今週、私の面倒を見てくれているタイ人先生は学校の仕事を言いつけられ、授業どころではない忙しさだった。資料作りやら何やらで前週から大忙しの様子が見てとれた。そこで無謀にも自らヘルプを申し出てしまい…(*'▽') ひとりで授業を受け持つことになった!! 着任から3か月…ついにその日が、来た…
当日の時間割は、1・2時間目(2コマ続き・1コマは50分)が高校2年生(29人)、7・8時間目が中学2年生(25人)、9時間目日本語クラブ(中1~高3までの選択必修クラブ、約40人)。週の中でも忙しい曜日だ。
9時間目の日本語クラブは、もともと毎週活動内容は任されているので計画通り『新聞紙遊び』とした。何しろ今月だけ奮発して新聞購読しているもので(4年に一度のオリンピックを楽しみたくて…(^^)v ひと月2000バーツ=約6000円だったけど(*_*; )生徒に日本の新聞を見てもらおうと考えたわけ。かぶとと角香箱と紙飛行機を作った。まずまず、楽しんでもらえた様子…(#^.^#)
で、授業である。まずご紹介したいのは、タイの時間割には休み時間が加味されて無い…ということ。1時間目【8:00~8:50】、2時間目【8:50~9:40】、3時間目【9:40~10:30】…最後は9時間目【14:40~15:30】となっている。この時間割が意味することは…要するに、「時間通りに授業は始まらない」ということ。前の時間が終わると生徒は次の教室へ大移動となる。(因みに全校生徒は1600人!!)先生だって次の時間に向け多少の時間は必要だ。なのに…なのに…授業が始まる時間と終わる時間が同じ…ま・さ・に『マイペンライ』でしょ。(笑)毎時間、アバウトに…なんとな~くブザー(授業の終了と開始を告げる?)が鳴って、それなりに各先生が授業を終わらせ、それからしばらく経った辺りで次の授業が始まるわけ。(笑)したがって、2コマ続きの授業といっても正味85分~90分…というわけ。(笑)っつ~か、2コマ続きくらいでないと授業にならない感じ((+_+))
1・2時間目の高校2年生の授業は、メインは新しい課の新出漢字。パワーポイントと水習字で解説。(因みに今回教えたのは「兄・弟・姉・妹・目・才・耳・口・足・形・手」という漢字)。7・8時間目の中学2年生は「きょうだいはいますか?」「はい。あにがいます」「いいえ。ひとりっこです」の構文。いろいろ余計な話しを交えつつ…(偶然にもどちらも兄弟の話だったので、我が家の三兄弟の写真を持って行ったり…家族構成のイラストを描いたカードを作ったり…)進める準備はしていまたが、90分はもたないだろうな~と予想はしていました。
そこで時間を埋めるために考えたのが『アルプス一万尺』の手遊び!!「せっせっせ~の、よいよいよい」で始まる…あれです。これは女の子たちにはだいぶ受け入れてもらえた様子でした。私自身もほとんど40年以上ぶりかもしれないような手遊びではありましたが、YouTubeで見て確認し、少し練習したらタイムスリップしたかのように手が動き始めました。
日本文化紹介をするとき、何をとりあげるか頭を悩ますことも多いですが…意外と「昭和の遊び」がうけるような…???
「ひとりで授業」…なんとか任務完了しました!