熊谷祇園囃子の鉦の音がまだ耳に残るこの週末、その祭りのルーツと言われる群馬県太田市世良田(旧:新田郡世良田村)に伝わる「世良田祇園祭」に行ってまいりました。
「
新田荘歴史資料館(前:東毛歴史資料館)」に車を停め、聞こえるお囃子に誘われて行くと今井区の屋台囃子。
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尾島文化財事務所前には大門屋台。この日のお天気予報は祭りの開始に合わせたかのように大雨洪水警報。そのため屋台はシートで覆われています。
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そして世良田八坂神社の参道へ。両部鳥居がいい雰囲気ですね。参道入口に向かって露店が並んでいました。
神社前には、最も古いと屋台といわれる「新町屋台」。
八坂神社由緒
当社の創建は、「上野国新田祇園牛頭天王縁起」によると貞観十一巳丑年(八六九)に京都の守護のため八坂の郷に奉斎し、東国厄病流行して、「上野新田の辺に社を造らば鎮めるべし」と貞観十八丙申年に京都の八坂神社から当社に鎮め奉りました。新田家代々の崇敬社でもあり、織田信長も崇敬し家臣の滝川一益に命じ社殿の修造をいたしました。
当社の祭礼「世良田祇園祭」は関東三大祭りと言われ、永禄日記[長楽寺蔵]に永禄八年(一五六五年)「天王祭(祇園祭)ヲイタス」とあります。
世良田の曳き屋台は八台・客屋台三台で、現在八台が世良田祇園祭で運行いたしております。
厄除守護の獅子も屋台に乗り渡御に出ます。
御朱印をいただきました。
参道入口に置かれた「御仮屋」。
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と、雨粒が落ちてきたと思うと‥‥予報どおり(?)のゲリラ豪雨に飲み込まれた世良田のおぎょん。大門区さんのお旅所に避難させていただきました。ほぼ1時間にわたる豪雨の末、周辺は雨水が溜まり、残念ながら世良田運動公園までの屋台巡行は中止となってしまいました。
そんな中、八坂神社境内では現在は伊勢崎市に別れてしまった旧境町の女塚祭礼囃子の奉納居囃子が行われていました。
長い歴史を持つ「世良田のおぎょん」。今年はお天気に恵まれませんでしたがまた来年、大型屋台8台揃っての巡行を楽しみにしたいと思います。
もちろん「八坂アメ」。疫病除の御利益を甘~くいただきました。