RURUのひとりごっち

「博多にわか」な「独り言」と「ごちそうさま」を鍋に放り込んでなんだか煮てみたら・・・ひとりごっちが生まれました。

「男前を生み出せ週間」に飛んで火に入る冬の虫

2007-12-14 18:02:00 | ほなそないしまひょ

(自転する自転車は無いと思いたいのに、電動自転車も自転車やなと気づく日)


泣いても 泣いても 泣いても
語っても 語っても 語っても
だあれも見ちゃいない
だあれも聞いちゃいない
人はみな~ 孤独の中~
あの鐘を~ 鳴らすのは~ あ~な~た~
なんて歌ってみても
だあれも鐘を鳴らしちゃくれない
鳴らす鐘もありゃしないが
むなしい独り言の海に溺れる日々
(だって話し相手がいないんだもん・・・。)

鬱々鬱々としていた
12月
そんなある日の火曜日に
東京の姉が福岡に取材の仕事があるから
とやって来て
我が穴蔵に一泊していった
「飛んで火に居る冬の虫?」とは
このことか?
話し相手が向こうから飛び込んでくるとは
有り難い
朝まで 喋って、喋って、喋って
喉が痛い程喋って
それでまあ
ちょっと鐘が鳴ったのか
鳴らなかったのかは
知らないが
溜まりに溜まった一千万ストレスの
300ストレス?程度は解消し
鬱々鬱々のウツくらいは封じ込めた
かたじけない・・・冬の虫

でも
またまたすぐに
週末が来て一週間なんて
まるで一瞬で過ぎ去るのよ
鳩も豆鉄砲食らって笑うわよ
「どげんかせんといかん!」

今年の流行語大賞でもつぶやいてみた

先週だったか日曜日の夜
テレビで「どろろ」をやっていた
去年見た映画だけれど映画館じゃあ
泣くのを我慢して見た
羞恥心?ってモンがあるでしょう
いい年をした大人がさ
見栄ってモンが・・・。
だから一人で
撮ったビデオをオンで
こもって~かじりついて~
泣いた。
完全に我のツボにはまる映画なのだ
泣く映画じゃないだろう?
って
きっと
そうかも知れん・・・。

だけど
ココロのツボは「どろろ」にあったのだ
もちろん
手塚治虫とチャンバラ時代劇で育ったことも
多少は関係がある
しかし映画と原作は別モンだからね

この映画を見て映画って
つくづく総合芸術だって思う
1時間半の映像に
なんと沢山の人(プロフェッショナル)たちの
思いと技術とが詰まっているか
でもそんなことは
ぜ~ん ぜ~ん
お構い無しではある
好きなように見るだけだから
でもココロのツボにスッポリとはまれる
数少ない映画なのである

なにより映像の色にしびれる
コントラストがやたらめったら
きついのだ
そこがいい
光の中に黒が際立つ
それも日本の黒なのだ
西洋の黒と黒が違うのだ
と勝手に思う
ストーリーやセリフもいい
物語がシェイクスピアかい!?
と突っ込みたくなるのにである
子殺し親殺しに仇の息子に惚れる女は男装で
語り部の琵琶法師までもが
シェイクスピア劇に出てきそう
まあシィクスピアをそれほどは知らないがね
いや、ぜんぜん知らないか?
それは兎も角
あやかし(妖怪)との戦いが次々に出てきて
アクションSF時代劇で泣くのかい?
って、いわれてもさあ
泣ける自分がいとしいね
役者達がまた

まったりといい
中村嘉葎雄・原田芳雄・中井貴一・杉本哲太
原田美枝子・きたろう・土屋アンナ 等々

主演の妻夫木聡であるが・・・。
いままで妻夫木聡を男前と思ったことは無かった
可愛い大根役者くらいに思っていた
この映画「どろろ」の百鬼丸で男前に格上げしたさ
どろろ役の柴崎コウとのコンビに愛が見えたね
(コメントはひかえさせてもらいます)

映画のキャッチフレーズは
「絶望を、ぶった斬れ。」
「物語が、動き出す。」
「必死に生きて、何が悪い!」
・・・前にも書いた気がする・・・・いいか。

奪われた肉体を取り戻す活劇なのだけれど
実際は魂を取り戻す旅の話でもある
まさしく肉体と魂はひとつなんだと
だから
泣けるでしょ

魂が先か? 肉体が先か?
それが問題だ!
って
ハムレットも言ったでしょ??
言ってないか・・・。


それで?
この際「男前」の話にしよう
男をみる基準はあご、女は腰と思うのだ
いつも。
しっかりきっぱり
しかも力強さのあるアゴとコシをもつ人が
「男前」(女前も含む形容詞として)だと
確信するのだ いつも。

最近広辞苑にも載るらしい「イケ面」
(イケてる面とメンズの複合系)と言う語は
「男前」の前に出たら「ただの人」と同じなのである
「男前」とは意味が違うと断りをいれつつ
格式ある?
「男前」探しに邁進しようと思うのでした
「男前」とはなにか?
それは良いアゴとコシを持ち
加えてその肉体に見合う
「骨太な光る魂」をもつこと。
だから若い魂たちよ!骨太になれ!
輝けよ!と日々るるは祈り続ける。

年を食うとともに「骨太な魂」は削られていくからね
「骨太でない魂」も削られてしまうが・・・そして「鬱」を産みだす
年を食う前に気づかにゃね
はい・・・。

魂が先か肉体が先か?
「健全な肉体に健全な精神が宿る!」というが
健全よりも「男前」である
「男前な肉体に 男前な魂が宿る!」
あごを鍛えろ、腰も鍛えろ
まずは鍛えろ
魂も鍛えろ
いや、やっぱり魂が先なのか?

そうやってニワトリが先かタマゴが先か
って
考え出すと夜も眠れないでしょ
だってニワトリはタマゴからニワトリになったのよ
そのタマゴを産むニワトリはタマゴからニワトリに
タマゴはニワトリから産まれ
うーむ うーむ うーむ
たぶんタマゴが先で
コウノトリが異次元から運んできたに違いない
え~ 結局 他力本願かい!
だめだねまったくなってないね

自分で産み出せ、自分を産みだせ!
「無」から「有」を!
実は宇宙の起源の「無」というのは
完全なる「無」ではなかった
という
どんでん返しが宇宙誕生秘話なのだから
完全なる無などありはしない
もともとそこにはすべてがあり
それは「君の素」であった
「インスタント君の素」があれば
良かったね
何千億年もかかったからね
君が産み出されるまでに
だから自分を大事にせねばならない
同じように
他人も大事にされねばならない

ついでに国も大事にせねばあかん
う~ん それはかなり
めんどうやなあ

国を愛するとはどういうことか?
愛国心という言葉が軍国主義を連想させて
毛嫌いする人も多いから
この問題はいつも
堂々巡り
あとまわし
言葉にがんじからめ
愛される国が先か
愛そうとする民が先か?
愛を与える国が先か
愛される民が先か?
税金が先か、国家予算が先か?
コウノトリは迷子になった。

なにもないところに国を作る
これは民が先にある
流浪の民がまず先にある

少数民族が土地に住んでいるだけなのに
いつのまにやら、まとめて国の中に囲われ
無理やり国民にされ税金をはらわされる
侵略によって造られた国もある
故郷を追われた原住民も居る
人は
生まれてくる、国を、土地を、選べない
そのうえ政治に振り回される
望まぬ戦争に振り回される
振り回された民は
投票以外になにができる
署名以外に何ができる
報われない紙切れに
なってしまうことのほうが多いのに


この国はすでにあり
老成し衰退し断末魔のうめきが聞こえて来る
一千万人のワーキングプアがいる国
そんな国を愛せよ!
とは若い心には届きやしない
愛すべきはやっぱり人であり衰えた国ではない
と君は言うだろう
国を若返らせる秘策は?
タマゴが先なのか?
「建前」って言葉がある
ちょっと男前に似てたりする
建前は必要だと思う
思いっきり賛同を得ることの出来る「建前」を
若者は言ってもいい
年寄りはだめだけど
いっぱい建前を言ってその嘘を
周りの大人たちが本気にさせればいいって思う
だってそれが大人の仕事だから
ちがう?

建前が先にあるってことは
男前が先にあるってことに通じるような
う~んどうかな?
いや何をおいても

「男前」「女前」がタマゴより先に
決まっているのだ
「男前」「女前」は
愛され鑑賞され賛美され
国に企業に人に求められる
びっくりするほどの経済効果があるからだ
つまり自信が芽生えるって事でもある
自分をちょっと信じられるってことでもある
少なくとも国民の半分は「男前」「女前」にしよう
あとの半分は・・・どうすんねん?。
ま、まあ兎も角
世の中に「男前」「女前」が増えることが
国を救う・・・。

今という今は
「男前を生みだせ週間」なんだから
そう決めたんだよ
誰がよ!
宇宙の真理がね
真理なんてきっとこの程度の
ばかばかしいものなんだ
と思う


だから「男前」「女前」にならなきゃ
そして「男前」になったら
苦しめ!
苦悩せよ!
より格調高き「男前」になる為に

それからここが大事よ
「男前」にも「何もの」にも
なれない人に
敬意を表し
尊敬と愛情を行動で示し
よい仕事人となり
さらに さらに 苦悩せよ!

以上をもって
男前女前になれない寂しい女の
最終弁論とさせて
いただきます ご馳走さま

そんな大してミの無い独り言さ
今日も・・・・かい!