学びタイ!伝えタイ! 真里ねぇのタイ冒険!!

日本語パートナーズでタイに行きます。現地での様子を伝えます。

ひとりで授業…の巻

2016-08-27 18:32:34 | 日記

今週、私の面倒を見てくれているタイ人先生は学校の仕事を言いつけられ、授業どころではない忙しさだった。資料作りやら何やらで前週から大忙しの様子が見てとれた。そこで無謀にも自らヘルプを申し出てしまい…(*'▽') ひとりで授業を受け持つことになった!! 着任から3か月…ついにその日が、来た…

当日の時間割は、1・2時間目(2コマ続き・1コマは50分)が高校2年生(29人)、7・8時間目が中学2年生(25人)、9時間目日本語クラブ(中1~高3までの選択必修クラブ、約40人)。週の中でも忙しい曜日だ。

9時間目の日本語クラブは、もともと毎週活動内容は任されているので計画通り『新聞紙遊び』とした。何しろ今月だけ奮発して新聞購読しているもので(4年に一度のオリンピックを楽しみたくて…(^^)v ひと月2000バーツ=約6000円だったけど(*_*; )生徒に日本の新聞を見てもらおうと考えたわけ。かぶとと角香箱と紙飛行機を作った。まずまず、楽しんでもらえた様子…(#^.^#)

で、授業である。まずご紹介したいのは、タイの時間割には休み時間が加味されて無い…ということ。1時間目【8:00~8:50】、2時間目【8:50~9:40】、3時間目【9:40~10:30】…最後は9時間目【14:40~15:30】となっている。この時間割が意味することは…要するに、「時間通りに授業は始まらない」ということ。前の時間が終わると生徒は次の教室へ大移動となる。(因みに全校生徒は1600人!!)先生だって次の時間に向け多少の時間は必要だ。なのに…なのに…授業が始まる時間と終わる時間が同じ…ま・さ・に『マイペンライ』でしょ。(笑)毎時間、アバウトに…なんとな~くブザー(授業の終了と開始を告げる?)が鳴って、それなりに各先生が授業を終わらせ、それからしばらく経った辺りで次の授業が始まるわけ。(笑)したがって、2コマ続きの授業といっても正味85分~90分…というわけ。(笑)っつ~か、2コマ続きくらいでないと授業にならない感じ((+_+))

1・2時間目の高校2年生の授業は、メインは新しい課の新出漢字。パワーポイントと水習字で解説。(因みに今回教えたのは「兄・弟・姉・妹・目・才・耳・口・足・形・手」という漢字)。7・8時間目の中学2年生は「きょうだいはいますか?」「はい。あにがいます」「いいえ。ひとりっこです」の構文。いろいろ余計な話しを交えつつ…(偶然にもどちらも兄弟の話だったので、我が家の三兄弟の写真を持って行ったり…家族構成のイラストを描いたカードを作ったり…)進める準備はしていまたが、90分はもたないだろうな~と予想はしていました。

そこで時間を埋めるために考えたのが『アルプス一万尺』の手遊び!!「せっせっせ~の、よいよいよい」で始まる…あれです。これは女の子たちにはだいぶ受け入れてもらえた様子でした。私自身もほとんど40年以上ぶりかもしれないような手遊びではありましたが、YouTubeで見て確認し、少し練習したらタイムスリップしたかのように手が動き始めました。

日本文化紹介をするとき、何をとりあげるか頭を悩ますことも多いですが…意外と「昭和の遊び」がうけるような…???

「ひとりで授業」…なんとか任務完了しました!

 


コン・ディアオ

2016-08-20 13:57:27 | 日記

この3週間、日本から複数の友人や家族が来泰し、おかげさまで楽しい日々を過ごしていました。

タイに来て三カ月、久しぶりの『一人暮らし』を満喫してはいるものの…外国での一人暮らしはなにかと不便や不安が伴います。仕事先にいてもある種の緊張感はあるし…なにより高~い言葉の壁があるもので仲間作りにも限界は感じます。ホームシックにかかったことは一度もないです。たぶん…。少なくとも「日本に帰りたくて泣いた…」などということは全くないです。でも、いろいろな場面で『独りぼっち』を感じます。

『独りぼっち』…タイ語で『コン・ディアオ』といいます。人と人が密に関係しあっているタイでは『コン・ディアオ』という言葉はまさに日本で言われるところの『ボッチ』のニュアンスのような気がします。(気がするだけです…。ニュアンスを解読できるほどタイ語ができるわけではないので^^;) 

例えば、タイ人の先生たちと一緒にいても何を話しているか全然分からない。時々日本語訳してくれたり、英語で話してくれたりはするけれど…大部分は一緒にいるだけ。そこにいるだけ…いさせてもらっている私の存在…コン・ディアオ。例えば、タクシーやtuk-tukに乗るとき、必ず外国人料金をふっかけられます。片言のタイ語で交渉始めると観光客料金からは多少割引してくれるけど、絶対にタイ人料金にはしてもらえません…コン・ディアオ。タイ人なら子供でも知っているような立ち居振舞い(お寺での作法とかちょっとした生活場面での動き方)も分からない。外国人丸出しになっちゃう恥ずかしさ…コン・ディアオ。 ん~、でももしかするとこういう体験は『独りぼっち』というより『異国で外国人として生活する』…っていう孤独感なのかもしれないな~。

…まあ、ともかく。そんな感じなので、日本からプライベートの訪問者があって時間を共有できることは格別なことに思えます。まず、日本語を思う存分話せること!言いたいこと全部表現できるでしょ、日本語なら(^^)v 更に、日本人としてのお互いの常識が同じだから、同じ目線で物事を見ることができるでしょ。同じスタートラインから物を見て、価値観を共有できることほどラクちんなことはありません! 金銭的な話題を日本円ベースで話せることも嬉しいことだったりします。物の値段ってとらえ方が難しいです。タイの物価が安いのか…日本の物価が高いのか…微妙ではあるのですが、少なくとも同じ金銭感覚を持っている人といると気を遣わなくて済むことは確かです。 その他、ちょっとした生活の不便さの愚痴をこぼせることもしかり。異国で生活しているのだから日本と違うことがあっても当たり前なのだけど、ただ黙ってこの国に合わせることしかできないより、「日本ならこうじゃないよね~」「ほんとだね~」って言い合えるだけでストレスをためなくて済むわけです。

日本からの訪問者(二人はお客様で二人は息子とその友達)とともに過ごした日々…。最終的に息子とその友人が帰国した後は、さすがに寂しくなっちゃうのではないかと自分なりに心配していました。…が、意外にもそうでもなくまた元の生活に戻っています。部屋を掃除して、家具を元に戻し、ここから恐ろしい孤独感に襲われたらどうしようかと思いましたが…鈍感なのかな~(*'▽') 学校が忙しいのはありがたいことですね。やることなかったら辛いと思います…。任されている仕事が何もない状態で生活するのは孤独感が募りますよね。

私は基本的に『コン・ディアオ』はキライではありません。もともと、右にならえ!って何も考えず他の人と同じことしなきゃいけない場面は苦手な方でした。打たれないギリギリの線で多少なりとも頭を出しておきたいクイ…のような人生だったような気がします。(でも、気づかぬうちに出すぎていて上から思いっきり打たれる失敗もしばしばありましたが^^; )だから、この日本語パートナーズのプロジェクトで10か月間、全くしがらみのない世界で生活することに魅力を感じたのかも…

タイでの生活にもだいぶ慣れて来た今日この頃。誰でも通る腹痛の関所を越え、これからあと7カ月。どんな心境の変化が起こるのか…起こらないのか…?タイでの『コン・ディアオ』から得るものはあるんですかね?まだまだこれから…です!(^^)!

 


新出語彙「せいりよう…」

2016-08-09 17:37:49 | 日記

最近の授業中に起きたカルチャーショックをひとつご紹介します。

私が赴任している中高一貫校では、中学2年生から高校3年生まで各学年1クラスが日本語を勉強しています。高校生は1クラス40人程度で、週6コマですからかなり本気モードの授業です。でも中学生は中2が25人、中3が14人と人数も小ぶりで、なおかつ週2コマですから、会話の基礎と文化紹介を楽しく学ぶ内容となっています。

 

それは、ある日の中2の授業でした。学習する構文は「これは何ですか?」「それは○○です。」と、「「これは○○ですか?」「はい、そうです。」「いいえ、○○ではありません。△△です。」という内容です。担当のT先生(23歳、男性)は、生徒たちにプリントを用意しています。構文の○○の部分にいろいろな単語を入れて練習ができるよう身の回りの品がリストアップされています。『鉛筆』『消しゴム』『ノート』…これらの単語を使って、生徒はペアになって、身近で今持っているものを指さしながら会話練習をするわけです。そこまでは普通です。良い授業です!

で、プリント2枚目はもう少し単語の幅が広がります。『スプーン』『ベビーパウダー』『くつした』…ここで、驚きました! 実は、T先生は生徒に配布するプリントに、私のために事前に日本語で仮名をふってくれているのですが(…それが平仮名なもので一見で気づかなかったのですが…)『せいりようナプキン』(;゚Д゚) とあるのを発見。…ん?漢字にすると『生理用ナプキン』??? 新出語彙『せいりようナプキン』???  まず、ご理解いただきたいのは、このプリントは23歳の独身の男性先生が作ったプリントである…ということです。おまけにパワーポイント、写真紹介あり‼ 次に、分かって欲しいのは、日本語授業でアシスタントをしている私には新出語彙については手本を読んで、生徒にリピートさせる…という重大任務がある、ということです。『せいりようナプキン』の音読手本…読むの?? 

  

…というわけで、読みました。『フォーク』『コップ』『ハンカチ』そして、私、大きくはっきりとした音読手本『せいりようナプキン!』…生徒リピート『せいりようナプキン』。かなりシュール (*'▽') 生徒たちの反応は…ちょっとほんの一瞬だけ「ふふふ…」という息がこぼれましたが、それだけのことでした。普通に『せいりようナプキン』と、二回リピートして普通に次の単語に行きました。次の単語は『リボン☆彡』 私が考えすぎ…だったのでしょうか?

でも考えてみればこの単語は、女の子が知っておくべき大切な単語ですよね。将来、日本に旅行に行ったとき必要となるかもしれない単語…とも言えるかもしれません。だから…きっとこれでいいんです!日本では考えられないけれど…。正しいんですよ! この授業で私が一瞬思い出したのは、若いころアメリカに行ったとき、英語で『生理』を何というか分からず辞書を引いたことがあったな…ということです。そう。生活に密着した知っておくべき単語…じゃあ、ありませんか('ω')ノ

でも…音読練習にはチト抵抗ありましたけど…。

因みに、ウチは女子高です。  ほっ…

 

 

 


とうとう腹痛…トホホ (~_~メ)

2016-08-03 11:48:35 | 日記

油断をしてました。とうとうお腹が壊れました。ほんとうにつらい目にあいました。

日曜日は午前中タイ語レッスンがあり出かけただけで、後は帰宅しゆっくり家事仕事をしていました。水曜日には大学生の三男が友だち連れてこちらに来ることになっていたので、それなりに準備をしていたわけです。したがって三食、家で食べました。…といっても、お昼はカップラ(トムヤム味☆彡)でしたが…。どうも夕飯の料理が悪かったらしく就寝後0時過ぎ頃から激しい腹痛が始まりました。お腹ゴロゴロ…という感じとは違うんですよね。いわゆる腹痛。動けないほどの。。。トイレにかけこめれば、まだ楽だったかもしれません。これまで体験したことないパターンに不安がつのります。吐き気…も、あるようなないような。何しろ、腹痛がひどいのでそこまで気が回らないのです。ほんの少し腹痛がおさまったところでトイレにいってみたら(でも何故かまだ、ゴロゴロではない)そこから、立てなくなりました…。どれほどそこに座っていたことでしょう…。で、それが多少おさまるとベッドに横になり腹痛とたたかい、それが多少おさまるとトイレにかけこみ…の繰り返し。最後までおう吐にはいたりませんでしたが、ほとんど寝ることはできないまま朝を迎えました。

試験明けの月曜日、通常授業…でも、これでは全く無理と判断。(迷いなく、いつものように登校するのは無理と判断!)それでも「寝ていないなのでとりあえず昼まで寝てから様子をみたい」と担当先生に伝え、眠りに入ろうと思いましたが…今度は寒気 >゜))彡 タイなのに…窓も開けてない、エアコンも入れていないのに…長袖の服も持っていないのに…寒くて寒くて。重ね着して過ごした後は…。来ました。お決まりの発熱。39.9度まであがりました。体中痛くてインフルエンザかと思ったくらいです。

…で、これは完全にヤバい状態だと自分で判断。(迷いなく)学校の先生に連絡して病院に連れて行ってもらいました。タイの病院がどうだったか…。…なんて、観察している場合じゃなかったよ~ (--〆) 思いのほかすいていたのは幸いだったかな。歩くことさえ大変な状態でした。 病院の受付で問診を受けているときに、タイ人先生が「ウンコは水ですか?」と通訳してくれたことを覚えています。『そんな日本語も知っていたのね…?』と妙に尊敬の念がわきました。

そして、2日間寝て過ごし…3日目から登校。この日に、三男がおかゆや雑炊のレトルトをいっぱい持って、やって来てくれました。復帰初日とはいえ学校はいつものように忙しく、放課後、三男との待ち合わせ等々あって…自分でも心配だったのですが、なぜかすっかり元気になった模様。薬のおかげですよね、間違いなく。タイの薬…スゴイ!日本の薬より粒が大きくて、飲みこむのがちょっと大変なんです。効き目も強そうな気がする…。だから、身体が辛くて、全く食欲がないときも、なんとかすこ~し食べ物をお腹に入れてから薬を飲みました。意外に、そういうことが功を奏するのかもしれない…。

こんな時のために持って来ていた…保温効果でおじやができるお弁当箱。図らずも早めに日の目を見ることに… でも、本当につらいときはこんなこともできやしないからね (;゚Д゚)

   

で、食中毒ですが…何にあたったのか…。正直、不明です。よりによって三食とも家で食べた日の出来事だたので自分自身ショックでもあります。前日の夕飯のメニューは、乾麺の冷たいお蕎麦と野菜炒めでした。もしかしたら…?とおもいあたるのは、お蕎麦。水道の水を使って茹でて、水道の水で粗熱をとり、ミネラルウォーターで最後ゆすぎはしましたが…今思うとザツでした。た~ぶ~ん、『水』かな? …だとしても、そうでないとしても、自分のせいです。間違いなく (-ω-)/

(奇しくも、以前ブログで書いてる…『ミネラル使って麺を冷ますなんて太っ腹』…だって。その頃は迷いながらも、もう少し慎重に最後のゆすぎをしてました…)

とにもかくにも、大きな学びをさせてもらいました。

タイミングよく日本から届いた緊急物資は、次回に…。いえいえ、嗜好品として味わいます。とはいえ、念のため多少はストックしておきます。