★小雪・カンナ・ひなた・珊瑚・小雨のcogi-log★

先天性巨大食道症とリウマチと闘い、お空へと旅立った小雪さん&その娘カンナさんの思い出と、新入り小雨さんのコギ日記です。

★★ 自己紹介 ★★




★小 雪★ (♀) 2000.7.1~2012.5.11
         先天性巨大食道症を抱え、のちにリウマチを発症し
        誤嚥性肺炎を何度も患いながらも、たくさん頑張ってくれました。

★カンナ★ (♀) 2001.8.2~2013.1.9
        小雪さんの娘。
        右肺中葉部分に約3cmの組織球性肉腫が見つかり、
        右肺中葉切除手術を受ける。
        のちに椎間板ヘルニア ハンセン2型を患い手術。
        大きい手術を2回、入院3回と10才を過ぎてからは
        辛いことが続いてしまいましたが
        たくさん頑張ってくれました。

★珊 瑚★ (♀) 2004.5.8          ★ひなた★ (♂) 2004.5.8
        カンナさんの娘。               カンナさんの息子。
        2012年に癲癇を発症。
        
★小 雨★ (♀) 2012.11.7
        2013年2月12日に家族となる。
        大泉門(頭蓋骨の頭頂部に穴がある)が閉じていませんでしたが、
        現在は問題なし。
        体重が7kgほどミニコギさんです。


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憂患。

2013-09-30 01:24:33 | ○珊瑚さん○
【憂患】→心配して心をいためること。


明日はとうとう、珊瑚さんの『椎間板ヘルニア』の手術日です。
午前11時に手術前の診察をしていただき、珊瑚さんの体調や様子を診ていただき
前回の診察後からの様子などをお話し、手術のお話があると思います。
その際に『乳腺腫瘍』の場所や大きさなども診ていただき、今回の『椎間板ヘルニア』の
手術と一緒にお願いできるかを判断していただきます。
飼い主~ズとしては、『椎間板ヘルニア』と『乳腺腫瘍』の手術を一緒にお願いできれば
珊瑚さんの全身麻酔も入院も、不安や怖さも、この一度で済ませてあげたいのです。

『乳腺腫瘍』は「良性」と「悪性」の比率は約50%ずつ。
さらに、その(約50%の)「悪性腫瘍」のうち、がん細胞が早期の段階で
血液やリンパの流れに乗って、あちこちのリンパ節や肺などの臓器に転移するものは約50%
(つまり、乳腺腫瘍全体の約25%)です。




小さくても、今は大丈夫でも、この機会に切除をお願いしたい。
そのままにしておおいてイイコトなどないのだから、10才を迎える前に、
手術に負けない体力がある今、まだ『乳腺腫瘍』が小さいうちの今、
せっかく小さい段階で見つけることができた今、やれることをやってあげたい。

珊瑚さんにはとてもとても申し訳ない…。
とても甘えん坊で怖がりで内弁慶で、心配性な珊瑚さん。
今まで一人になったことがないから、飼い主~ズはとてもとても心配…。
ワケも分からず家族と離れ、知らない人に抱っこされて、気づいたら体がとても痛くて
ゲージの中に一人で、家族に会いたくて仕方なくて、不安と怖さでいっぱいで…
そんな珊瑚さんを想像するだけで苦しくなる。

入院のときには、珊瑚さんが少しでも寂しくないように、
小雪さんとカンナさんが一緒にいる写真と、小雨さんと三人で撮った写真を貼ってもらって
もっと大丈夫なようにお守りも持って、我が家の匂いのするものも持っていくからね。
きっと小雪さんとカンナさんが守ってくれるからね。



これを乗り越えたら、またみんなで一緒に車に乗ってお出かけしよう。
いっぱい歩こう。美味しいものもたくさん食べよう。
だから、少しだけ頑張って乗り越えようね。飼い主~ズも全力で支えるから、大丈夫。
獣医さんも看護婦さんも、とっても優しくて頼りになるから大丈夫。
手術のときもずっと一緒にいるからね。すぐに迎えに行くからね。
一日でも早く退院ができますように。



珊瑚さんの手術のこと、様子など、またこちらでご報告させていただきたいと思います。



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給水。

2013-09-28 00:55:14 | ●小雨さん●
今日は、我が家のピッチピッチガールの小雨さんの癖というのか、個性というのか…
どちらが正しいかわかりませんが、そんな生態をお話したいと思います。



小雨さんは、生後三ヶ月過ぎまでペットショップのショーケースの中にいました。
中型犬のコーギーにしてはとても小さく、来月の7日で生後11ヶ月を迎えますが
体重は先月26日時点で6.5kgのミニコギサイズ。

そんなにおチビでも、ゴハンはガッツリ食べますし、ドッグランでは2時間は走りっぱなし、
家でも夜中の3時にトイレに行き、その帰りにオモチャをプゥ~ピィィ~!と鳴らしながら
走ってくるほどのアホちゃん元気っぷり…。



仔犬時代から(あ、一応まだお子ちゃまですが)、遊んだ後のバタンキュ~があまりなく
ダラダラと起きていることが多い子でした。
それは今でも変わらず、遅寝(夜中の3時半頃)&早起き(朝7時には目だけがパッチリ)です。



そんな(え、どんな?)小雨さんですが、お水を飲むときに見られる癖のような…
個性のようなものがあります。

★フードボールのこばっちょ(方言です:端っこの意味)からしか飲めません。

★他の子たちと一緒のフードボールでお水が飲めません。



我が家の兄さん(ひなたさん)と姉さん(珊瑚さん)とも一緒に飲めません。
兄さん&姉さんが先にお水を飲んでいるときは、終わるまで後ろの方で待ちます。
小雨さんがお水を飲んでいるときに兄さん&姉さんが一緒に飲もうとすると
お水を飲みながらヴゥ~!と唸って拒みます。
他のこと(食べ物が絡むこと以外)で小雨さんが怒ることはありませんが、
この行動は小雨さんだけに見られます。

ひなた&珊瑚さんは、生まれてから兄弟たち、母犬カンナさん、祖母の小雪さんと共に
過ごしてきたので、小雨さんのようなことは全く気にならないようです。
ペットショップの小さく狭いショーケースの中で一人で過ごしてきたから
そんな癖が身に付いてしまったんでしょうかね…。
ま、我が家では初めてのことなので、それも個性でいいのです!


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漸進。

2013-09-26 00:07:30 | ○珊瑚さん○
【漸進】→順を追ってだんだんに進むこと。

先日の記事で、CT検査(脊椎造影)をして、珊瑚さんの第1腰椎~第2腰椎間に圧迫が見られ
グレード2の『椎間板ヘルニア』が見つかったこと、内科的治療(投薬)ではなく
外科的治療(手術)をお願いしたいと思っていますと書かせていただきました。



ただ主人の仕事の休みが皆目見当もつかず、なかなか手術日程を決めることができず
CT検査から一週間が経過してしまいました…。
その間の珊瑚さんは、鎮痛剤の服用で痛みは抑えられており、痛がることもなく
穏やかに過ごすことができています。
しかし一番心配だったことは、今の状態(痛みを抑えるだけ)が長く続いてしまえば
今は現れていない麻痺やナックリング、排便&排尿障害が次第に出てきてしまうのではないか…
そんな不安が付きまとっていました。幸い、そのような症状は見られていません。

今回のヘルニアの手術をお願いすると同時に、『乳腺腫瘍』の切除も
お願いしたいと考えていました。



以前に書かせていただきましたが、珊瑚さんの乳腺腫瘍は
大きさは約1cmほどで、右側の乳腺の上部にあります。
犬の乳腺腫瘍の約50%は『良性』だそうですが、見た目や大きさでは判断できず
珊瑚さんがその約50%の『良性』であるかはわかりません。

今回の『椎間板ヘルニア』の手術の際に『乳腺腫瘍』の手術をすることができれば
全身麻酔も入院も、家族と離れる時間も一度で済んでくれるのではないかと、
珊瑚さんにとってのストレスや不安が、この一度で済んでくれるのではないかと考えました。


一昨日ようやく主人の休みがわかり、昨日の朝に予約のお電話をしましたが
お願いしたい日はもう手術の予約が何件も入ってしまっているようで、
すぐにはお返事をいただけませんでした。
その際に、珊瑚さんに乳腺腫瘍の旨や希望をお伝えしましたが、珊瑚さんの乳腺腫瘍を
しっかりと診察してからの判断となりました。
なんとか手術の予約を入れていただくことができ、時間はまだわかりませんが
10月1日(火)に手術をしていただけることができました。
ようやく、一歩前へ進むことができました。
入院がどれぐらいになるのか、乳腺腫瘍がどうなるのかはまだわかりませんが
珊瑚さんのストレスと不安が少しでも短くなるようにお願いしてみるつもりです。


また3コギさん並んで一緒に歩くために、仲間とドッグランで一緒に走るために
珊瑚さんにちょっと頑張ってもらおうと思います。
飼い主~ズも全力で支えます。




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滞留。

2013-09-24 00:49:49 | ●飼い主の独り言…。●
【滞留】→とどこおること。その場にとどこおって、移動・進展しないこと。


もう今年も残すところ二ヶ月ちょっと。
そろそろ来年のカレンダーの予約や販売が始まる頃ですね。
我が家の今年のカレンダーは↓こちら。



↑色とりどりのコーギーさんが毎月見ることができて、気に入っています。


昨年までは、『コーギー川柳カレンダー』の卓上タイプ&壁掛けタイプの両方を
ずっと愛用してきました。
しかし我が家の壁にかかっているカレンダーは、2012年5月11日の週のページのまま。



小雪さんが旅立ってしまったときのまま。
時間は止まることなく、当たり前に容赦なく進み時を刻んでいきます。
だからこそ、時間が解決することもできることもあるのでしょうね。
37年生きてきて、過去に戻りたいなんていう未練は全くありませんでしたが
今はこの止まったままのカレンダーの時に戻りたい。
小雨さんはまだこの世に生を受けていない時間ですが、小雪さんもカンナさんもいた
この時に戻ることができるなら、この先の時間が短くなってもいいかなと思う。

『もっと前向きにいかないと!亡くなった子が悲しむよ。』と人は言います。
半年経っても、一年経っても、それができない人もいます。
共に生き、共に暮らし、共に苦しみ、共に乗り越えて、約12年間歩んできました。
もっと年を重ねて、歩けなくなっても目が見えなくなっても、介護が必要でも
もう少し共に過ごしたかった。
介護をなさっている飼い主さんは、想像を絶するほどの大変さだと思います。
でも、それをしてあげることさえできなかった飼い主は、
羨ましいと思ってしまいます。


秋はセンチメンタルになりますね。後ろ向き&ネガティブな人間は疲れます。
支離滅裂な記事を読んでいただき、ありがとうございました<(_ _)>


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判然。

2013-09-20 01:14:40 | ○珊瑚さん○
【判然】→はっきりしているさま。 はっきりとわかること。


一昨日の18日(水)に、珊瑚さんのCT検査(脊椎造影)をしてきました。
珊瑚さんは生まれてこのかた、一人で病院に行ったことも、入院したことも、
預けられたこともありませんでした。
健康診断も必ずひなたさんと一緒に受診し、検査、お預かりをお願いしてきました。
今回は初めての珊瑚さん一人での検査、お預かりだったので、
珊瑚さんの不安で怖い気持ちを考えると心配で心配でたまりませんでした…。

浜松のセカンドオピニオンでは、CT撮影時に担当の獣医さんと
麻酔と呼吸の管理などをしてくださる獣医さん、補助の看護婦さんが
必ずついてくださるのと、入院施設には獣医さん2~3人、看護婦さん4~5人が
常に様子を見てくださっているので、その部分での心配は少なくてすみました。
一番心配だったのは、麻酔が覚めてから家族もいない、知ってる人がいないことで
パニックになってしまうんじゃないかということでしたが、なんとか大丈夫でした。


CT検査(脊椎造影)によって、珊瑚さんの状態、疾患がわかりました。
懸念していた『馬尾症候群』ではなく、『椎間板ヘルニア』でした。
素人の飼い主~ズがCT画像を見ても、一目瞭然な状態でした。



↑こちらは、横からの断面画像です。
の部分を見ていただければお分かりになるかと思いますが、一カ所だけ出来物のように
不自然な膨らみがあります。
その前後の脊椎はとてもキレイなラインを描いているのですが、一カ所だけはみ出した椎間板物質は
そのすぐ上にある脊髄神経を圧迫しています。

こちらは、正面からの断面画像です。


↑通常ならの部分はキレイな丸い形状なのですが、圧迫されている部分は歪んでしまっています。
珊瑚さんの圧迫部分は、第1腰椎ー第2腰椎間で、症状のグレード(グレード1~5)は
グレード2という診断でした。
幸い珊瑚さんは、画像で見られた酷い圧迫の割に、麻痺やナックリング、排便&排尿障害などは
全くない状態でした。しかし、相当痛みが強かったでしょうとのことでした…。



↑現在の珊瑚さんの様子です。
背中が丸くなり、後ろ足に力が入らないため滑ってしまいます。

珊瑚さんのこれからの治療方法ですが、レーザー治療では効果はあまり期待できないこと、
内科的治療(投薬)では痛みを抑えるだけなので、圧迫している部分がなくなることもなく
元に戻ることはないので、効果は期待できません。
外科的治療では、圧迫している部分を除去する手術となります。
珊瑚さんはCT検査で圧迫している部分が一カ所で、場所も特定できていることから
ピンポイントで手術することができ、傷も小さいものですむそうです。
現在の珊瑚さんの様子から、歩くことができ、麻痺など見られないことから
圧迫している部分を取り除くことで回復がとても早い可能性が高いということでした。

担当の先生と飼い主~ズとでたくさんお話をしました。
手術が必ずしもしなければならないわけではなく、痛みを抑えるという内科的治療もあると
おっしゃっていただきましたが、珊瑚さんのこれからの先の犬生で毎日お薬を飲み
ひなた&小雨さんと一緒に走ることができない時間を過ごしていくよりも
今だけ少し頑張ってもらって、共に走ることができるようにしてあげたいと思い
外科的治療をお願いしようと思っています。

ただ、入院をしなければならないことがとても心配です…。
手術自体にというよりも、珊瑚さんの不安や怖さがストレスになってしまい
癲癇発作へと結びついてしまうんじゃないかということが心配でたまりません。
この手術の際に、乳腺腫瘍をどうするかということも考えなければなりません。
少しでも入院期間が短くなるようにお願いするつもりです。



少しの間、ドッグランの仲間と一緒に過ごすことはできなくなってしまいますが
また会えることを楽しみにしながら、珊瑚さんと一緒に乗り越えていこうと思います。


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一顧。

2013-09-18 00:05:14 | ●飼い主の独り言…。●
【一顧】→ちょっと振り返って見ること。また、ちょっと考えてみること。


今日は、飼い主の独り言です。
頭の中のゴチャゴチャを整理するためにメモのように綴っておりますので、
支離滅裂、乱文、ハイ??な部分が多々あるかと思いますが、お許しください<(_ _)>

いろいろ考えました、おバカなりに。
3コギさんのゴハンのこと、動物病院のこと、お薬のこと、予防接種のこと、
癲癇のこと、避妊手術のこと、3コギさんのこれからのこと。

動物病院に批判的な考えをお持ちだったり、間違った治療やお薬の過剰投与をする
獣医さんもいらっしゃったり、お薬や病院に頼りきってしまう飼い主さんもいらっしゃいます。
考え方も人それぞれで、全てを鵜呑みにしたり、信じきってしまったり、否定してしまったり…。
今はネットという便利なツールがあり、必要な情報も、必要ではない情報も
たくさん得ることができます。
そんな中で飼い主は、それらの情報を精査しながら『これはやってみよう』、『これは違うな』と
試行錯誤しながら、できることなら動物病院のお世話にならずにすむようにできたら
ワンコにとっても飼い主にとっても幸せなことかなって思います。

ワンコたちは、飼い主も動物病院も選ぶことはできません。
飼い主も自分なりに勉強をしなければ、生きれる命も短くなってしまったり
病気にさせてしまうこともあるんじゃないかなと思います。
病院や獣医さんを批判的に捉える方もいらっしゃるかと思いますが、
それでも、病院にお世話になって助かる命も繋がる命もあります。
人間も同じですが、お薬や予防接種も効果があれば、リスク(副作用など)があります。
使い方を誤れば命を落としてしまったり、後遺症が残ってしまったりすることもありますが、
獣医さんと飼い主がちゃんと知識をもち使えば、効果を得られることもあります。
珊瑚さんも今はお薬を飲まなければ、痛みに震え、歩くことが苦痛になってしまう状態ですが
今日のCT検査で原因を把握し、治療法、お薬のことなどをしっかりと話し合い
珊瑚さんにとって負担や苦痛なく、改善できる方法を模索していけたらと思っています。

珊瑚さんは避妊手術はしていません。
小雨さんの避妊手術をするかをずっと考えていましたが、どこも悪いわけでもなく、
子宮蓄膿症や子宮膿症などになってしまう可能性があると聞きますが、
人間もそれらを考慮して避妊手術をする人がいないように、ワンコも同じかなと思い
小雨さんの避妊手術はしないことにしました。
自然のままが一番かなと思ったわけです。

3コギさんたちのゴハンも、ドッグフードにばかり頼り過ぎずにいきたいですし
予防接種のリスクもしっかりと考え、決断していかなればいけないなと思っています。
えっと、 要は…いいところは実践していき、動物病院やお薬に頼りすぎずに
3コギさんたちが幸せであってほしいということです。



ああ、もう…偉そうなことばかり書いちゃって、ほんとスミマセン…(ー'`ー ; )
そんな葛藤があったっていう話でした。


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大方。

2013-09-16 00:00:39 | ○珊瑚さん○
先日の記事でも書かせていただいたのですが、先週の13日(金)、
珊瑚さんを診ていただくために、浜松のセカンドオピニオンへと行ってきました。
CT検査や脊椎造影検査の可能性があったので、絶食・絶水でした。
病院へ到着するのに新東名を走っても、2時間弱はかかってしまうので
車に乗ってまもなくすると珊瑚さんは震えだし、とても痛そうにしていましたが、
30分ほど経過すると落ち着いてくれました。

病院へは予約の時間より早く到着してしまいましたが、まもなく診ていただけました。
珊瑚さんのこれまでの様子や歩き方の様子などをお伝えし、触診のところで
『キャン!キャン!』と痛がる様子を見せました。
おそらく、『馬尾症候群』または『椎間板ヘルニア』である可能性が高いそうで
しっかりと診断するためには、CT検査またはMRI検査が必要になってくるそうで
検査の方法をどうするかのお話し合いをしました。

   【CT検査】                         【MRI検査】
CT検査はX線を利用した検査です。          MRI検査は磁気を利用した画像診断装置です。

  ●CT検査でわかること                  ●MRI検査でわかること
この検査は症状の進行度(グレード分類)を        椎間板ヘルニアだけではなく、
測るとともに、脊椎の圧迫が               脊髄炎、脊髄空洞症、脊髄梗塞、
どこにあるのかを推定します。              脊脊髄腫瘍、髄軟化症などが可能です。
                             
  ●CT検査でわからないこと                ● MRI検査でわからないこと
椎間板ヘルニアの他に骨の異状や、            脊椎(背骨)など骨の異常を検出することが
その他の腫瘍なども判断することが可能ですが、      困難です。
一部除外できないヘルニアに似た症状の          また、撮影範囲が限られるため、
病気がありますので注意が必要です。           狙った画像部位以外に存在する病変などは
                            検出できないことがあります。

  ●CT検査時間                        ●MRI検査時間
10分~15分                         30分~1時間

CT検査でお願いするか、MRI検査(島田市の動物病院)でお願いするか、とても迷いましたが
CT検査、脊椎造影検査でお願いすることにしました。
この日はCT検査を受ける患者さんが多く、お願いすることができなかったため
今週の18日に検査していただくことになりました。
この日に診断結果はでなかったため、珊瑚さんの治療法はまだ決まっていませんが
とにかく痛みを緩和してあげることが先なので、プレドニゾロンの注射をしていただき
次回の診察までに5種類のお薬を処方していただきました。

     
 (1)【トラマールカプセル】        (2)【プレビコックス】
1回1錠、一日2回服用。            1回1錠、一日1回服用。
鎮痛剤。                   非ステロイド系抗炎症鎮痛剤。 
軽度から中等度の痛みに適する非麻薬系の    変形性関節症に伴う慢性の疼痛及び
鎮痛薬で、慢性疼痛(非がん性慢性疼痛)に   炎症の緩和 。
適用します。
呼吸抑制などの副作用や身体的にも精神的にも
依存性が少ないとされています。
副作用で眠気が起きることがあるので、
メラトニンとの併用は控えます。

          
  (3)【ガスター錠】            (4)【スクラルファート内服液】             
1回1/2錠、一日1回服用。            1回5ml、一日2回服用。                   
胃酸分泌抑制。                 胃粘膜保護薬。                    


 (5)【プレドニゾロン】 
副腎皮質ホルモン、ステロイド。
1回2錠、一日1回。
抗炎症作用。
副作用は、肝障害、多飲多尿、多食、体重増加、
筋萎縮、胃潰瘍、創傷治癒遅延…など。
プレの服用は、【トラマール】の効果がなかったときのみ。
その場合は、(2)【プレビコックス(抗炎症剤)】の服用は止める。



珊瑚さん、病院を後にする頃には注射の効果が出始めたようで、表情も柔らかくなり
朝ゴハンもガッツガッツと食べてくれました。



これからは、小雪さん&カンナさんが愛用してきたカートが復活です。
まだまだカートに乗ることに慣れず、出たい!と前足をかけて出ようとしたり
緊張してしまったりと全く乗りこなせていませんが、
少しずつ慣れてくれることを願いながら、できることなら愛用せずに
すんでくれたらとも願いながら、過ごすことになりそうです。
珊瑚さん本人は、ずっと続いていた痛みが緩和されたせいか
ウロウロ、フラフラすることが戻り、飼い主~ズは心配でヒヤヒヤです。

診察後から三日が経過しましたが、【トラマールカプセル(鎮痛薬)】が効き
プレ(ステロイド)は飲まずにすんでいます。

先週から続いていた震えや呼吸の荒さ、挙動不審などの様子は、
今回の『馬尾症候群』または『椎間板ヘルニア』の疑いに加え、
やはり癲癇発作の前兆症状も合間に出ていたんだなと思いました。
発作がでるかもしれないと覚悟できていたので、冷静に対処することができました。
癲癇発作後の様子も翌日にはすっかり落ち着き、いつもの珊瑚さんに戻っています。



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到頭。

2013-09-14 00:11:08 | ●癲癇●
【到頭(とうとう)】→ついに。結局。


珊瑚さん、とうとう『癲癇発作』が出てしまいました…。
前回の発作から138日(約4ヶ月半)のところでした。
今までの癲癇発作の間隔は、以下の通りです。
   2012年 9月24日
      |    66日間(約2ヶ月)
      11月29日
      |    76日間(約2ヶ月半)
   2013年 2月13日
      |    74日間(約2ヶ月半)
       4月28日
      |    138日間(約4ヶ月半) 
       9月13日 

ここまでの長い期間、珊瑚さんに癲癇発作が出なかったことで
発作を起こしている時間が長くなってしまったり(10分以上)、
命に関わってしまう重積発作(意識が戻らないうちに次の発作を起こすこと)
起きてしまうのではないか…という不安と心配をずっと抱えていました。  

珊瑚さんの発作は13日(金)の午後9時過ぎに起きました。
発作の様子は、今までと同様に全般発作(全身けいれん=激しいけいれん)
強直性痙攣(がちがちに体が固まったような状態)でした。
意識障害と足や口を細かくガタガタと震わせたりする痙攣は、しっかりとストップウォッチで
計ったわけではありませんが、約1分~2分弱ほどだったかと思います。
以前の発作の時間は2分40秒ほどだったので、痙攣が長くならずにすみました。
発作期には、これも今まで同様に泡を吹いたり、大量の涎、失禁がありました。

そして発作期に、病院で処方されている『ダイアップ(座薬)→重積発作を抑える目的で使用。』を
ワセリンを塗ったゴム手袋を使い、入れました。



発作が治まってくると、珊瑚さんはフラフラと立ち上がりお水を飲みに行きました。
しかしこれを何度も繰り返し、トイレに行ったり、部屋中をウロウロ歩き回ったり
このような行動を1時間以上していました。



珊瑚さんのこの行動は、正常と思われる状態になるまでに時間がかかる場合があります。
もちろん数分で何事もなかったようにしている場合もありますし、
1時間以上ふらふらしていることもあります。
あるいは、長い場合には数日ボーッとしていたり、半日以上目が見えない状態になったり、
腰が抜けたような状態になったり、またそのままぐっすり寝てしまう場合などと
程度は様々です。

このままでは、先日の記事での痛みが出てきてしまう可能性が高いため
珊瑚さんにはメラトニンを飲んでもらい、ゆっくりと寝てもらうことにしました。



メラトニンはサプリメントなので、目に見えた効果を感じることは難しく
服用から1時間以上経過したところでようやく、ウトウトとし始めてくれました。

できることなら、この●癲癇●のカテゴリーの記事を増やしたくはなかったのですが
このまま次回の癲癇発作までの時間を延ばすこと、回数が減ってくれること、
発作期が短い時間になってくれることを諦めずに、また一から始めたいと思います。


昨日、セカンドオピニオンで珊瑚さんを診ていただきました。
そのことについては、次回の更新でお伝えしたいと思います。


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追記。

2013-09-12 00:00:17 | ○珊瑚さん○
珊瑚さんのその後の状況ですが、腰が下がり、後ろ足がヨタつく様子が出始め
状況にもよりますが『ヒャン!』と痛がるような様子を見せています。
1時間ほどの(一日3~4回ほど)癲癇発作の前兆症状と見られていた状態のときにも
意識はしっかりとあり、排便&排尿もいつも通りにでき、ゴハンもお水も自分の意志で
ちゃんと食べることもできます。



先日の記事で、珊瑚さんの様子がおかしいこと、癲癇発作の前兆症状ではないかと
書かせていただきましたが、いくつかの可能性(疑い)が出てきました。

その前に我が家では、動物病院を【ホームドクター】【セカンドオピニオン】
2つの病院で診ていただいています。

【ホームドクター】→病気になったり怪我をしたときなど、一番最初に相談する動物病院。
           かかりつけの動物病院。
【セカンドオピニオン】→病状や治療法について、ホームドクター以外の獣医師の意見を聞き、
             参考にすることです。

もちろん、この2つの動物病院の先生方は電話でのやり取りをその場でしていただき、
治療の方法、病歴、血液検査の結果、レントゲン、CT検査の結果などを共有しています。

日曜日(8日)からつづく珊瑚さんの状態や状況を、【ホームドクター】と
【セカンドオピニオン】の担当してくださっている先生に説明させていただき
お話を聞かせていただきました。

【ホームドクター】→状況からして、癲癇発作の前兆かもしれませんし、脳の問題(脳腫瘍など)、
          脊椎の問題の可能性もあります。
          ただ、これらを調べるためには、レントゲンでは診断できず
          CTやMRIなどの検査が必要になってくるかと思います。

【セカンドオピニオン】→珊瑚ちゃんの状態からして、いくつかの可能性(疑い)が考えられます。
            まず、癲癇発作の前兆症状は多種多様なので、可能性はあるかと思います。
            癲癇発作で考えられるのは、意識がしっかりとあることから『部分発作』です。
            『部分発作』→意識が残っていて体が動かない、体の部分的な
                  けいれんだけが起きている場合。

            次に、『症候性癲癇』など脳の問題(脳腫瘍など)が原因なのは可能性が低いと思います。
            『症候性癲癇』→脳の一部または全部に異常があったり、
                   内科疾患などの原因で起こる。

            そして、足腰の状態や痛みの大きさなどを踏まえると、『ヘルニア』または
            『馬尾(ばび)症候群』というものが考えられます。
            CTを撮る際に全身麻酔をかけますが、『癲癇』を抱えていても問題ありません。
            重度の癲癇を抱えている子には、その発作を止めるために麻酔を使うこともあります。
            心臓に重い疾患を抱えていない限り、後遺症などはほとんどありません。

『馬尾症候群』→脊椎は、頚椎・胸椎・腰椎・仙椎に分類され、
        各椎体は椎間板によって結合されています。
        椎体の中には脊柱管があり、この中を脊髄神経が通っています。
        脊髄神経の末端は、ちょうど馬のしっぽのように神経が細かく分かれており
        この部位を「馬尾神経」と呼びます。
        馬尾神経は、運動による負荷や不安定を受けやすい腰椎と
        仙椎の連結部付近にあります。また、神経が通る管が他より狭くなっている為、
        椎間板の突出などにより、馬尾神経が圧迫され、さまざまな神経障害を
        引き起こしやすいのです。
        たくさんの神経が集中している場所なので、細かく分類すれば
        障害を受けた神経により別の病名が付くこともありますが、
        これらの病気を総称して「馬尾症候群」と呼んでいます。


        <症状>
        後肢痛(運動後に悪化する傾向が強い)・後腰部の疼痛・後肢ハ行・筋萎縮・
        起立困難または不能・尿失禁・排便失調・後躯麻痺・尾麻痺・会陰部皮膚炎など
        軽度のものから重度のものまで様々です。
        臨床症状からは、関節疾患とくに股関節形成不全との区別が難しい場合があります。

        <診断>
        レントゲン撮影、脊髄造影における腰仙椎関節牽引時と背側屈曲時の写真、
        腰仙椎椎間板造影、硬膜外造影、CTスキャン、MRIなどにより確定診断します。
          
        <治療>

        疼痛や軽度のハ行など症状が比較的軽い場合は、運動制限や抗炎症剤の投与など、
        内科的療法により一時的に症状の緩和が見られます。

        内科的療法で改善が見られない場合、また疼痛が激しく神経障害が見られるような
        重度の場合は、外科的療法が適応されます。
        ★神経を圧迫している組織の切除(減圧療法)。
        ★神経孔狭窄により神経根に圧迫がある場合は、神経孔拡大術や部分的関節突起切除術。




珊瑚さんを付きっきりで見てきて、私もこの震えは癲癇発作の前兆症状ではなく
痛みからくる震えなんじゃないかと考えるようになりました。
今週は飼い主~ズ夫の休みが人事異動のため全く分からず、
セカンドオピニオンの予約をお願いすることができなかったのですが、
なんとか休みを取ることができたので、明日の朝一番で予約をお願いします。
我が家の担当は院長先生なので、予約が少しでも早い日が取れるといいのですが…。

★明日の金曜日、午前10:15に予約が取れました。


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前徴。

2013-09-10 00:15:19 | ●癲癇●
【前徴】→物事があらわれ、起ころうとするしらせ。前もってあらわれるしるし。


一昨日(日曜日)から珊瑚さんの様子がいつもと違い、今日も様子を見ています。
呼吸が荒くなったり、涎が出ていたり、小刻みに震えていたり、
挙動不審で狭い所に入りたがったりと、明らかに様子がおかしいのです。
食欲や元気はありますが、この症状が出ているときには動きたがりません。



以前にも記事に書かせていただきましたが、珊瑚さんは癲癇です。
この様子から、癲癇発作の前兆ではないかと思っています。

癲癇には前兆→発作→発作後の3つの段階があります。
前兆→てんかんの直前になると、いろんな徴候が見られます。
   例えば、そわそわしたり、鼻をならしたり、顔を振ったり、よだれを垂らしたり、
   そばから離れなかったり、うろうろしたり、物陰に隠れたり、等です。
   これらの徴候はほんの何秒で終わることもあれば、何日間も続く事があり、
   飼い主がそれに気づくとは限りません。

発作→発作の続く間、癲癇が起きています。
   その間は数秒から数分の間です。発作の間、倒れて、まるで何かを蹴るかのように、
   足をばたばたさせることがあるかもしれません。
   そのとき、よだれを垂らしたり、失禁をしたり、回りのものに
   無関心になることもあります。

発作後→発作のあった犬はいったい何が起きたのかわからなくて、
   困ったような表情をしたり、うろうろ歩き回ったりするかもしれません。
   そして、しばらくよだれが続いたり、あなたの呼びかけに反応しないかも知れません。
   あるいは逆に、飼い主に甘えてくるかもしれません。
   この期間は短いこともありますが、何日にもわたることもあります。

珊瑚さんに見られている癲癇発作前の前兆は、数時間おきに見られていて
昼夜関係なくこの症状は現れています。
前兆症状が出始めた一昨日の日曜日は4~5回、翌日月曜日は3回で、
1回の前兆症状が出ている時間は1時間前後です。



この前兆症状が出ている間、抱っこしたり、大きな声や音を出したりしないように
優しく声をかける、撫でる、見守ることしかできません。
珊瑚さんはワケもわからず、体に力が入り、呼吸も荒く、寝ることも自由にできず
症状が出たあとは疲れきって、とても苦しい状況です。
癲癇発作が出てしまうことも、この状態が続いても、どちらも負担が大きく
辛いことに変わりありません。
なんとかこのまま発作も出ず、前兆症状が治まってくれることを今は願うしかありません。


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