RURUのひとりごっち

「博多にわか」な「独り言」と「ごちそうさま」を鍋に放り込んでなんだか煮てみたら・・・ひとりごっちが生まれました。

サンザシの串刺しを両手に持ちカーボンナノチューブの綱渡り

2008-12-11 01:21:33 | どっこい!

(町で拾える遺跡?もある)


日本の輸入米の約50%を占める
米の国アメリカから発した世界的不況で
非正規雇用者を始めとした首切りが
加速している
失業者があふれだす
来年うし年はも~も~
どうなってしまうのか 
恐ろしい
このさい
議員と官僚の給料を削って
国が失業者を雇って
自給率向上政策で農業に従事させたら
どうだろう
国家公務農作業員大量雇用政策

資本主義社会主義共産主義・・・。
とにかく
主義より生活が大事
生活主義でやって欲しい



お金のことを考えなくて済むように。
ありあまるお金が欲しい。

トーベ・ヤンソンの書く
「誠実な詐欺師」の主人公
カトリ・クリングは夜中にベッドで考えるのだ

ありあまらないでいいから
不安を感じず
年をとって生きれるだけのお金は欲しい
とりあえず
月末の 綱渡り を考えなくて済むなら
夢のようだね
所詮 夢など 夢のまた夢
渡りきれずに落ちても
骨を拾ってくれる人がいるかなあ

ついつい悲観的になるのも仕方ない
それでも住む処のない人たちに比べたら
ありがたい
などと殊勝なふりで言わねばならないのは
哀しいね
人に棲みかがあるのは普通に当たり前に
基本的なことなのにね
荒んでいるのは我か世の中か
我々の世だ


(明日のことは明日考えよう)

出し殻 茶っ葉を噛んでみたら
文明閉塞の味がする

昔、おばあちゃん家では
出し殻のお茶をたたみに撒いて
埃を茶殻で集めて
ほうきで掃いたりしたね
お茶も飲むだけじゃなかったね
奥ゆかしい生活は
今の密閉西洋式住宅にはない

お茶といえば
茶壷に追われてとっぴんしゃん

ずいずいずっころばし ごまみそずい
茶壺に 追われて とっぴん しゃん
抜けた~ら どんどこしょ

俵の こうたろうは も~ういない
ねずみが 米くって ちゅう ちゅう 
たこかいな!?




最近読んだ
お茶のソムリエ高宇政光氏の本に
この唄の話があった

江戸三代将軍家光時代に始まった
「お茶壺道中」は
京都宇治から江戸まで中仙道を通り
将軍様用のお茶を運ぶ行事で
その格式は十万石の大名に並ぶ扱い
お茶が湿気るのを恐れ
陸路を運ぶ為
農繁期の時期なのに
各宿場で農民が人足として狩り出され
沿道では負担大で
迷惑な行事であったらしい
輸送役人の横暴さも手伝って
こんな皮肉な唄が歌われた
と言う話

つまり
お茶壺道中の茶壺が通るから
皆家に籠って
戸をぴしゃりと閉めて
隠れていよう
~とっぴんしゃん!~
である
通りすぎたら やれやれで
~抜けたらドンどこしょ~
なのだった。

なるほど江戸
お茶の話は興味深い

日本茶は製法上の区分でなく
日本で取れたお茶総てを言うから
紅茶も烏龍茶も日本で作れば日本茶だとか

お茶と呼ばれるのは
やはり原産の中国語が元になってて
広東語読みの チャ(イ)と
福建語読みの テ に分かれ
中国からの運ばれる経路によって違うそうで
チャは陸路 テは海路を運ばれた地域に多いとあった
アジアはチャが多くて欧州はテが主流よね
でも日本は島国だから海路じゃないの?
まあ詳しい話がないからわからないけどね

日本の地図記号の
お茶畑と桑畑だけ作物種限定記号なのは
日本の当時の輸出を支えていた 
生糸とお茶の重要度がうかがえる事や
終戦後の食料難支援の為
連合国からの食料援助の代償に
日本から差し出すように要請された
見返り物資がお茶である事
特にお茶を欲しがったのは
北アフリカイスラム教地域を
植民地にしていたフランスだったらしい
これが日本茶の復興の原動力になり
お茶作り農家も息を吹き替えした

国内消費での発展には
その後二十年かかったのだそうだ
農業は一朝一夕にはいかぬもの
20年計画くらいでやればいいのかも
需要と供給
消費と生産
バランスバランス
じゃっくばらんす
なかなかっす


(柿の葉茶ってのもあるなあ)

ほかにも
緑茶に含まれるビタミンCを発見した
三浦政太郎氏という優秀な科学者の話
夫人の三浦環さんは
オペラの有名なプリマドンナ
特にプッチーニのマダムバタフライで
ヨーロッパ中で人気を得て
有名な歌劇場でひっぱりだこ
その為
政太郎氏は
『自分の研究より環の仕事の方がずっと大切だ』
と理化学研究所をやめて
二人でヨーロッパに移住したのだそう
そんな話も書いてあった
ふうん
なかなかビタミンCな話
拾っときます

ま、緑茶でいっぷくしましょうか

お湯は50度くらいに冷ましてね
食費ケチっても お茶葉はケチるな
茶匙山盛り三杯に
お湯は60ccで
バランスだよ
二分半待って
こぶりの湯のみいくつかに
最後の一滴まで注ぎ切る
お茶葉がお湯を吸うから
少しの量しかないが
ほんの少しでも香りが
身体中を満たしてくれる

ああそうか!
玉の露って書く玉露
露のひとしずくを味わうのやね
違う?

ほうじ茶と麦茶がぶのみの日々に
終止符
冬だからね
でもほうじ茶好きなんよね
お茶づけはほうじ茶派なんだ
そば茶 紅茶も大好きだけど
玄米茶はなんとなく苦手なんだ
玄米ポップがふやけて
急須に居座るのが
やなんだ
ポップはカリッとしてなよ
ふん

お茶請けには
サンザシの実のお菓子はどう?

天津へ戻ったあまぐりさんからのメール
糖葫芦(tang2 hu2 lu) タンフール
っていうお菓子の話があって
串刺しになったサンザシ飴の間には胡桃
これが美味しいらしい
中国にはこの手の串刺し飴がいろいろあるって
山芋飴やイチゴやその他のフルーツや
さんざしにあんこがみたらしダンゴ状態に
なってるのやら、間にはさまってるのやら
とにかく
串刺しのおやつはバラエティーに富んでいるらしい


(あまぐりさん撮影)



なが~い串に食べ物を刺すのは
中国発生なのかも
韓国じゃあ屋台でおでんなんかが
やたら長い串に刺さってるしね
日本の串は最近短いね
サンザシノクシザシ・・・3回早口で言うと
なんか舞台に立てるかも?
なんてことも考えつ

サンザシの実は
ビタミン豊富で身体を温める効果ありで
血液をさらさらにするし
血流を良くして血圧も下げる
消化促進作用もある
なのに
日本じゃあまり食べないのか売っていない
自家製のもので
果実酒やジャムにする人がいるくらい?
それとも地方によっては流通してるのかな?
サンザシはバラ科で
可憐な花が咲くから庭木にはいいかもね

お茶の花も可憐だよね
ツバキ科だから椿や山茶花に似た白い花が咲く
いつか
庭にはお茶の木とサンザシを植えて
くるみの木もついでに植えよう

茶葉を摘んで炒って自家製のお茶をつくり
サンザシの実が生れば胡桃を挟んで
自家製タンフールを串に刺す
刺して刺して刺しまくって一息いれる
そんなずいずいずっころ夢もいい
どんな夢見てもあたしの勝手でしょ!

どっちみち今は
大塚製薬SOYJOYサンザシ味でも
齧りつつ
ねずみ年師走の綱をギシギシいわせて
渡る
渡る 渡る 渡りきる
それが先決

できれば宇宙エレベーターの
カーボンナノチューブの綱
(鉄のワイヤー6本分の強さを0.3ミリメートルでできる)
を渡りたい・・・上に向かって

平成の綱渡り師のはかなき夢