RURUのひとりごっち

「博多にわか」な「独り言」と「ごちそうさま」を鍋に放り込んでなんだか煮てみたら・・・ひとりごっちが生まれました。

ポアンカレも予想だにしない我が家の庭の形はポスト型

2007-10-28 00:03:25 | もうよういわんわ

(きんもくせい・・・金木土星はやっぱりまるいが花はドーナツ形といえる)

きんもくせいの香りのする坂道を
下りる手前にどんぐり公園がある
坂を下って駅までの途中には郵便局がある
郵便局に行くため、どんぐり公園を横切ろうとしたら
最近、我が庭に来なくなった三獣士の内の
ピッチに会った、帰りがけには
ゴン三郎もいたがトラの姿はなかった
ピッチは灰色の見たことない猫に追いかけられて
るるの足下まで飛んできた
追いかけていた猫は
るるの姿を見てあきらめて茂みに帰っていった
『久しぶりやん!ピッチどうしてたの?』

思わす声をかけてしまった
ピッチは
『うにゃあ』
と鳴いた
『ほんじゃまたね』

言って、るるは郵便局へ


(庭猫から公園猫となった3獣士。ゴンとピッチ)

帰りに公園の横を通ると
ゴン三郎もピッチといて
今度はゴン三郎と茶黒のこれも見知らぬ猫が
公園の水呑みをはさんで唸り会いをしている


(にらみ合いはあくまで何かを挟んでおこなわれる)

『あんたら喧嘩好き過ぎる!若いね?ん~縄張り争いか?』
そんなこんな、な中(どんな中?)
我が家の庭は、三獣士が来なくなって
平和を取り戻したと喜んだるるであったが

それも束の間の淡い夢であった
おとといのことである
なにやら庭がざわざわと
シランの根元でうごめく影、影、影。
デジャブ
数週間前三獣士たちが荒し放題にして
去っていった庭にまたも侵入者エイリアン達が
まじかい
デジャブ、デジャブ、デジャブ。
くわばら、くわばら、なんで!
である。
三匹の子猫がおる~
ありえん!
現実は奇々怪々
我が家の庭はなぜネコちゃんポスト化したのか?
そんなに居心地いいのか?
でか猫、大人猫なら追い出すところだが
なぜなぜ赤ん坊や子供に弱いのを知っている?
ずるいぞお前ら!知能犯?

次の三獣士は白、薄グレー、灰縞の
3匹様ごあんな~い、てかあ~。
ちゃうちゃう、案内はしません
やっと庭を取り戻したと思っていたのにさ。
立ち入り禁止の看板を立てるか?
猛犬の特大写真付きのさ、どうだろ?
だめか。
我が家の災難はこうして続いてゆくのだった


(新3獣士の初舞台・・・おまいらに食わせるタンメンはねえ

宇宙ノカタチはまるいのかまるくないのか
というのを確かめたいポアンカレも
予想だにしない事態である
ちなみにNHKの特集番組でやってました
ポアンカレ予想を解いた数学者の話
フィールズ賞を辞退して
研究所から失踪して隠遁生活しているという
理由はポアンカレ予想に没頭し過ぎて
解いた途端なにかがとりつき?
人格を変えてしまったらしい
まるで別人になってしまったと
彼を育てた一人の教師である数学者が語っていた

長い長いロープをお尻につけたロケットを宇宙に飛ばして
宇宙を一周して帰ってきたロケットのお尻の
ロープをはずして
それをひっぱり、ひっぱり、ひっぱりつづけて
全部回収できたなら宇宙の形はおおむね丸い(球形)

のであるという予想をポアンカレ予想というらしい
100年いろんな超優秀な数学者たちが挑んでも
証明できなかったが、ウイリアムサーストンという数学者が
幾何化予想というプログラムを作り出した
これがポアンカレ予想を証明する為の足がかりとなり
グレゴリーベレルマンというロシア人数学者が
4~5年前に証明論文を発表して2006年には
その証明に成功したと言うことが検証の為の
数学チームにより証明されたのだ

面白いのは殆どの数学者がトポロジー(位相幾何学)を使って
ポアンカレ予想を解こうとしたのに対し
ペレルマンは微積分と物理学の手法を使って解いてみせた
そのため
解の説明を求められてアメリカの壇上に立ったペレルマンの
解説を聞いた数学者達は
『まず、ポアンカレ予想を解かれた事に落胆し、
それがトポロジーではなく
(アメリカでは古い数学と見下されていた)
微積分を使って解かれた事に落胆し
そして、その解の解説が全く理解できない事に落胆した』
という。(NHK特集 2007年10月22日放送分 より。

そんなにすごい証明をやり遂げたのに
それなのに
ああそれなのに彼は人付き合いを拒み
隠遁生活を続けているという
何故なのかものすごく気になる
その事のほうがポアンカレ予想を
はるかに上回る謎であると思う

宇宙ノカタチが一本のロープで測ることが
できるかどうかは兎も角
わがやの庭の災難はポアンカレにも予想できぬ。
ちなみに新三獣士たちは旧三獣士たちの
いとこにあたると十分予想できるが
証明はこの先千年かかっても出来ない
というより謎は証明しないほうが丸く収まる
のだ・・・。


(ブルーベリーの鉢植えは完全に侵略者にのっとられていた