(エンタシスな柱はローマからの遺産~ほうき樹に後光差す日)
一日目は白菜のクリーム煮
二日目は鳥水炊き鍋に白菜
三日目はさつまあげ入り白菜煮びたし
四日目・・・。
今日は白菜入り野菜炒めか八宝菜
~にするか
だってこの前
自転車男が大分県竹田まで
現場調査に行った時に
道の駅で白菜と白菜の漬物!
を
おみやげだ~と買って来たのね
なんで白菜に白菜の漬物?
それは自転車君が白菜好きだからで
おみやげでも嬉しくないのさ
まあ
るるも白菜を嫌いなわけではないけれど、
料理する人の気持ちはわからないんだ
バイシクルさんは
いつも白菜は四分の一個か半分しか買わぬ
それにね、なにかるるの好きなものも
一緒に買って来てくれてたら
まあいいっか~と思えるが
白菜だけかい!
せめて
滝廉太郎饅頭とか荒城の月型ビスケット?
とかさ、ふん♪ふん♪ぷん!
大分県竹田といえば
それにね
天然の水の宝庫
名水のふるさとである
名水百選に選ばれた竹田湧水群
久住阿蘇山系の伏流水が悠久の時と共に
清らかな水をはぐくんでいる
河宇田湧水・泉水湧水・小津留湧水
老野湧水・籾山湧水・白水の滝湧水
だからだから
るるはその水を土産に欲しかったよ
その水で
おいす~い(美味い)
コーヒーや紅茶を淹れて
飲みたかったのさ
次回に期待しよう
150円のでか白菜は確かに安いが
一個買うと最低四日は食わにゃならん
おかげで白菜美人よ!
おかげできゃべつ半分は冷蔵庫のこやしよ
明日は
古くなって萎びたスーパーきゃべつじゃ~。
まあでも
冬だからたくさん白菜食べときましょうね
大根もね。
そういえば10日えびす出店で買った
立派な100円大根!
これがまだ少し、しっぽだけね、
冷蔵庫に残ってる
だけどね、なんと!
15日たった今も、ばりばりに新鮮度ありなのよ!
これぞ産地直送のすばらしさ
スーパーの大根は多分冬でも
一週間でしなびるだろう・・・。
野菜の産直販売に出くわすと
素通り出来ないサガのるるです
福岡でサガとはこれいかに
だって
普段スーパーでは手に入れられぬ
その美しく立派な新鮮姿態を見せて
誇らしげに並んでいるからにほかならぬ
しかも安いのだ
そのお得感は
果てしなく大地の香り大地のめぐみ
なのだった。
ただ、状況を選んでくれぬ産直販売!
おかげで巨大大根とかホウレン草を持って
天神界隈うろうろせねばならなかったあの日・・・。
これすなわち産直の嬉悲劇(うれひげき)とも言う
私的にだが。
悲劇といえば、今、産直野菜の様に旬な
小栗旬の舞台『カリギュラ』だけど
正月ビデオに撮っておいたのを
やっと見た
まあいつもの如くに話がころっと変わるけど
この「カリギュラ」は
蜷川幸雄演出
アルベールカミュ原作の難解劇
だから一回見ただけじゃ
わたしにゃ理解できぬ
セリフも聞き取れない所もある
ささやくようなセリフや早口なセリフ
カツゼツが悪いセリフもあるから
もう一回見なけりゃなんとも言えぬが
理論対理論の劇だけど
理論理屈抜きに役者さんはみんな頑張ってた
主要人物が皆若い役者なのね
だからセリフが浮き足立って
冗談っぽく聞こえるところもあった
カリギュラもしくはカリグラはローマ帝国第3皇帝
ガイウス・ユリウス・カエサル・アウグストゥス・ゲルマニクス
てえ、なんかありがたそうな長ったらしい名前があるのだけど
愛称はカリグラ
「カリグラ」というのはラテン語の「小さな軍靴」って意味で
幼少時にあつらえた小さな軍服を着て
兵士達のマスコット的な存在であった為
そう呼ばれたらしい
まあ狂気の皇帝として有名になったが
でも在位の初め頃は政治手腕を発揮していたらしく
ウィルス性脳炎で精神を病んだとか
その他いろんな説がある
妹の小アグリッピーナとの近親姦なども取りざたされ
悪いイメージがぬぐえぬのだけれど
この芝居では血なまぐささや暴力的なシーンは
あまり無くて
愛する妹の死がきっかけで
「人は死ぬ人は幸福ではない!」と
この世の不条理に自らが神となって
残虐非道な暴君となっていく
人間カリグラの苦悩が主に描かれている
この妹「小アグリッピーナ」の息子が
かの有名な暴君ネロである
このネロともアグリッピーナは近親姦であったといわる
しかも教養のある女性であったのだが
いやあったからか?
ネロが即位後、いろいろと政治に口を出す
そんなことも原因であろうが
息子に暗殺されそうになり一度は助かるが
そのことを皇帝ネロに伝える為送った使者を
ネロが自分を殺す為の刺客である
と言い張って
反逆罪で母を殺させたという
この小アグリッピーナの名をとって
アグリッピーナコンプレックス
ってえのがあるらしい
マザーコンプレックスの逆をいう
母親からの一方的な息子への愛情(性的虐待も含む)
に起因する病理
母親を極端に嫌がる(触れられるのも嫌がる)息子
いろんな依存症や恐怖症を引き起こしたり
自暴自棄におちいったりと
まあ、これがマザコンと違って
あまり聞きなれない言葉なのは
一般的にやっぱり蓋をしておきたい
暗闇の部分なんじゃないかと思うけど
どうかな、わからないが
白菜をむいていったらこんな話になるとはね
まあいいか
臭いものに蓋をせずに
生きてはいけない
弱い人間達
まあ鼻が利かない場合は知らないが
臭いと感じる感性も人それぞれ
人を育てる愛情が人を壊すこともある
唯一つ言えるのは
狂気の暴君は困るってこと
政治的権力を持たせる人物選びは
幼児期から思春期において
バランスのよい愛情で育まれた人を選ぼう
そのほうが被害も少ないんじゃないか
と思う
でも蓋をしてあったらわからない
どうやって見分けるのさ
さあてね