When words leave off music begins.
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Vitali Chaconne [Arthur Grumiaux]
熊野神社 御由緒
通称 「おくまんさま」
当社は開運・縁結びの神として、信仰されています。
御祭神 御祭神は熊野大神で伊弉冉尊、事解之男尊、速玉之男尊の御三神です。伊弉諾尊、伊弉冉尊は、一番最初に出てくる夫婦の神様です。多くの国生みをなされたほか、天照大神、須佐之男命など多くの神々の御親神でもあり、あらゆる命を生み出す御神徳の高い神として人々に敬われています。
御社紋 三本の足を持つ「八咫烏(やたがらす)」で、熊野大神のお使いです。烏は夜明けを呼ぶ鳥、太陽を招く鳥といわれ、人生の闇に悩む人々を明るい希望の世界に導く霊鳥として広く信仰されています。
御由緒 当社は、天正十八年(千五百九十年)蓮馨寺二世然誉文応僧正が紀州熊野より勧請したことに始まり、正徳三年(千七百十三年)社殿を改築し鳥居を石造りとしました。現在ある二の鳥居がそれです。
御例祭日 春季例大祭 四月十五日
秋季例祭 十月十五日
この社殿は、もと寛永14年(1637)三代将軍徳川家光が江戸城二ノ丸に内宮として建立した東照宮(の一部)であった。ところが江戸城内にはすでに紅葉山に東照宮が建っており、やがて二ノ丸の東照宮は紅葉山の方に合祀されたため、空宮となった。その宮を松平伊豆守信綱が川越に拝領し、明暦2年(1656)川越城内に移築した。旧東照宮本殿は三芳野神社の本殿に用いられ、同拝殿は三芳野神社の外宮として城内東南の隅に配置された。
(中略)
ところが明治5年(1872)、川越城が廃城となった際、この外宮は氏子喜多町の手で氷川神社境内に移され、旧来あった牛頭天王社(明治2年すでに八坂神社と改称されていた)を内陣に納めて、新たなる八坂神社(祇園社)とした。これが今の社殿である。
(Resource:さいたま文庫67 川越氷川神社)