドホンから聞こえる
今日のヘッドグランドミュージックは
ボサノバ
今、ジェットのサンバってえ曲が響いていて
アントニオ・カルロス・ジョビン&ミウシャが歌っている
イパネマの娘も僕のパナマ帽もアカプルコも
エッサ・モッサ・タ・ディフェレンチで
ブラジルのおいしい水飲んでくれ~
と・・・兎も角も
情熱のコンピレーションに酔いしれつつ

昨日届いた一枚の絵葉書を読む
天津のあまぐりさんからだった

春節にアモイに来ました
とある
アモイを中国の地図を見ながら探し
その近くの海南島に心ひかれつつ
ああ~海南島行きたいなあ
ふ~ん。しかし遠いで~こりゃ
天津~アモイ間は遠い
九州博多から北海道網走の直線距離と
同じだったよ

ここ5日
パソコンメールをチェックしていなくて
あまぐりさんからメールも届いていた

この前のメールで
冷凍餃子問題のせいか
天津じゃ
衛星の日本語放送がはいらなくなったよ
とあったが
日本じゃ
冷凍さばの次は肉まんからも殺虫剤成分が出て
日々拡大していくばかり
今回のあまぐりさんメールでは

北京大使館から強盗傷害事件が発生した知らせが来て、
北京で日本人女性が暴漢に襲われ、頭部を約20針を縫う怪我を
しはったんやて。
11時頃歩いてての話やけど、怖いよ。
プラス怖いのは通りがかった人に助けを求めたのに
しらんぷりされたらしい。

とありそれから

天津でも男性がぼこぼこにやられて貴重品を取られそうになったとか、
身包みはがされ知らんとこにほおり出されたりとかって言う
話を聞くようになったから、オリンピックにむけて治安が
悪くなってきてるようやね

とあった
中国に住む日本人がとばっちりを受けている
ひどい話である
天津から出したという年賀状も届かぬ
葉書と封書の差なのか?
この問題の収拾は何時つくのか
と思う間もなく
日本海も騒がしい
ハングル表記有害物質の入った
15000個漂流ポリタンク問題もあるし

太平洋上じゃ
イージス艦が漁船と衝突するし

あちらの海もこちらの海も
海の向こうの大陸も
本当に問題だらけで
もちろん一番問題なのは
我が島国の政府の危機管理能力だが
最近新聞を読むのも根性が入る

昨日の新聞で現代中国流行語辞典
ふるまいよしこさんが書いてたが
若者言葉で「すげぇ!」を「牛!」(Niu)
というのだそうで
「史上最牛的~」は
(史上最もかっちょえ~)って
ことらしい
牛のごとく粘り強く底力が有る
中国と牛が似ているって締めだった

日本はなんだろうか?
たいして馬力もないし鹿のように俊敏でもない
あっ馬と鹿を並べるなよって?
うんそうね


日本はバカというよりカバかもしれぬ
動きが遅いし
口はでかいが~の穴は小さい
誇り高くというより丸く収めたがる
優しいというより優柔不断

そういえばそんな話をこないだしたな~
ちょっといつもの如く話はずれるが
『男はタフでなければならない
優しくなければ生きている資格がない』

かの有名なフィリップ・マーロウも言ったが
優しいとはなんなのか?
るるがまだ若い頃
『わたしはね自分がしてほしいことを人にしてあげるのよ』

ある年配の女性から言われた
それが優しさというものよ的
教訓としての
発言だったように思う
しかし
本当のところは自分がしてほしいことと
人がしてほしいことは違うのじゃないのか
自分がしてほしいことを人にしてあげたら
人は迷惑するし
つまり自分はこうされたいのよと
自分がしてほしいことを
要求をしているだけのことで
優しいどころかそれは独り善がりで
無精な行為なんじゃないか
まずその人が何をしてほしいのか
その人のことを知る努力が必要だが
人は自分をいつもさらけだして生きてはいない
人を知るには時間がかかるし
時間をかけても知りえない場合も多い
それでも優しくなりたいなら
やはり
人に時間をさくしかないだろとおもう
時間をさく気がないのに優しさを説くのはどうか

これって人を国に変えると外交にも言える
お隣の国でさえなかなか分かり合えぬ

『わたしはね自分がしてほしいことを人にしてあげるのよ』
といった
その女性は誰から見ても優しそうで
素直そうで好かれそうな方だった
その発言は間違っちゃいない
と言える
自分がしてほしいことは人もしてほしい場合が
確率的には多いだろうと考えている
ということだ
多分ただ確率論は時に人を迷宮においやる
それでも
世界は多数決論理に覆われていく
争いをしばし避ける方法論だから?

その行為が善意であればあるほど
ありがとうと喜ぶことが礼儀である
苦痛でも嬉しがる
そうすると善意の人は満足するだろう
満足させて誤解させる
それは欺瞞だろうとおもうが
しかし礼儀知らずになる勇気もない
気分を害させずに
自分をわからせる方法を知るには
どうすればいい?
まあわかって欲しい人ならだけど

なにごとも争わずの礼儀と美徳は
時に混乱を招く
人はわかりあえると楽観的に考えようよ
との教えは
間違ってはいないけれど
時におためごかしに聞こえるのは
単なるコミュニュケーション不良者の言い訳か

だが
人間世界に争いごとが無くなる日など来るはずもない
という考えは
悲観的な考えである
ときめつけるのはどうか
人間は争いの中でしか学べないのではないか
人間に関する生み出されるもの総てが
争いと無縁ではないように思う
気付きの文化継承を延々と繰り返しながら
何を築いてきたのか
文化も芸術も政治も宗教も
争いの歴史の中にあると気付く今日この頃
人間は厄介だ
ああ厄介だ
なにごとも人にうまく伝えられない自分が
最も厄介だが

優しさは自己願望と見つけたり
冷たさは孤独楽と見つけたり

人は共感できる嘘に飛び付き
嫌悪したくなる真実はふたをして
漬物石をのせろ
それが優しさというもの
優柔不断というもの
愛というもの
人というもの
神はどこにもいない
あるのは
今という瞬間のらせんと
作業あるのみ
しかし
時間が無い。働け!

コ・パ・カ・バ~ナァ



(やかんの蓋で一人より椅子で三人・・・寄れば文殊もかしましい)